サイバー人間の復讐とは? わかりやすく解説

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サイバー人間の復讐

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/15 14:54 UTC 版)

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サイバー人間の復讐
Revenge of the Cybermen
ドクター・フー』のエピソード
話数 シーズン12
第5話
監督 マイケル・E・ブラント
脚本 ゲリー・デイヴィス
ロバート・ホームズ
制作 フィリップ・ヒンチクリフ
初放送日 1975年4月15日 - 5月10日
1989年9月13日 - 9月27日[1]
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ドクター・フーのエピソード一覧

サイバー人間の復讐」(サイバーにんげんのふくしゅう、原題: Revenge of the Cybermen)は、イギリスのSFテレビドラマシリーズ『ドクター・フー』シーズン12の最後のストーリーである。1968年の The Invasion 以降では初めてサイバーマンが登場した。

イギリスではBBC One1975年4月19日から5月10日にかけて放送された。日本では株式会社ポニーキャニオン1986年に「サイバーマンの逆襲」という邦題で日本語字幕付きでVHSを発売した[2]。後に1989年9月13日から9月27日までNHK BS2衛星こども劇場枠で放送されており、その際に邦題が「サイバー人間の復讐」に変更された[1]

舞台は宇宙ステーションナーヴァと金の惑星ヴォガで、「宇宙の箱舟」の数千年前である。ヴォガの金がサイバーマンには致命的であったため、彼らが惑星の破壊を計画した。

制作

ゲリー・デイヴィスが当初の脚本 Return of the Cybermen を執筆し、ロバート・ホームズがこれを書き直してヴォガの要素を加え、タイトルに Revenge をつけた[3]。プロデューサーのフィリップ・ヒンチクリフはこの番組では新参であったため、このストーリーは彼の前任者バリー・レッツから委託されることとなった。レッツとホームズは新しいドクター(4代目ドクター)をどう動かせばよいか悩み、最初のシーズンにはダーレクサイバーマンといった親しみのある有名なモンスターを使うのが安全だと考えた。ゲリー・デイヴィスは4代目ドクターの性格を2代目ドクターのパトリック・トラウトンのように慎重だと考えていたため、それが4代目ドクターのトム・ベイカーの描写と一致せず、ベイカーのスタイルを含むよう脚本の書き直しが必要となった。また、デイヴィスはストーリーのタイトルに不満を抱いていた[4]

惑星ヴォガのロケ地に使われたウーキー・ホール

本作はコスト削減も兼ねて「宇宙の箱舟」と同じセットで撮影されたほか、ウーキー・ホールも使用された。「宇宙の箱舟」の直後の制作ブロックで撮影されたため、放送シークエンスから制作コードが抜け落ちている。ウーキー・ホールでの撮影は事故が続いて難航し、制作チームからは呪いとも呼ばれた[5]

本作に登場するラジオトランスミッターは映画『007 死ぬのは奴らだ』に登場したもの[6]

出典

[脚注の使い方]
  1. ^ a b 番組表検索結果”. NHK. 2019年10月26日閲覧。
  2. ^ ドクター・フー サイバーマンの逆襲”. K-PLUS. 2019年8月19日閲覧。
  3. ^ Howe, David J; Stammers, Mark; Walker, Stephen J (1992-12-03). The Fourth Doctor Handbook. Doctor Who Books. p. 64 
  4. ^ Gerry Davis – Doctor Who Interview Archive”. drwhointerviews.wordpress.com. 2019年10月26日閲覧。
  5. ^ Michael Briant, "The Tin Men and the Witch" documentary, Revenge of the Cybermen DVD release.
  6. ^ ラジオ・タイムズ、"Roger Who?"、1978年4月14日



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