サイバー大学とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 建物・施設 > 施設 > 教育施設 > 日本の大学 > サイバー大学の意味・解説 

サイバー‐だいがく【サイバー大学】

読み方:さいばーだいがく

福岡市本部のある私立大学平成19年2007)の開設日本初の株式会社立の大学


サイバー大学

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/08 14:30 UTC 版)

ソフトバンクグループ > サイバー大学
サイバー大学
福岡キャンパス(2008年12月)
大学設置/創立 2007年
学校種別 株式会社立
設置者 株式会社サイバー大学
本部所在地 福岡県福岡市東区香椎照葉三丁目2番1号 シーマークビル3階
北緯33度39分46.1秒 東経130度25分20.58秒 / 北緯33.662806度 東経130.4223833度 / 33.662806; 130.4223833座標: 北緯33度39分46.1秒 東経130度25分20.58秒 / 北緯33.662806度 東経130.4223833度 / 33.662806; 130.4223833
キャンパス 福岡キャンパス(福岡県福岡市)
東京オフィス(東京都港区
学部 IT総合学部
ウェブサイト www.cyber-u.ac.jp
テンプレートを表示

サイバー大学(サイバーだいがく、英語: Cyber University)は、通学を一切必要としない日本の通信制大学。(株式会社立大学

概観

大学全体

ソフトバンクグループ傘下の株式会社サイバー大学が運営する株式会社立通信制大学。福岡市の構造改革特区を活用し、2006年度に文部科学省によって認可を受け、2007年4月に開学した[1]。全課程をインターネット上で完結するフルオンライン大学であり、一切の通学を必要としないため日本全国のほか海外からも、大学卒業資格(学士号)の取得をめざすことができる。(EU一般データ保護規則(GDPR)対象国からの受講は対象外)

学部は「IT総合学部」のみを設置し、ITとビジネスの基礎から応用までを体系的に学べるカリキュラムを提供する。授業はすべてオンデマンドで受講でき、講義、課題提出、試験、学生や教職員とのコミュニケーションにいたるまで、すべてを独自開発のeラーニングプラットフォーム「Cloud Campus(クラウドキャンパス)」上で行っている。

基本的な目標

メディアを利用して行う通信教育により多様な学習者に学修機会を提供し、 学術的専門的知識とともに幅広い教養を備え、社会の形成者として有能な人材を育成することを目的とするとともに、 経済・科学技術・文化の発展に貢献することを使命とする[2]

教育および研究

ソフトバンクグループの通信制大学であり、現在は「IT総合学部」のみ設置されている。
大きな特長は、インターネット環境があれば「いつでも・どこでも」授業を受けられることである。このため、入学から卒業まで通学が不要であり、独自開発したeラーニングプラットフォーム「Cloud Campus」を利用し、講義はもちろん、期末試験までフルオンラインで受けることができる[3]
「Cloud Campus」は2017年に「第2回IMS Japan賞」において最優秀賞を受賞し[4]、IMS Global Learning Consortiumが策定する学習ツール相互運用の国際標準、Learning Tool Interoperabilityのツールプロバイダーとして認証を取得した[5]

基礎データ

所在地

象徴

サイバー大学のロゴヒエログリフを元にしており、「学校神殿王宮」を意味する文字と「聖なる、精霊」を意味する文字を組み合わせている[6]

教育および研究

組織

学部

IT総合学部
  • IT総合学科
日本では2007年(平成19年)にサイバー大学に初めて設置された学部である。情報学と共通する部分もあるが違いがある。情報学は情報(information)に関する総合的な学問領域に焦点があてられているのに対し、IT総合学のITはInformation TechnologyでありIT分野の総合的な知識を専門的に学ぶ一学問で絞られている。
世界遺産学部(2010年4月入学で募集停止)[7]
  • 世界遺産学科

附属機関

  • 学生サポートセンター
  • 図書館
  • 学習室

施設

キャンパス

福岡キャンパス

北緯33度39分46秒 東経130度25分20.1秒

東京オフィス

北緯35度41分58.5秒 東経139度43分49.4秒

対外関係

脚注

注釈

  1. ^ 教室とは、学生同士の勉強会や科目外授業、特別講義などに使用されるものである。

出典

  1. ^ どのような大学ですか?”. サイバー大学. 2023年10月2日閲覧。
  2. ^ 大学紹介”. サイバー大学. 2023年10月2日閲覧。
  3. ^ サイバー大学の特長”. サイバー大学. 2023年10月2日閲覧。
  4. ^ 「Cloud Campus」が「第2回IMS Japan賞」で最優秀賞を受賞』(プレスリリース)サイバー大学、2017年10月25日https://www.cyber-u.ac.jp/information/001155-2.html2023年10月2日閲覧 
  5. ^ 『[https://www.cyber-u.ac.jp/information/000974-2.html 「Cloud Campus」が学習ツール相互運用(LTI®)のツールプロバイダーとしてIMS Globalの認証を取得 ~世界中の学習管理システムへ学習コンテンツやツールの提供が容易に~]』(プレスリリース)サイバー大学、2017年10月17日https://www.cyber-u.ac.jp/information/000974-2.html2023年10月2日閲覧 
  6. ^ 大学のアイデンティティ”. サイバー大学. 2006年11月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。 Template:Cite webの呼び出しエラー:引数 accessdate は必須です。
  7. ^ サイバー大、不人気で世界遺産学部を廃止へ」『YOMIURI ONLINE読売新聞東京本社、2010年5月21日。2010年5月21日閲覧。
  8. ^ 河原学園×サイバー大学 教育連携協定調印式が行われました”. 学校法人河原学園 (2014年12月3日). 2018年4月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年4月22日閲覧。
  9. ^ 千葉工業大学とサイバー大学が『単位互換協定』を締結』(プレスリリース)サイバー大学、2014年8月21日https://www.cyber-u.ac.jp/information/000364-2.html2019年10月4日閲覧 
  10. ^ 東京大学(大学総合教育研究センター)とサイバー大学が eラーニング活用に関する共同研究契約を締結』(プレスリリース)サイバー大学、2016年5月18日https://www.cyber-u.ac.jp/information/000702-2.html2019年10月4日閲覧 
  11. ^ 帝京平成大学とサイバー大学が『単位互換協定』を締結』(プレスリリース)サイバー大学、2018年2月28日https://www.cyber-u.ac.jp/information/001183-2.html2019年10月4日閲覧 
  12. ^ 国立大学初、佐賀大学がサイバー大学のeラーニング科目を導入』(プレスリリース)サイバー大学、2018年4月2日https://www.cyber-u.ac.jp/information/001187-2.html2019年10月4日閲覧 
  13. ^ 韓国の漢陽サイバー大学とサイバー大学が教育研究連携の覚書(MOU)を締結』(プレスリリース)サイバー大学、2017年2月6日https://www.cyber-u.ac.jp/information/000882-2.html2019年10月4日閲覧 
  14. ^ サイバー大学 プレスリリース 漢陽サイバー大学とサイバー大学が、『単位互換協定』を締結」』(プレスリリース)2019年2月7日https://www.cyber-u.ac.jp/information/001390-2.html2019年10月4日閲覧 

関連項目

外部リンク




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「サイバー大学」の関連用語

サイバー大学のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



サイバー大学のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのサイバー大学 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS