早川千絵とは? わかりやすく解説

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早川千絵

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/03 06:06 UTC 版)

はやかわ ちえ
早川 千絵
生年月日 (1976-08-20) 1976年8月20日(48歳)
出生地 日本東京都
職業 映画監督脚本家開志専門職大学 アニメ・マンガ学部 教授
ジャンル 映画
主な作品
十年 Ten Years Japan
PLAN 75
受賞
ブルーリボン賞
その他の賞
芸術選奨
文部科学大臣新人賞
2022年『PLAN 75』
ヨコハマ映画祭
新人監督賞
2023年『PLAN 75』
毎日映画コンクール
脚本賞
2023年『PLAN 75』
受賞歴参照
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早川 千絵(はやかわ ちえ、1976年8月20日 - )は、日本映画監督[1]開志専門職大学アニメ・マンガ学部教授。東京都出身。

来歴

ニューヨークの美大 スクール・オブ・ビジュアル・アーツを卒業後[1]テレビ東京の番組『モーニングサテライト』のニューヨーク支社でアシスタントとして働く[1]アメリカで出産し、数年を経て日本に帰国[1]

WOWOWの映画部で業務委託のデスクワークをこなしながら、30代半ばで、映画学校のENBUゼミナールに通い始める[1]。卒業制作『ナイアガラ』が、2014年のカンヌ国際映画祭シネフォンダシオン部門に入選し、ぴあフィルムフェスティバルでもグランプリを獲得[1]。オムニバス映画『十年 Ten Years Japan』の一編を監督後、WOWOWを退社[1]

2022年、長編映画監督デビュー作となった『PLAN 75』が第75回カンヌ国際映画祭の「ある視点」部門に出品され、新人監督賞に当たるカメラ・ドールスペシャル・メンション(特別表彰)を受賞[2]。国内でもブルーリボン賞の監督賞を始めとする多数の賞を受賞した。

森ガキ侑大が主宰のクリエイター集団「クジラ」に所属。

2025年4月から開志専門職大学[3]脚本・プロデュース・編集領域における[4]、アニメ・マンガ学部の教授に就任した[5]

同年、『ルノワール』が5月開催の第78回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に選出される[6]

主な監督作品

映画

CM

ミュージック・ビデオ

受賞歴 

脚注

  1. ^ a b c d e f g “「PLAN 75」早川千絵監督が“カンヌ快挙”に至るまで――NYアシスタント時代からの道程に迫る【NY発コラム】”. 映画.com. カカクコム. 19 June 2022. 2022年6月19日閲覧.
  2. ^ a b 『PLAN 75』早川千絵監督、カンヌでカメラドール特別表彰の快挙」『シネマトゥデイ株式会社シネマトゥデイ、2022年5月29日。2022年5月29日閲覧。
  3. ^ カンヌ国際映画祭の最高賞競う!開志専門職大(新潟市)教授・早川千絵監督の新作「ルノワール」が正式出品」『新潟日報デジタルプラス新潟日報社、2025年4月25日。2025年4月28日閲覧。
  4. ^ 教員紹介 - アニメ・マンガ学部」『開志専門職大学』。2025年4月23日閲覧脚本・プロデュース・編集領域
  5. ^ アニメ・マンガ学部 早川千絵教授が 監督を務める映画『ルノワール』が、日本映画で唯一、 第78回カンヌ国際映画祭 コンペティション部門に出品決定」(プレスリリース)、開志専門職大学、2025年4月11日。2025年4月23日閲覧
  6. ^ “早川千絵監督の「ルノワール」、カンヌ国際映画祭のコンペティション部門にノミネート”. 読売新聞オンライン. 読売新聞社. 2025年4月10日. 2025年4月10日閲覧.
  7. ^ BIRD”. WOWOWオンライン. 2025年4月28日閲覧。
  8. ^ 早川千絵さんに特別表彰 カンヌ映画祭新人監督賞”. 産経ニュース (2022年5月29日). 2022年6月19日閲覧。
  9. ^ 「PLAN 75」の監督・早川千絵、映画を愛するWOWOW加入者とCM制作」『映画ナタリー』ナターシャ、2023年7月28日。2025年4月22日閲覧
  10. ^ 早川千絵「あらゆる人の人生と深く結び付く「映画の力」を感じてほしい―早川千絵監督に聞く~映画愛でつながる~【WOWOW×あなた】CM制作秘話」『FEATURES!』(インタビュー)、WOWOW、2023年8月3日。2025年4月22日閲覧
  11. ^ HKT48、JR九州全面協力の「君とどこかへ行きたい」2本立てMV公開」『BARKS』2021年5月5日。2025年4月22日閲覧
  12. ^ 「PFFアワード2014」グランプリは37歳女性監督!早川千絵『ナイアガラ』」『シネマトゥデイ株式会社シネマトゥデイ、2014年9月25日。2025年4月28日閲覧。
  13. ^ 上映作品 - PFFアワード2014『ナイアガラ』”. 第36回PFF (2014年). 2025年4月28日閲覧。 “PFFアワード2014 グランプリ受賞作品 誰かとつながることを瑞々しく繊細に描く”
  14. ^ 市川遥「河瀬直美『2つ目の窓』がウラジオストク国際映画祭グランプリ!」『シネマトゥデイ株式会社シネマトゥデイ、2014年9月24日。2025年4月28日閲覧。
  15. ^ 第44回ヨコハマ映画祭 2022年日本映画個人賞” (2022年12月3日). 2022年12月3日閲覧。
  16. ^ 「第77回毎日映画コンクール」『ケイコ 目を澄ませて』最多5冠 沢田研二、岸井ゆきのら受賞”. ORICON NEWS. oricon ME (2023年1月19日). 2023年1月19日閲覧。
  17. ^ 令和4年度(第73回)芸術選奨文部科学大臣賞及び同新人賞の決定について
  18. ^ 芸術選奨文部科学大臣賞に新海誠さん、段田安則さんら…新人賞は「東京03」など”. 読売新聞オンライン. 読売新聞東京本社 (2023年3月1日). 2025年7月3日閲覧。
  19. ^ “【ブルーリボン賞】監督賞・早川千絵監督 留学、出産、TV局勤務経て描いた「PLAN 75」”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2023年2月24日). https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202302230001607.html 2023年2月24日閲覧。 
  20. ^ “日本アカデミー賞「ある男」が最多13の優秀賞、「月の満ち欠け」は10部門で受賞”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2023年1月23日). https://natalie.mu/eiga/news/509900 2023年1月23日閲覧。 
  21. ^ 第20回シネマ夢倶楽部表彰” (2023年3月17日). 2023年3月17日閲覧。

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