ある視点
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/05/24 06:32 UTC 版)
「ある視点」(あるしてん、フランス語: Un Certain Regard)は、カンヌ国際映画祭の公式セレクションの一部門である。
「ある視点」部門
1978年にジル・ジャコブが導入した。パルム・ドールを争うためのコンペティション部門とは別に、カンヌ国際映画祭期間中に並行して行われる。
あらゆる種類のヴィジョンやスタイルをもつ、「独自で特異な」作品群が提供される。世界各国から毎年20本ほどの作品が選出される。
「ある視点」賞(フランス語: Prix Un Certain Regard、「ある視点」部門グランプリ)は、1998年、若き才能を認め、フランス国内での配給を支援する補助金を提供することで、革新的で大胆な作品群を奨励すべく導入された[1]。2005年より、グルパマ・ガン基金から30,000ユーロの融資により存立する賞となった[2]。
「ある視点」部門からはグランプリの他に、審査員賞、希望賞、男優賞、女優賞などが選ばれることもある。黒沢清監督は2008年に『トウキョウソナタ』で審査員賞、2015年に『岸辺の旅』で監督賞を受賞 。翌年の2016年は深田晃司監督が『淵に立つ』で審査員賞を受賞した。
「ある視点」部門グランプリ受賞作一覧
日本からの出品作
| 開催年 | 題名 | 監督 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 1999年 | 海賊版=BOOTLEG FILM | 小林政広 | |
| 2000年 | 日曜日は終わらない | 高橋陽一郎 | |
| 2001年 | 歩く、人 | 小林政広 | |
| H story | 諏訪敦彦 | ||
| 回路 | 黒沢清 | 国際映画批評家連盟賞 | |
| 2005年 | エリ・エリ・レマ・サバクタニ | 青山真治 | |
| 2008年 | トウキョウソナタ | 黒沢清 | 審査員賞受賞 |
| TOKYO! | ミシェル・ゴンドリー レオス・カラックス ポン・ジュノ |
||
| 2009年 | 空気人形 | 是枝裕和 | |
| 2010年 | Chatroom/チャットルーム | 中田秀夫 | 制作国は |
| 2012年 | 11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち | 若松孝二 | |
| 2015年 | あん | 河瀬直美 | オープニング作品 |
| 岸辺の旅 | 黒沢清 | 監督賞受賞 | |
| 2016年 | 淵に立つ | 深田晃司 | 審査員賞受賞 |
| レッドタートル ある島の物語 | マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット | 特別賞 | |
| 海よりもまだ深く | 是枝裕和 | ||
| 2017年 | 散歩する侵略者 | 黒沢清 | |
| 2021年 | ONODA 一万夜を越えて | アルチュール・アラリ | オープニング作品 |
| 2022年 | PLAN 75 | 早川千絵 | |
| 2024年 | ぼくのお日さま | 奥山大史 | |
脚注
- ↑ Un Certain Regard official pageの記述を参照。
- ↑ 2008 Cannes Film Festival Groupama Gan Fondationの記述を参照。
関連項目
外部リンク
- カンヌ国際映画祭 - 公式サイト
- カンヌ国際映画祭マーケット - 公式サイト
ある視点
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 19:31 UTC 版)
「第75回カンヌ国際映画祭」の記事における「ある視点」の解説
「ある視点」部門の上映作品は2022年4月14日に発表された。 日本語題原題監督製作国 Bachennya Metelyka Бачення метелика * マクシム・ナコネッチニィ ウクライナ チェコ クロアチア スウェーデン Corsage マリー・クロイツァー(フランス語版) オーストリア ルクセンブルク ドイツ フランス Domingo y la niebla アリエル・エスカランテ・メザ コスタリカ カタール Harka * ロットフィー・ネイサン フランス ルクセンブルク チュニジア ベルギー Joyland * ‡ サイム・サディック パキスタン Kurak Günler ‡ エミン・アルペル(英語版) トルコ フランス ドイツ オランダ ギリシャ Le Bleu du caftan ‡ マリヤム・トゥザニ(英語版) フランス モロッコ ベルギー Les Pires * † リーズ・アコカロマーヌ・ゲレ フランス Mediterranean Fever マハ・ハジ(英語版) パレスチナ ドイツ フランス キプロス カタール Metronom * アレクサンドル・ベルク ルーマニア フランス プラン ななじゅうご PLAN 75 * はやかわちえ 早川千絵 日本 フランス フィリピン Plus que jamais エミリ・アテフ フランス ドイツ ルクセンブルク ノルウェー Retour à Séoul ダビ・チュウ(フランス語版) フランス ドイツ ベルギー カタール Rodéo * ‡ ローラ・キボロン フランス Syk Pike クリストファー・ボルグリ ノルウェー スウェーデン The Silent Twins アグニェシュカ・スモチンスカ(英語版) ポーランド イギリス The Stranger トーマス・M・ライト(英語版) オーストラリア Tirailleurs (オープニング作品) マチュー・バドピエ(フランス語版) フランス セネガル Vanskabte Land / Volaða Land フリーヌル・パルマソン(フランス語版) デンマーク アイスランド フランス スウェーデン War Pony * ライリー・キーオジーナ・ギャメル アメリカ合衆国
※この「ある視点」の解説は、「第75回カンヌ国際映画祭」の解説の一部です。
「ある視点」を含む「第75回カンヌ国際映画祭」の記事については、「第75回カンヌ国際映画祭」の概要を参照ください。
「ある視点」の例文・使い方・用例・文例
固有名詞の分類
- ある視点のページへのリンク
