中野量太とは? わかりやすく解説

中野量太

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/19 23:18 UTC 版)

なかの りょうた
中野 量太
生年月日 (1973-07-27) 1973年7月27日(51歳)
出生地 日本京都府京都市
職業 映画監督
ジャンル 映画
主な作品
チチを撮りに
湯を沸かすほどの熱い愛
浅田家!
受賞
日本アカデミー賞
優秀監督賞
2017年湯を沸かすほどの熱い愛
2021年浅田家!
優秀脚本賞
2017年『湯を沸かすほどの熱い愛』
2021年『浅田家!』
ブルーリボン賞
その他の賞
ワルシャワ国際映画祭
最優秀アジア映画賞
2020年浅田家!
受賞歴を参照
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中野 量太(なかの りょうた、1973年7月27日 - )は、日本映画監督京都府京都市出身。

来歴・人物

京都市立日吉ヶ丘高等学校京都産業大学日本映画学校(現・日本映画大学)卒業。

大学卒業後上京し、日本映画学校に入学し3年間映画製作を学ぶ。2000年、卒業制作『バンザイ人生まっ赤っ赤。』で、日本映画学校今村昌平賞、TAMA NEW WAVEグランプリなどを受賞。日本映画学校卒業後、映画テレビ助監督やテレビのディレクターを経て、2006年に『ロケットパンチを君に!』で6年ぶりに監督を務め、ひろしま映像展グランプリ、水戸短篇映像祭準グランプリなど3つのグランプリを含む7つの賞を受賞した。2008年には文化庁若手映画作家育成プロジェクトに選出され、35mmフィルムで制作した短編映画『琥珀色のキラキラ』が高い評価を得る。

2012年、自身初の長編映画『チチを撮りに』がSKIPシティ国際Dシネマ映画祭2012で国際長編コンペティション部門にて監督賞(日本人監督初)とSKIPシティアワードをW受賞。それに伴い、同作が「SKIPシティDシネマプロジェクト」第3弾作品として2013年2月16日に劇場公開され、さらに第63回ベルリン国際映画祭ジェネレーション部門に正式招待された。以後も、同作は多数の国内外の映画祭に正式招待され、賞を受けたほか、監督自身も第5回TAMA映画賞最優秀新進監督賞、第35回ヨコハマ映画祭森田芳光メモリアル新人監督賞、第23回日本映画批評家大賞新人監督賞を受賞した。

2016年、『湯を沸かすほどの熱い愛』で商業映画デビューを果たすと、その年の国内の主要な映画賞を次々と受賞。

高校時代の同級生にブラックマヨネーズ吉田敬やタレントの六車奈々がいる[1]

監督作品

映画

  • バンザイ人生まっ赤っ赤。(2000年)
  • ロケットパンチを君に!(2006年、短編)
  • ウチの○○知りませんか?(2007年、短編)
  • お母チャンからの電話(2007年、短編、第11回水戸短編映像祭オープニング映像)
  • 水辺のお兄チャン(2008年、短編、文化庁若手映画作家育成プロジェクト課題作)
  • 琥珀色のキラキラ(2009年、短編、文化庁若手映画作家育成プロジェクト作品)
  • チチを撮りに(2013年2月16日公開)
  • 沈まない三つの家(2013年10月5日公開)
  • お兄チャンは戦場に行った!?(2013年10月5日公開)
  • 湯を沸かすほどの熱い愛(2016年10月29日公開)
  • 長いお別れ(2019年5月31日公開)
  • 浅田家!(2020年10月2日公開、監督・脚本)[2]
  • 兄を持ち運べるサイズに(2025年11月28日公開、監督・脚本)

著書

受賞歴

※ 記事のある作品に対しては、表彰対象が本人のもののみを記載。

『バンザイ人生まっ赤っ赤。』
ロケットパンチを君に!
  • ひろしま映像展2006 グランプリ・撮影賞・演技賞
  • 第8回長岡インディーズムービーコンペティション グランプリ
  • 第10回水戸短編映像祭 準グランプリ
  • 第7回TAMA NEW WAVE 特別賞
  • 福井映画祭2006 グランプリ
チチを撮りに
湯を沸かすほどの熱い愛
浅田家!

脚注

  1. ^ 監督の同級生・ブラマヨ吉田も泣いた!公開日が決定した映画「チチを撮りに」にエール”. クランクイン! (2012年11月15日). 2012年11月23日閲覧。
  2. ^ “二宮和也が笑顔でカメラ構える「浅田家!」場面写真到着、公開日も決定”. 映画ナタリー. (2019年11月29日). https://natalie.mu/eiga/news/357440 2019年11月29日閲覧。 
  3. ^ 第23回日本映画批評家大賞発表!作品賞は『舟を編む』”. シネマトゥデイ. シネマトゥデイ (2014-03 -28). 2025年6月19日閲覧。
  4. ^ “新藤兼人賞に中野量太監督ら 新人監督の登竜門”. 日刊スポーツ. (2016年11月14日). https://www.nikkansports.com/entertainment/news/1738095.html 2016年11月14日閲覧。 
  5. ^ “【報知映画賞】中野量太監督、作品賞に自らも新人賞「もうびっくり」”. スポーツ報知. (2016年11月29日). https://web.archive.org/web/20161129145323/http://www.hochi.co.jp/entertainment/20161128-OHT1T50200.html 2016年11月29日閲覧。 
  6. ^ 日本アカデミー賞公式サイト”. 2017年2月3日閲覧。
  7. ^ “第31回高崎映画祭受賞者を発表”. 高崎新聞. (2017年1月6日). http://www.takasakiweb.jp/news_cat/culture/4180/ 2017年2月3日閲覧。 
  8. ^ “2016年日本映画個人賞”. 第38回ヨコハマ映画祭. (2016年12月3日). http://yokohama-eigasai.o.oo7.jp/38-2016/38_2016_shou.html 2017年2月3日閲覧。 
  9. ^ 第44回 日本アカデミー賞 優秀賞決定!、日本アカデミー賞公式サイト、2021年2月9日閲覧。
  10. ^ "「第63回ブルーリボン賞」受賞作品&草なぎ剛、長澤まさみ、成田凌、伊藤沙莉ら受賞者発表". ORICON NEWS. oricon ME. 24 February 2021. 2021年2月24日閲覧

外部リンク


中野量太

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 17:09 UTC 版)

緊急事態宣言 (映画)」の記事における「中野量太」の解説

コロナ禍という非常事態の中で一体何が自分撮れるのかと考えたら、やはり自分には家族しかないという結論至った

※この「中野量太」の解説は、「緊急事態宣言 (映画)」の解説の一部です。
「中野量太」を含む「緊急事態宣言 (映画)」の記事については、「緊急事態宣言 (映画)」の概要を参照ください。

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