さらば夏の光よ
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さらば夏の光よ | |
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監督 | 山根成之 |
脚本 | ジェームス三木 |
原作 | 遠藤周作 小説『さらば、夏の光よ』 |
製作 | 樋口清 |
出演者 | 郷ひろみ 秋吉久美子 |
音楽 | 大野雄二 |
撮影 | 坂本典隆 |
編集 | 富宅理一 |
製作会社 | 松竹[1] バーニングプロダクション[1] |
配給 | 松竹[1] |
公開 | ![]() |
上映時間 | 89分[1]、88分[2] |
製作国 | ![]() |
言語 | 日本語 |
『さらば夏の光よ』(さらばなつのひかりよ)は、1976年に公開された松竹製作による日本映画[2][3]。郷ひろみ主演[3][4]、山根成之監督[1]。同時上映は『青春の構図』。
スタッフ
以下のスタッフ名は特に記載がない限りKINENOTEに従った[1]。
- 監督 - 山根成之
- 脚本 - ジェームス三木
- 原作 - 遠藤周作 小説『さらば、夏の光よ』
- 企画 - 周防郁雄
- 製作 - 樋口清
- 撮影 - 坂本典隆
- 美術 - 森田郷平
- 音楽 - 大野雄二
- 主題歌 - 「さらば夏の光よ」 唄 : 郷ひろみ[2]
- 録音 - 平松時夫
- 照明 - 津吹正
- 編集 - 富宅理一
- 助監督 - 佐光曠
キャスト
以下の出演者名と役名は特に記載がない限りKINENOTEに従った[1]。
- 郷ひろみ - 南条宏
- 秋吉久美子 - 戸田京子
- 川口厚 - 野呂文平
- 仲谷昇 - 藤倉英一郎
- 一氏ゆかり - 藤倉ゆかり
- 林ゆたか - 黒岩
- 進千賀子 - 看護婦
- 愛みどり - 由美子
- 佐藤美恵子 - 娘
- 岡崎徹 - 平岡
- 小田草之助 - 運転手
- 五十嵐恵美子 - 藤倉夫人
- 加藤和夫[5]
製作
製作発表会見
1976年2月10日、赤坂プリンスホテルで製作発表会見があり[6]、郷ひろみ、秋吉久美子、山根成之監督の3人が出席[6]。話題は郷の本格的映画出演と、郷と秋吉のラブシーンがあること、郷が長髪をバッサリ切るとマスメディアに公表されたことで[6]、これを知った郷の親衛隊が「ハンターイ」のスローガンを掲げて騒ぎになっていたことで[6]、これに山根監督が「ベッドシーンがあるわけでもなく、二人は結局、別れるのだから、ファンの顰蹙を買うとは思わない」などと言っていいことだったのか分からない発言を行った[6]。郷は「カツラを付ける中途半端なことが嫌いなので髪を切るだけ」などと話した[6]。会見後、赤プリの表に出て郷の断髪式が行われ、山根監督が郷の髪にハサミを入れた[6]。
受賞歴
- 1976年度 第50回キネマ旬報賞
- 日本映画ベスト・テン9位 『さらば夏の光よ』(山根成之監督)[7]
- 1976年度 第1回報知映画賞
- 1976年度 第19回ブルーリボン賞[9][10]
- 監督賞 山根成之 『さらば夏の光よ』『パーマネント・ブルー 真夏の恋』
- 主演女優賞 秋吉久美子 『さらば夏の光よ』『あにいもうと』
脚注
- ^ a b c d e f g h i kinenote.
- ^ a b c 国立映画アーカイブ.
- ^ a b 【作品データベース】さらば夏の光よ さらばなつのひかりよ – 松竹
- ^ さらば夏の光よ – WOWOW
- ^ allcinema.
- ^ a b c d e f g “松竹連続二作記者会見 白い少女、さらば夏は”. 週刊映画ニュース (全国映画館新聞社): p. 2. (1976年2月14日)
- ^ "キネマ旬報ベスト・テン1976年・第50回". キネマ旬報社. 1976. 2022年1月28日閲覧。
- ^ 過去の受賞一覧 | 表彰-報知映画賞 - 報知新聞社、2022年1月28日閲覧
- ^ a b “IMDB.com: Awards for Saraba natsuno hikariyo”. imdb.com. 2021年1月17日閲覧。
- ^ "1976年 第19回 ブルーリボン賞". allcinema. 2022年1月28日閲覧。
参考文献
- “さらば夏の光よ”. allcinema. 株式会社スティングレイ. 2022年1月28日閲覧。
- “さらば夏の光よ”. KINENOTE. キネマ旬報社. 2022年1月28日閲覧。
- “さらば夏の光よ”. 国立映画アーカイブ. 独立行政法人国立美術館. 2022年1月28日閲覧。
外部リンク
固有名詞の分類
- さらば夏の光よのページへのリンク