報知映画賞とは? わかりやすく解説

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報知映画賞

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/11/11 12:03 UTC 版)

報知映画賞
受賞対象 作品、監督、俳優
開催日 毎年12月
会場 都内
日本
主催 報知新聞社
初回 1976年
最新回 2023年
最新受賞者
公式サイト 報知映画賞

報知映画賞(ほうちえいがしょう)は、報知新聞社が主催する映画賞である。対象は日本で劇場公開された優秀な映画である。1976年に設立された。受賞者は毎年11月頃に発表され、授賞式は12月に行われる。

概要

スポーツ新聞が単独開催する初めての映画賞。日本アカデミー賞より1年早い1976年分より開始されており、当時は映画人口の減少に歯止めがかからない時期だったことから、邦画黄金時代を知る報知新聞社の映画担当記者の「映画界をもう一度盛り上げたい」という願いから始まった[1]

本映画賞の特色として、読者参加型であることが挙げられ[1][2]、各賞ともファン投票上位から報知映画賞事務局がノミネートする。その中から選考委員会で各賞を選定する[3]。但し読者アンケートの結果はノミネートの段階のみに反映され、賞の最終的な選考には反映されず[2]、第8回(1983年度)時には読者アンケートと先行委員の経営者・タレント・記者・映画評論家による選考があまりにもかけ離れていたことから批判を受けている[2][2][2]

第8回(1983年度)の選考委員、大久保賢一大黒東洋士荻昌弘小野耕世新宮正春田中小実昌田山力哉、林冬子、深沢哲也、渡辺祥子と報知の映画担当記者[2]

TAMA映画賞が設立されるまで[4]、日本国内の映画賞の中では先陣を切って発表される映画賞であった[1]

第10回(1985年度)から監督賞、第42回(2017年度)からアニメ作品賞が加わり、年によっては特別賞も選定される[1]

劇場で公開されていない映画作品をノミネート、受賞作品として選出する特殊な選出方式を批判されることが多い[5]

2025年時点の先行委員は見城徹株式会社幻冬舎代表取締役社長)、藤田晋株式会社サイバーエージェント代表取締役)、松本志のぶLiLiCo、浅川貴道、荒木久文、渡辺祥子[6]

表彰式では、受賞者に賞状とイラストレーターの和田誠デザインのブロンズ像が贈呈される。第16回からは賞金も授与されている[1]

歴代各賞

第1回(1976年度) - 第10回(1985年度)

第1回(1976年度)

第2回(1977年度)

第3回(1978年度)

第4回(1979年度)

第5回(1980年度)

第6回(1981年度)

第7回(1982年度)

第8回(1983年度)

第9回(1984年度)

第10回(1985年度)

第11回(1986年度) - 第20回(1995年度)

第11回(1986年度)

第12回(1987年度)

第13回(1988年度)

第14回(1989年度)

第15回(1990年度)

第16回(1991年度)

第17回(1992年度)

第18回(1993年度)

第19回(1994年度)

第20回(1995年度)

第21回(1996年度) - 第30回(2005年度)

第21回(1996年度)

第22回(1997年度)

第23回(1998年度)

第24回(1999年度)

第25回(2000年度)

第26回(2001年度)

第27回(2002年度)

第28回(2003年度)

第29回(2004年度)

第30回(2005年度)

第31回(2006年度) - 第40回(2015年度)

第31回(2006年度)

第32回(2007年度)

第33回(2008年度)

第34回(2009年度)

第35回(2010年度)

第36回(2011年度)

第37回(2012年度)

第38回(2013年度)

第39回(2014年度)

第40回(2015年度)

第41回(2016年度) -

第41回(2016年度)

第42回(2017年度)

第43回(2018年度)

第44回(2019年度)

第45回(2020年度)

第46回(2021年度)

第47回(2022年度)

第48回(2023年度)

第49回(2024年度)

脚注

注釈

  1. ^ グループで受賞するケースは初めて

出典

  1. ^ a b c d e 主演男優賞に木村拓哉 主演女優賞は永野芽郁【第46回報知映画賞決定】』(プレスリリース)株式会社報知新聞社、2021年12月2日https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000127.000071317.html2021年12月2日閲覧 
  2. ^ a b c d e f 「芸能・ゴシップ GEINO GOSSIP」『噂の眞相』1984年2月号、噂の眞相、95頁。 
  3. ^ 表彰-報知映画賞”. 報知新聞社. 2021年12月2日閲覧。
  4. ^ 多摩センターで「日本で最も早い映画賞」-授賞式に役所広司さんら登壇”. 八王子経済新聞. 2025年11月11日閲覧。
  5. ^ 公開前の映画『正体』が3冠で物議…「報知映画賞」の特殊な選考事情と気になるファン組織票”. 日刊ゲンダイ. 2025年11月11日閲覧。
  6. ^ 報知映画賞とは?”. 報知新聞社. 2025年11月11日閲覧。
  7. ^ a b c d e f g 報知映画賞ヒストリー(1976)”. シネマ報知. 2008年10月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月2日閲覧。
  8. ^ a b c d e f g h 報知映画賞ヒストリー (2007)”. シネマ報知. 2008年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月2日閲覧。
  9. ^ a b c d e f g h i j “報知映画賞で「ある男」が作品賞に、福山雅治・有村架純・横浜流星・尾野真千子も受賞”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2022年11月30日). https://natalie.mu/eiga/news/503205 2022年11月30日閲覧。 
  10. ^ a b c d e f g h i “「月」が報知映画賞の作品賞に、横浜流星・綾瀬はるか・磯村勇斗・二階堂ふみも受賞”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2023年11月28日). https://natalie.mu/eiga/news/550730 2023年11月28日閲覧。 
  11. ^ a b c d e f g h i j k l 「正体」が報知映画賞の作品賞に、横浜流星・石原さとみ・奥田瑛二・吉岡里帆らも受賞”. 映画ナタリー. ナターシャ (2024年11月26日). 2024年11月26日閲覧。

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