第62回カンヌ国際映画祭とは? わかりやすく解説

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第62回カンヌ国際映画祭

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/21 13:44 UTC 版)

第62回カンヌ国際映画祭(だい62かいカンヌこくさいえいがさい)は、2009年5月13日から24日に開催された。

Eyes Wide Openチーム  イスラエル

コンペティション部門の審査員長はフランスの女優イザベル・ユペール[1]、オープニング作品はピート・ドクター / ボブ・ピーターソン共同監督の『カールじいさんの空飛ぶ家』で[2]アニメーション映画および3D映画として初のオープニングプログラムとなった。コンペティション部門では20作品が上映されたが、ほとんどはベテラン監督による作品であった。

会先期間中の19日には、フランスの電力会社EDFストライキにより、電力供給がストップするという事態も起こった[3]

日本からは是枝裕和監督の『空気人形』がある視点部門で上映[4]され、日本・アメリカ韓国合作によるアロン・ウルフォーク監督の『The Harimaya Bridge はりまや橋』がマルシェで上映された。また、コンペティション部門で上映されたギャスパー・ノエ監督の『エンター・ザ・ボイド』、イザベル・コイシェ監督の『ナイト・トーキョー・デイ』も東京で撮影された作品である。また、河瀬直美監督に功労賞である「金の馬車賞」が贈られた。

受賞結果

パルム・ドールを受賞した『白いリボン』のキャスト・スタッフ

審査員

コンペティション部門の審査員

コンペティション部門

ある視点部門

短篇映画/学生映画部門

上映作品

コンペティション部門

題名
原題
監督 製作国
À l'origine
(In the Beginning
グザヴィエ・ジャノリ フランス
アンチクライスト
Antichrist
ラース・フォン・トリアー  デンマーク ドイツ フランス イタリア ポーランド スウェーデン
ブライト・スター いちばん美しい恋の詩
Bright Star
ジェーン・カンピオン イギリス オーストラリア フランス アメリカ合衆国
白いリボン
Das weiße Band
ミヒャエル・ハネケ ドイツ オーストリア フランス イタリア
エンター・ザ・ボイド
Enter the Void
ギャスパー・ノエ フランス ドイツ イタリア
フィッシュ・タンク
Fish Tank
アンドレア・アーノルド イギリス
イングロリアス・バスターズ
Inglourious Basterds
クエンティン・タランティーノ アメリカ合衆国
キナタイ マニラ・アンダーグラウンド
Kinatay
ブリランテ・メンドーサ フィリピン フランス
風にそよぐ草
Les Herbes folles
アラン・レネ フランス イタリア
エリックを探して
Looking for Eric
ケン・ローチ イギリス フランス イタリア ベルギー スペイン
抱擁のかけら
Los abrazos rotos
ペドロ・アルモドバル スペイン
ナイト・トーキョー・デイ
Mapa de los sonidos de Tokyo
イザベル・コイシェ スペイン
スプリング・フィーバー
春风沉醉的晚上
ロウ・イエ 中国
ウッドストックがやってくる!
Taking Woodstock
アン・リー アメリカ合衆国
渇き
박쥐
パク・チャヌク 韓国
The Time That Remains エリア・スレイマン イギリス イタリア ベルギー フランス
預言者
Un prophète
ジャック・オーディアール フランス イタリア
冷たい雨に撃て、約束の銃弾を
復仇
ジョニー・トー 香港 フランス
愛の勝利を ムッソリーニを愛した女
Vincere
マルコ・ベロッキオ イタリア フランス
ヴィザージュ
ツァイ・ミンリャン 台湾 フランス ベルギー オランダ

ある視点部門

題名
原題
監督 製作国
À Deriva
(Adrift)
Heitor Dhalia ブラジル
Amintiri din epoca de aur
(Tales from The Golden Age)
Hanno Höfer
クリスティアン・ムンジウ
Constantin Popescu
Ioana Uricaru
 ルーマニア
Demain dès l'aube
(Tomorrow at Dawn)
ドゥニ・デルクール フランス
Eyes Wide Open Haim Tabakman イスラエル
Independencia
(Independence)
Raya Martin フィリピン
Irène アラン・カヴァリエ フランス
ペルシャ猫を誰も知らない
Kasi az gorbehaye irani khabar nadareh
(Nobody Knows About The Persian Cats)
バフマン・ゴバディ イラン
空気人形 是枝裕和 日本
籠の中の乙女
Kynodontas
ヨルゴス・ランティモス ギリシャ
あの夏の子供たち
Le père de mes enfants (The Father of My Children)
ミア・ハンセン=ラヴ フランス
Los viajes del viento
(The Wind Journeys)
Ciro Guerra  コロンビア
男として死ぬ
Morrer Como Um Homem
ジョアン・ペドロ・ロドリゲス ポルトガル
母なる証明
마더
ポン・ジュノ 韓国
Nang mai
(Nymph)
ペンエーグ・ラッタナルアーン タイ
Politist, Adjectiv
(Police, Adjective)
コルネリウ・ポルンボユ  ルーマニア
プレシャス
Precious
リー・ダニエルズ アメリカ合衆国
Samson and Delilah ワーウィック・ソーントン オーストラリア
Skazka pro temnotu
(Tale In The Darkness)
ニコライ・ホメリキ ロシア
Wit Licht
(The Silent Army)
Jean van de Velde オランダ
Tsar パーヴェル・ルンギン  ルーマニア

特別招待作品

題名
原題
監督 製作国
アレクサンドリア
Ágora
アレハンドロ・アメナバル スペイン
シャネル&ストラヴィンスキー
Coco Chanel & Igor Stravinsky
ヤン・クーネン フランス
スペル
Drag Me to Hell
サム・ライミ アメリカ合衆国
L'armée du crime ロベール・ゲディギャン フランス
Ne te retourne pas マリナ・ドゥ・ヴァン フランス
Panique au village ヴァンサン・パタル フランス
Dr.パルナサスの鏡
The Imaginarium of Doctor Parnassus
テリー・ギリアム イギリス カナダ アメリカ合衆国 フランス
カールじいさんの空飛ぶ家
Up
ピート・ドクター アメリカ合衆国

脚注

  1. ^ festival-cannes.com内の「Festival de Cannes」(2009年1月2日付)の記述を参照。
  2. ^ festival-cannes.com内の「Up To Open Festival」(2009年4月24日付)の記述を参照。
  3. ^ DNA: Entertainment: Cannes faces power strike
  4. ^ 是枝裕和監督が3度目のカンヌ映画祭参加。拍手喝采で受賞の期待も!

外部リンク




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