矢野徹とは? わかりやすく解説

矢野徹

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/25 14:24 UTC 版)

矢野 徹
(やの てつ)
S-Fマガジン』1964年4月号(早川書房)より
ペンネーム 坂田 治
誕生 1923年10月5日
愛媛県松山市
死没 (2004-10-13) 2004年10月13日(81歳没)
職業 小説家
翻訳家
国籍 日本
最終学歴 中央大学法学部卒業
活動期間 1954年 - 2004年
主題 SF小説
冒険小説
RPG
文学活動 宇宙塵
代表作カムイの剣
『ウィザードリィ日記』
主な受賞歴 柴野拓美賞(1984年)
カレル・チャペック賞(1985年)
日本冒険小説協会大賞特別賞(1985年)
星雲賞(1988年)
日本SF大賞特別賞(2005年)
星雲賞特別賞(2005年)
デビュー作 『甘美な謎』(1958年)
ウィキポータル 文学
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(やの てつ、1923年〈大正12年〉10月5日[1] - 2004年〈平成16年〉10月13日[1])は、日本のSF作家翻訳家坂田 治名義による作品もある。

人物

愛媛県松山市生まれ。兵庫県立第二神戸中学校を経て、中央大学法学部卒。第二次世界大戦中は学徒出陣で陸軍第11師団騎兵第11連隊に所属。階級は軍曹[2]

日本に本格的なSF出版が芽生える前の、海外SFのファン1号といわれ、SFに興味があった晩年の江戸川乱歩に面識を得る[3]。そのまま、SF翻訳家、SF作家となり、幅広く活躍した。

冒険小説『カムイの剣』は角川書店によりアニメ映画化された。また、代表作『折紙宇宙船の伝説』は日本国外でも出版され、高い評価を受けた。翻訳家としては、ハインラインの諸作をはじめ、多数の海外SFを翻訳し、日本に紹介した。これらの作品はSFのみならず、日本の文学界全体に大きな影響を与えた。

翻訳家としては、後輩のSF翻訳家をとりまとめて、ネイティヴ・スピーカー等と会合をもつ「翻訳勉強会」を長年、主催していた。

60歳を過ぎてから、黎明期のパソコンゲームに注目してPC-88を購入した。原稿執筆などの目的ではなく完全にホビーユース=ゲームを遊ぶために購入したことや、『ウィザードリィ』他のゲームに熱中した顛末を軽妙なテンポと語り口で描いたエッセイ『ウィザードリィ日記』を上梓した。RPGの普及に貢献するなど、その業績は多岐にわたる。『ウィザードリィ日記』では、自分と同じ高齢の知人に「ボケの防止に最適」としてファミコンのゲームを薦めたことも明かしている。

アマチュアのSFファン活動を大事にする人物としても有名で、年1回開かれる日本SF大会や、その他各地で開催された地方コンではほぼ毎回「狂乱酒場」を主催し、ファンと親しく語り合う姿が見られた。また、荒巻義雄要塞シリーズで読者を作内に登場させる企画を募集した際に応募し、これに応じた荒巻は矢野を酒好きの将軍として作内に登場させた。

略歴

  • 1946年か1947年[4]:進駐軍兵士が燃やそうとしていたペーパーバックや古雑誌を譲り受けたことがきっかけでSFに目覚める。
  • 1953年:米SF雑誌への投書がきっかけで文通をしていた、アメリカの編集者にして高名なSFファン、フォレスト・J・アッカーマンらの働きかけ[5]で渡米。5月末にロサンゼルスで開催された西海岸ローカルコンのWestercon6に参加。そのままアッカーマン宅に滞在後、9月にフィラデルフィアで開催された第11回ワールドコンPhilcon2[6]に参加。合計6ヶ月間の滞米中、アッカーマン宅に尋ねてきたレイ・ブラッドベリヴァン・ヴォークトの知遇を得る[7]
  • 1954年:日本初のSF商業誌『星雲』を創刊。1号のみで廃刊になる。
  • 1956年ごろ[8]渡辺啓助今日泊亜蘭らとSF同人「おめがクラブ」を設立。のちに同人誌『科学小説』を発行。
  • 1957年:日本最初のSF同人誌宇宙塵』に筆頭同人として設立当初より参加。
  • 1963年:日本SF作家クラブの設立に参加。
  • 1978年:日本SF作家クラブ2代目会長就任(1979年まで)
  • 1984年:SFファン活動における功績について柴野拓美賞を受賞。
  • 1985年:翻訳者としての功績が評価され、WSFよりチャペック賞(カレル賞)を受賞。第3回日本冒険小説協会大賞特別賞受賞[9]
  • 1988年:『ウィザードリィ日記』で星雲賞ノンフィクション部門受賞[9]
  • 2004年:大腸がんのため死去(享年81)。同年、生前の功績を称え、第25回日本SF大賞特別賞に選ばれる[9]
  • 2005年:星雲賞特別賞受賞[9]

著作

小説

  • 甘美な謎 エロチック・サイエンス(あまとりあ社 1958年)
  • 順とフライデイ(『孤島ひとりぼっち』原作、光文社 1966年)(原稿用紙28枚)
  • 原子力潜水艦ノーチラス号岩崎書店〈おはなしノンフィクション〉 1968年)
  • 黄金まぼろし丸(朝日ソノラマ 1969年)
  • 孤島ひとりぼっち(国土社 1969年 のち角川文庫
  • 地球0年 日本自衛隊アメリカを占領す(立風書房 1969年 のちハヤカワ文庫、角川文庫)
  • コブテン船長の冒険(毎日新聞社 1970年 のち角川文庫)
  • カムイの剣立風書房 1970年 のち角川文庫)
  • ももいろの川は流れる(フレーベル館 1971年 『桃色の川は流れる』角川文庫)
  • 新世界遊撃隊(鶴書房盛光社 1972年 のち角川文庫)
  • 昇天する箱舟の伝説(ハヤカワ文庫 1974年)
  • 王女の宝物蔵 SF傑作短編集(文化出版局 1975年)
  • カラスの海(角川文庫 1977年)
  • 盗まれた東京(SF傑作短編集)(三省堂 1977年)
  • 幽霊ロボット(SF傑作短編集)(三省堂 1977年)
  • 海鷲(角川文庫 1978年)
  • 折紙宇宙船の伝説(早川書房 1978年 のちハヤカワ文庫、角川文庫)
  • 442連隊戦闘団 進め!日系二世部隊(角川文庫 1979年/新版 柏艪舎 2005年)
    第二次世界大戦のヨーロッパ戦線で勇名を馳せた日系二世部隊第442連隊戦闘団の悲劇と栄光を扱う文芸ノンフィクション。
  • さまよえる騎士団の伝説(角川文庫 1980年)
  • 裁くのはだれか ゴンドー・ゴロー・シリーズ(角川文庫 1980年)
  • 異次元鉄十字団(角川文庫 1980年)
  • 自殺潜水艦突撃せよ(角川文庫 1980年)
  • 最後の忍者(角川文庫 1981年)
  • フロリダ超能力集落(角川文庫 1981年)
  • 悪夢の戦場(ハヤカワ文庫 1982年)
  • 皇帝陛下の戦場 異次元戦場シリーズ 1(角川文庫 1983年)
  • カムイの剣 3-5(角川文庫 1984年-1985年)
  • ロボット(角川文庫 1986年)
  • 多元宇宙バトル・フィールド(高橋敏也との共著 ハヤカワ文庫 1990年)
  • ネットワーク・ソルジャー 連邦宇宙軍シリーズ 1(高橋敏也との共著 ハヤカワ文庫 1990年)
  • エリミネーター 連邦宇宙軍シリーズ 2(高橋敏也との共著 ハヤカワ文庫 1991年)
  • マーズ・ドラゴン 連邦宇宙軍シリーズ 3(高橋敏也との共著 ハヤカワ文庫 1991年)
  • 忍者惑星テラ2 連邦宇宙軍シリーズ4(ハヤカワ文庫 1992年)
  • テレパス狩りの惑星 連邦宇宙軍シリーズ5(ハヤカワ文庫 1992年)
  • 草原をゆく帆船 連邦宇宙軍シリーズ6(ハヤカワ文庫 1993年)
  • 砂漠のタイムマシン 連邦宇宙軍シリーズ7(ハヤカワ文庫 1993年)

エッセイほか

  • 雷からテレビまで(新潮社〈少国民の科学〉 1958年)
  • 矢野徹・SFの翻訳(奇想天外社 1981年)
  • ウィザードリィ日記 パソコン文化の冒険(エム・アイ・エー 1987年)
    • ウィザードリィ日記 熟年世代のパソコン・アドヴェンチャー(角川文庫 1989年)
  • 矢野徹の狂乱酒場1988(編著 角川文庫 1990年)
  • 矢野徹の電脳酒場(I/O連載)
  • 怒りのパソコン日記(河出書房新社 1990年)
  • 続・ウィザードリィ日記 未来はバラ色(ビジネス・アスキー 1991年)
  • ウィザードリィ幻想曲(マイクロデザイン出版局 1992年)
  • ドラえもん 小学館コロコロ文庫版 4巻(1994年) - 解説を執筆。
  • 矢野徹の電脳通信日記(アスキー 1996年)

翻訳

  • 光速ロケットの秘密(ダレス 講談社〈少年少女世界科学名作全集〉 1961年)
  • 超能力エージェント(ウイルスン・タッカー 早川書房 1961年)
  • 宇宙大オリンピック(ミルトン・レッサー 岩崎書店 1962年)
  • 最終戦争の目撃者(アルフレッド・コッペル 早川書房 1962年)
  • あばずれ(カーター・ブラウン 早川書房 1962年)
  • 月は地獄だ!ジョン・W・キャンベル 早川書房 1962年 のちハヤカワ文庫)
  • キー・クラブ(カーター・ブラウン 早川書房 1962年)
  • エジソンの生涯(マシュウ・ジョセフソン 白石佑光、須山静夫との共訳 新潮社 1962年)
  • 男好き(カーター・ブラウン 早川書房 1963年)
  • シングル・ガール 独身女性の甘い生活(ヘレン・ブラウン 早川書房 1963年)
  • 恋人よ、われに帰るな(カーター・ブラウン 早川書房 1963年)
  • 人間以上シオドア・スタージョン 早川書房 1963年 のちハヤカワ文庫)
  • 地球脱出(ロバート・A・ハインライン 早川書房 1963年)
  • たから島スチーブンソン 講談社〈世界の名作〉 1964年)
  • 超生命ヴァイトン(エリック・フランク・ラッセル 早川書房 1964年)
  • 時の支配者(ウイルソン・タッカー 早川書房 1964年)
  • 少年少女ベルヌ科学名作全集 月世界旅行学習研究社 1964年)
  • 金髪のオンザロック(カーター・ブラウン 早川書房 1964年)
  • 物体Xの恐怖(ジョン・W・キャンベル・Jr. 盛光社 1965年)
  • 半数染色体(ジェリイ・ソール 早川書房 1965年)
  • 緋色のフラッシュ(カーター・ブラウン 早川書房 1965年)
  • タイタニック号のさいご(ロード 講談社〈少年少女世界の名著〉 1966年)
  • 巌窟王デュマ 講談社 1966年 のち青い鳥文庫
  • なぞの円盤 ナポレオン・ソロ3(ジョン・オーラム 早川書房 1966年)
  • 血とハニー(G.G.フィックリング 早川書房 1966年)
  • 超人部隊(ハインライン 岩崎書店 1967年)
  • 英国情報部員 秘密作戦(リチャード・ジュサップ 久保書店 1967年)
  • 星を追うもの(E.E.エバンズ 岩崎書店 1967年)
  • エスパー島物語(ステープルドン 岩崎書店 1967年)
  • 超人集団(レイモンド・F・ジョーンズ 久保書店 1967年)
  • 火星の大将軍(火星シリーズ) (バローズ 講談社 1967年)
  • のろわれた宇宙船(ハインライン 偕成社 1967年)
  • 影が行く(ジョン・W・キャンベル 川村哲郎との共訳 早川書房 1967年)
  • 第9指令(アダム・ホール 早川書房 1967年 のちハヤカワ文庫)
  • 歌う白骨(ウールリッチ ポプラ社〈ジュニア世界ミステリー〉 1968年)
  • ロスト・オアシス ドック・サヴェッジ(ケネス・ロブスン 早川書房 1968年)
  • 最後の国境線(アリステア・マクリーン 早川書房 1968年 のちハヤカワ文庫)
  • 八点鐘が鳴る時(アリステア・マクリーン 早川書房 1968年 のちハヤカワ文庫)
  • ハウザーの記憶(カート・シオドマク 早川書房 1968年)
  • 西暦3000年(マルコム・ジェイムスン 久保書店 1968年)
  • モヒカン族のさいごフェニモア・クーパー 世界の名作図書館 講談社 1969年)
  • 地球さいごの日フィリップ・ワイリー 集英社〈ジュニア版世界のSF〉 1969年)
  • 生き残る(R.フォスター 立風書房 1969年)
  • ジムくんの海てい旅行(フレデリック・ポール&ジャック・ウイリアムスン 偕成社 1969年)
  • アルタイルから来たイルカマーガレット・セント・クレア英語版 早川書房 1969年 のちハヤカワ文庫)
  • 闘士(フィリップ・ワイリー(世界SF全集、早川書房 1969年 のちハヤカワ文庫)
  • 天界の王エドモンド・ハミルトン 早川書房 1969年)
  • 努力して産業スパイに成功する法(シェパード・ミード 早川書房 1969年)
  • 月は無慈悲な夜の女王(ロバート・A・ハインライン 早川書房 1969年 のちハヤカワ文庫)
  • 宇宙からのロボット大使ベイツ 偕成社 1969年)
  • わすれられた惑星(ラインスター 岩崎書房 1970年 のちハヤカワ文庫)
  • コマンダー・1(ピーター・ジョージ 早川書房〈ハヤカワ・SF・シリーズ〉 1970年)
  • 緑の星のオデッセイ(フイリップ・ホセ・ファーマー ハヤカワ文庫 1970年)
  • 宇宙からの脱出マーティン・ケイディン 早川書房 1970年)
  • 麻薬運河(アリステア・マクリーン 早川書房 1970年 のちハヤカワ文庫)
  • 海賊の財宝をさぐる(スノウ 集英社〈ジュニア版世界の冒険〉 1971年)
  • 神の機械(マーティン・ケイディン 早川書房 1971年)
  • 宇宙製造者(A・E・ヴァン・ヴォクト ハヤカワ文庫 1971年)
  • 地獄の家(リチャード・マシスン 早川書房 1972年 のちハヤカワ文庫)
  • 野獣の都 永遠の旅人ケイン(マイクル・ムアコック ハヤカワ文庫 1972年)
  • 鳥人の森 火星の戦士(マイクル・ムアコック ハヤカワ文庫 1972年)
  • 蜘蛛の王 火星の戦士(マイクル・ムアコック ハヤカワ文庫 1972年)
  • ベティアンよ帰れ(クリス・ネヴィル ハヤカワ文庫 1972年)
  • デューン 砂の惑星 1-4(フランク・ハーバート ハヤカワ文庫 1972年-1973年)
  • 人間改造プロジェクトβ(ラルフ・ブラム 早川書房 1972年)
  • 裏切りの氷河(デズモンド・バグリイ 早川書房 1972年 のちハヤカワ文庫)
  • マッキントッシュの男(デズモンド・バグリイ 早川書房 1973年 のちハヤカワ文庫)
  • デューン 砂漠の救世主(フランク・ハーバート ハヤカワ文庫 1973年)
  • ターザンと黄金都市(エドガー・ライス・バロウズ ハヤカワ文庫 1974年)
  • ジキル博士とハイド氏(スチーブンソン 集英社 1974年)
  • 高い砦(デズモンド・バグリイ 早川書房 1974年 のちハヤカワ文庫)
  • 軍用列車(アリステア・マクリーン 早川書房 1975年 のちハヤカワ文庫)
  • 四次元の謎(フランク・エドワーズ 角川文庫 1975年)
  • ターザンとライオン・マン(エドガー・ライス・バロウズ ハヤカワ文庫 1975年)
  • 砂漠の略奪者(デズモンド・バグリイ 早川書房 1975年 のちハヤカワ文庫)
  • 黄金の手紙(デズモンド・バグリイ 早川書房 1975年 のちハヤカワ文庫)
  • 失われた古代文明(リチャード・ムーニイ 角川文庫 1975年)
  • 槍作りのラン(クリス・ネヴィル ハヤカワ文庫 1975年)
  • ターザンと禁じられた都(エドガー・ライス・バロウズ ハヤカワ文庫 1975年)
  • 多元宇宙の王子 混線次元シリーズ1(キース・ローマー ハヤカワ文庫 1975年)
  • 宇宙家族(E.E.エバンズ 岩崎書店〈SFこども図書館〉 1976年)
  • 地獄の綱渡り(アリステア・マクリーン 早川書房 1976年 のちハヤカワ文庫)
  • 原生林の追撃(デスモンド・バグリイ 早川書房 1976年 のちハヤカワ文庫)
  • バーリイ村のヴァイオリン弾き(ロバート・ネイサン 文化出版局 1976年)
  • きこりの家(ロバート・ネイサン 文化出版局 1976年)
  • それゆえに愛はもどる(ロバート・ネイサン 文化出版局〈愛のシリーズ〉 1976年)
  • 夏は遠くすぎて(ロバート・ネイサン 文化出版局 1976年)
  • メトセラの子ら(ロバート・A・ハインライン ハヤカワ文庫 1976年)
  • ターザンと狂人(エドガー・ライス・バロウズ ハヤカワ文庫 1976年)
  • 悪徳なんかこわくない(ロバート・A・ハインライン ハヤカワ文庫 1977年)
  • 宇宙の戦士(ロバート・A・ハインライン ハヤカワ文庫 1977年)
  • オッド・ジョン(オラフ・ステープルドン ハヤカワ文庫 1977年)
  • ふしぎな国への旅(メリー=Q=スティール 講談社 1977年)
  • 川をくだる旅(ロバート・ネイサン 文化出版局 1977年)
  • タイトロープ・マン(デズモンド・バグリイ 早川書房 1977年 のちハヤカワ文庫)
  • 英国脱出 正続(リチャード・ローマー 集英社 1978 のち文庫)
  • 宇宙の孤児(ロバート・A・ハインライン ハヤカワ文庫 1978年)
  • 愛に時間を(ロバート・A・ハインライン 早川書房 1978年 のちハヤカワ文庫)
  • 最後通告(リチャード・ローマー 集英社 1978年)
  • エクソン接収(リチャード・ローマー 集英社 1978年)
  • 多元宇宙の帝国(キース・ローマー ハヤカワ文庫 1978年)
  • デューン 砂丘の子供たち 1-3(フランク・ハーバート ハヤカワ文庫 1978年-1979年)
  • ハリケーン(デズモンド・バグリイ 早川書房 1978年 のちハヤカワ文庫)
  • 栄光の道(ロバート・A・ハインライン ハヤカワ文庫 1979年 のちに『栄光のスペース・アカデミー』に改題)
  • アメリカ滅亡(ウィルスン・タッカー 久保書店 1979年)
  • マン・プラス(フレデリック・ポール 早川書房 1979年 のちハヤカワ文庫)
  • スターマン・ジョーンズ(ロバート・A・ハインライン ハヤカワ文庫 1979年)
  • タピオラの冒険(ロバート・ネイサン ハヤカワ文庫 1979年)
  • さらばカリフォルニア(アリステア・マクリーン 早川書房 1980年 のちハヤカワ文庫)
  • ゲイトウエイ 1-2(フレデリック・ポール 早川書房 1980-1982年 のちハヤカワ文庫)
  • 敵(デズモンド・バグリイ 早川書房 1981年 のちハヤカワ文庫)
  • Jem(フレデリック・ポール 早川書房 1981年 のちハヤカワ文庫)
  • スノー・タイガー(デズモンド・バグリイ 早川書房 1981年 のちハヤカワ文庫)
  • 仮面戦争(フレデリック・ポール 早川書房 1982年)
  • さらばふるさとの惑星(ジョー・ホールドマン 集英社 1982年)
  • サハラの翼(デズモンド・バグリイ 早川書房 1982年 のちハヤカワ文庫)
  • 獣の数字(ロバート・A・ハインライン 早川書房 1984年 のちハヤカワ文庫)
  • フライデイ(ロバート・A・ハインライン 早川書房 1984年 のちハヤカワ文庫)
  • デューン 砂漠の神皇帝 1-3(フランク・ハーバート ハヤカワ文庫 1984年)
  • デューン 砂漠の異端者 1-3(フランク・ハーバート ハヤカワ文庫 1985年)
  • スターファイター(ロバート・A・ハインライン 吉川秀実共訳 創元推理文庫 1986年)
  • デューン 砂丘の大聖堂 1-3(フランク・ハーバート ハヤカワ文庫 1986年-1987年)
  • デリラと宇宙野郎たち(ロバート・A・ハインライン ハヤカワ文庫 1986年)
  • 地球の緑の丘(ロバート・A・ハインライン ハヤカワ文庫 1986年)
  • 動乱2100(ロバート・A・ハインライン ハヤカワ文庫 1986年)
  • ガニメデの少年(ロバート A・ハインライン ハヤカワ文庫 1987年)
  • ウロボロス・サークル(ロバート・A・ハインライン 早川書房 1988年 のちハヤカワ文庫)
  • メサイアの宝石(マーティン・ケイディン 東京創元社 1989年)
  • 落日の彼方に向けて(ロバート・A・ハインライン 早川書房 1990年 のちハヤカワ文庫)
  • 宇宙の珊瑚礁へ(フレデリック・ポール,ジャック・ウイリアムスン ハヤカワ文庫 1990年)
  • スカヤグリーグ 愛の再生(ウィリアム・ホアウッド 藤井久美子との共訳 角川書店 1991年)
  • スター・チャイルド(フレデリック・ポール、ジャック・ウィリアムスン ハヤカワ文庫 1991年)
  • 新たなる誕生 スター・チャイルド2(ポール、ウィリアムスン ハヤカワ文庫 1991年)
  • ゲイトウエイへの旅(フレデリック・ポール ハヤカワ文庫 1992年)
  • 異郷の旅人(フレデリック・ポール ハヤカワ文庫 1993年)
  • 時の果ての世界(フレデリック・ポール ハヤカワ文庫 1993年)
  • ブレイクの飛翔(レイ・ファラデイ・ネルスン ハヤカワ文庫 1995年)
  • 公家アトレイデ デューンへの道 1-3(ブライアン・ハーバート,ケヴィン・J.アンダースン ハヤカワ文庫 2002年)
  • 公家ハルコンネン デューンへの道 1-3(ハーバート、アンダースン ハヤカワ文庫 2003年)
  • 公家コリノ デューンへの道 1-3(ハーバート、アンダースン ハヤカワ文庫 2004年)
  • 惑星オピカスに輝く聖火(ミルトン・レッサー 岩崎書店〈SF名作コレクション〉 2006年)

脚注

  1. ^ a b 矢野徹」『講談社「デジタル版 日本人名大辞典+Plus」』https://kotobank.jp/word/%E7%9F%A2%E9%87%8E%E5%BE%B9コトバンクより2022年1月3日閲覧 
  2. ^ 1988年5月、NASAが主催しワシントンD.Cで開催されたハインライン追悼の会でスペシャルゲストとしてスピーチした矢野は、ハインラインが『宇宙の戦士』を世界中の軍曹に捧げたことに触れ、自らの軍歴を誇りに思うと述べた。(『Requiem: New Collected Works by Robert A. Heinlein and Tributes to the Grand Master』Tor Books 1993 Yoji Kondo(Edit))
  3. ^ 宝石』昭和28年8月号「科学小説の鬼」に、矢野が渡米の直前に乱歩を訪れたとある。『続・幻影城』に収録。
  4. ^ 『矢野徹・SFの翻訳』p.56
  5. ^ 『FORRY:The Life of Forrest J Ackerman』Mcfarland & Co Inc Pub 2010 Deborah Painter によると、アッカーマンは矢野にWestercon6のゲストオブオナーにすると手紙を出した。しかし、Westercon公式ページには矢野の名は残っていない。
  6. ^ この大会でヒューゴー賞が創設され、アッカーマンは#1 Fan Personarity部門を受賞した。
  7. ^ 『矢野徹・SFの翻訳』p.117
  8. ^ 最相葉月「星新一(上)」(新潮文庫)P.269
  9. ^ a b c d 矢野徹|文学賞の世界. 2022年1月3日閲覧

関連項目

外部リンク


矢野徹

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/06 05:17 UTC 版)

征途」の記事における「矢野徹」の解説

史実ではSF作家

※この「矢野徹」の解説は、「征途」の解説の一部です。
「矢野徹」を含む「征途」の記事については、「征途」の概要を参照ください。

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