スラーヤ
スラーヤ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/03 18:50 UTC 版)
スラーヤ (Thuraya) は、アラブ首長国連邦の所有する人工衛星を利用したもので、サービス提供エリアはヨーロッパ・北アフリカ・中東およびインドなどの南アジアである。 2000年(平成12年)10月に1号、2003年(平成15年)6月に2号が東経44度に軌道投入されたほか、2008年(平成20年)には3機目の衛星を軌道に乗せ、東南アジア・東アジアでも提供開始された。 日本では、電波法により使用が認められていなかったが、2012年12月14日付けで日本デジコムとソフトバンクモバイル(現・ソフトバンク)が、総務省から無線局免許状を取得した。これにより、日本でもスラーヤ端末の利用が可能となった。ただし使用している電波の周波数帯が電波天文学観測所で観測で使用している周波数に近く、天文観測に影響を与える可能性があることから、北関東・新潟・長野・山梨・福島の一部地域では、災害時などを除いて使用制限がかかっている。 主な端末機音声通信と伴に、9600bpsのデータ通信・ショートメッセージングサービスの可能な900MHz GSM携帯電話とのデュアルバンド機。
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