ピーター・ウィアーとは? わかりやすく解説

ピーター・ウィアー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/13 20:32 UTC 版)

ピーター・ウィアー
Peter Weir
ピーター・ウィアー
本名 Peter Lindsay Weir
生年月日 (1944-08-21) 1944年8月21日(79歳)
出生地 オーストラリア シドニー
国籍 オーストラリア
職業 映画監督脚本家
ジャンル 映画
配偶者 ウエンディ・スタイツ英語版(1966 - )
主な作品
刑事ジョン・ブック 目撃者
いまを生きる
グリーン・カード
トゥルーマン・ショー
マスター・アンド・コマンダー
 
受賞
アカデミー賞
名誉賞
2022年
ヴェネツィア国際映画祭
栄誉金獅子賞
2024年
ヨーロッパ映画賞
非ヨーロッパ映画賞
1998年トゥルーマン・ショー
放送映画批評家協会賞
映画への情熱賞
2003年マスター・アンド・コマンダー
英国アカデミー賞
作品賞
1989年いまを生きる
監督賞
1998年『トゥルーマン・ショー』
2003年『マスター・アンド・コマンダー』
セザール賞
外国映画賞
1990年『いまを生きる』
ブルーリボン賞
外国語作品賞
1985年刑事ジョン・ブック 目撃者
その他の賞
フロリダ映画批評家協会賞
監督賞

1998年『トゥルーマン・ショー』
備考
第50回ヴェネツィア国際映画祭 審査委員長(1993年)
テンプレートを表示

ピーター・ウィアー(Peter Weir、1944年8月21日 - )は、オーストラリアシドニー出身の映画監督脚本家

略歴

1944年、オーストラリアシドニーで生まれる。父は不動産業者[1]シドニー大学で法律と人文学を学んでいたが中退した。1960年代半ばからシドニーのテレビ局ATN-7に勤務し、60年代後半からは映画監督としての活動を始める。

1974年のミステリー映画ピクニックatハンギング・ロック』がオーストラリア国内で大ヒットを記録し、国内のみならずハリウッドからも注目されるようになる。しかし、その後も暫くの間は国内での映画製作に専念し、1980年代前半にはメル・ギブソンを主演に迎えて『誓い』と『危険な年』を監督。この2作で更に国際的な評価を高めていく。

1985年、サスペンス映画刑事ジョン・ブック 目撃者』でアメリカ進出を果たし、アカデミー監督賞にノミネートされる。この作品で主役の人間味豊かな刑事を演じたハリソン・フォードも、それまで演じてきたアクション・ヒーローというイメージを払拭することに成功した。その後も、コメディ俳優として成功していたロビン・ウィリアムズが情熱的な教師役で主演を務めた『いまを生きる』や、主演のジェラール・ドパルデューにとって初の英語圏作品となったロマンティック・コメディ映画グリーン・カード』、コメディ俳優であるジム・キャリーがシリアスな題材に挑んだSF映画トゥルーマン・ショー』を監督。出演した俳優たちが新境地を拓いたとして高い評価を獲得し、自身も何度もアカデミー賞候補となる。

21世紀に入っても戦争映画である『マスター・アンド・コマンダー』といった超大作を監督して高い評価と興行的成功を得るが、2010年の『ウェイバック -脱出6500km-』を最後に映画製作には携わっていない。

2022年の第13回ガバナーズ賞において[2]、初のオスカー受賞となるアカデミー名誉賞第95回)が授与された[3]

前述の経緯から非公式ながらも半ば引退状態となっていたが、2024年3月にフランスパリにて行われた第11回シネマテーク・フランセーズ映画祭でウィアーは既に監督業から引退していることを報告。映画製作から離れていることを正式に表明した[4]

2024年の第81回ヴェネツィア国際映画祭で、栄誉金獅子賞が授与される[5]

監督作品

脚注

外部リンク





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ピーター・ウィアー」の関連用語

ピーター・ウィアーのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ピーター・ウィアーのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのピーター・ウィアー (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS