MNO
別名:移動体通信事業者,モバイルネットワークオペレータ
MNOとは、移動体通信を行う回線網を自社で持ち、通信サービスを提供する通信事業者のことである。
MNOは、総務省の「MNVOに係る電気通信事業法及び電波法の適用関係に関するガイドライン」において次のように定義されている。「移動通信サービスを提供する電気通信事業を営む者であって、当該移動通信サービスに係る無線局を自ら開設又は運用している者と定義する」。
「MNO」の呼び名は、MVNO(仮想移動体通信事業者)、MVNE(仮想移動体通信サービス提供者)などと共に用いられることが多い。MVNOはMNOから通信網を借り受けて通信サービスを提供する事業者を指し、MVNEは他社のMVNO参入を支援する業務を行う事業者を指す。また、一般的な呼び名として「携帯電話会社」や「通信キャリア」といった呼称が用いられることも多い。
国内の主なMNOとしては、NTTドコモ、KDDI(および沖縄セルラー)、ソフトバンクモバイル、イー・モバイル、ウィルコム、UQコミュニケーションズなどがある。このうちウィルコムはPHS、UQコミュニケーションズはモバイルWiMAXの設備を持つMNOである。
参照リンク
「MVNOに係る電気通信事業法及び電波法の適用関係に関するガイドライン」の再改定 - (総務省 報道資料 2008年5月19日)
移動体通信事業者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/19 07:39 UTC 版)
移動体通信事業者(いどうたいつうしんじぎょうしゃ、英語: Mobile Network Operator, MNO、モバイル・ネットワーク・オペレーター)とは、携帯電話やPHS等の物理的な移動体回線網を自社で保有し、直接自社ブランドで通信サービスを提供する事業者である。「音声やデータを運ぶ」というところから通信キャリア(または単にキャリア)や携帯電話回線事業者(または単に回線事業者)と呼ばれることもある。
- ^ MVNOに係る電気通信事業法及び電波法の適用関係に関するガイドライン (PDF) - 総務省
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