せいうん‐しょう〔‐シヤウ〕【星雲賞】
星雲賞
星雲賞
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 13:31 UTC 版)
SFファンが選ぶ年間ベスト賞である星雲賞(1970年創設)を星は一度も受賞していない。その低評価の事情について筒井康隆は、筒井自身が星の真価がわかるようになったのは30歳に近くなってからだったと述べた後、星雲賞の母体であるSFファン・グループは10代から20代が多数を占めている(当時の話)ため、そういった若い世代からショート・ショートというものがたいへん軽いものと見られているのでは、と想像している。 ただし、1983年の「ショートショート1001編を達成」を機に、翌1984年夏の日本SF大会で、日本SFファングループ連合会議議長の門倉純一の提案で「星雲賞特別賞」を授賞することとなる。実際に授賞式まで行われたが、星の側が受賞を拒否し、「幻の星雲賞」となった。 後年、手塚治虫、矢野徹、米澤嘉博、野田昌宏、柴野拓美、小松左京らは死去した際に星雲賞特別賞を受賞したが、星の死去時は授賞されなかった。第39回(2008年)において、最相葉月の評伝『星新一 一〇〇一話をつくった人』が星雲賞ノンフィクション部門を受賞した。
※この「星雲賞」の解説は、「星新一」の解説の一部です。
「星雲賞」を含む「星新一」の記事については、「星新一」の概要を参照ください。
固有名詞の分類
- 星雲賞のページへのリンク