くりもと‐かおる〔‐かをる〕【栗本薫】
栗本薫(くりもと・かおる)
本名今岡純代。1953年(昭28)、東京生まれ。早稲田大学文学部卒。デビュー当時は、「海を感じる時」で群像新人賞を受賞した中沢けい、「もう頬づえはつかない」の見延典子とともに講談社キャンディーズと称された。
1976年(昭51)、「パロディの起源と進化」を「新評 筒井康隆の世界」に掲載。
1976年(昭51)、「都筑道夫の生活と推理」で、第二回幻影城新人賞評論部門佳作入選し、1976年(昭51)に掲載。
1977年(昭52)、中島梓名義で、「文学の輪郭」で第20回群像新人文学賞評論部門受賞。
1978年(昭53)、「ぼくらの時代」で第24回江戸川乱歩賞受賞。また、この作品は「週刊文春」の78年「傑作ミステリーベスト10」の1位に選ばれる。
1978年(昭53)に「SFマガジン」に発表した「ケンタウロスの子守唄」は日本文藝家協会の「現代小説'78」に収録される。
1979年(昭54)に「オール讀物」に発表した「羽の折れた天使」が、1980年(昭55)に第33回日本推理作家協会賞短編部門の候補となる。同時に日本推理作家協会の「推理小説代表作選集 推理小説年鑑 1980年版」に収録される。
1978年(昭53)から「幻影城」に発表し、「幻影城」休刊により中絶、大幅改稿後、1980年(昭55)に刊行した「絃の聖域」で、1981年(昭56)、第二回吉川英治文学新人賞受賞。また、この作品は第34回日本推理作家協会賞長編部門の候補作になった。同時に「週刊文春」の80年「傑作ミステリーベスト10」の4位に選ばれる。
1980年(昭55)に「オール読物」に発表した「時計台」は日本文藝家協会の「ザエンターテインメント 1981」に収録される。
1981年(昭56)に「小説現代」に発表した「青ひげ荘の殺人」は日本推理作家協会の「推理小説代表作選集 推理小説年鑑 1982年版」に収録される。
1980(昭55)に「小説現代」に発表した「蝮の恋」は日本文藝家協会の「代表作時代小説 昭和56年度」に収録される。
1981年(昭56)に「小説現代」に発表した「イエローマジックカーニバル」は日本文藝家協会の「ザエンターテインメント 1982」に収録される。
1981年(昭56)に「小説現代」に発表した「赤猫の女」は日本文藝家協会の「代表作時代小説 昭和57年度」に収録される。
1982年(昭57)に「小説現代」に発表した「殺された幽霊」は日本推理作家協会の「推理小説代表作選集 推理小説年鑑 1983年版」に収録される。
1982年(昭57)に「小説新潮」に発表した「犬の眼」は日本文藝家協会の「ザエンターテインメント 1983」に収録される。
1984(昭59)に「小説新潮」に発表した「死神小町」は日本文藝家協会の「代表作時代小説 昭和60年度」に収録される。
1985年(昭60)に「小説現代」に発表した「伊集院大介の失敗」は日本推理作家協会の「推理小説代表作選集 推理小説年鑑 1986年版」に収録される。
1992年(平4)に「ミステリマガジン」に発表した「クリスマスイブ」は日本文藝家協会の「現代の小説 1993」に収録される。
探偵小説、SF、時代小説、脚本など、さまざまな方面で活躍している才女。
栗本薫
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/26 16:05 UTC 版)
1953年2月13日 - 2009年5月26日)は、日本の小説家、評論家。日本SF作家クラブ会員、日本推理作家協会員、日本ペンクラブ会員、日本文藝家協会員、日中文化交流協会員。
(くりもと かおる、注釈
- ^ 江戸川乱歩賞の受賞者としては当時史上最年少であった。
- ^ 楠田枝里子が臨時代理で5代目女性軍キャプテンを務めた。
- ^ 主なメンバーは栗本の他、尾崎秀樹(団長)、立松和平(副団長)、藤島親方(当時)、武蔵川親方(当時)、井沢元彦、高橋克彦、杉浦日向子。
- ^ その後、山内美郷が同番組最終回まで約8年間、5代目女性軍キャプテンを務めた。
- ^ 横溝作品の「真珠郎」や「薔薇王」など。
- ^ 『真夜中の天使』や『紫音と綺羅』等でも、美少年に光沢のあるビニールの服や婦人用ロングブーツ(赤や白の女性用のピカピカの長靴も)への嗜好を語らせる描写がある。
- ^ レギュラー降板後は1987年11月29日(第418回)、1992年3月15日(第607回)放送分にゲスト出演。
- ^ 1989年の「500回記念大会」には宮尾すすむとペアで出演した。
- ^ 1994年の「700回記念大会」にはOBチームメンバーとして山藤章二とペアで出演した。
出典
- ^ 今岡 2019, p. 100.
- ^ 「故栗本さんの小説 原稿欠けたまま刊行/生前のファイル誤送信?」『日本経済新聞』夕刊2018年3月8日(社会・スポーツ面)2019年4月11日閲覧。
- ^ 『小説トリッパー』2001年秋季号(朝日新聞社)
- ^ 新保博久『世紀末日本推理小説事情』(筑摩書房)
- ^ 中島梓『新版 小説道場1』(光風社出版)
- ^ a b 柿沼瑛子・栗原知代編著『耽美小説・ゲイ文学ブックガイド』(白夜書房)
- ^ a b c d 石田美紀 『密やかな教育―“やおい・ボーイズラブ”前史』 洛北出版、2008年
- ^ Erin JUN創刊号はこんな雑誌だった
- ^ 挿絵 竹宮惠子の図書館 K.T.Library
- ^ 笠井潔『終焉の終り』(福武書店)
- ^ a b c 中島梓『マンガ青春期』(集英社)
- ^ 堀江 2010, p. 99.
- ^ 『グイン・サーガハンドブック3』(ハヤカワ文庫)
- ^ 今日泊『我が月は緑』上巻pp412、第2章「辛酸行」第4節「仇討三重奏」
- ^ 照山もみじ「疎外者(アウトサイダー)の自己幻想-中島梓の『少年』」(『G-W-G』5号2021年5月掲載)、瀬戸宏「川口君事件の記憶(4)-照山もみじ「疎外者(アウトサイダー)の自己幻想-中島梓の『少年』」を読む」
- ^ a b c d 略年譜 2010, p. 114.
- ^ 『私の父、私の母』中央公論社、1994年、144-148頁
- ^ a b c d e f g h i j k l 略年譜 2010, p. 115.
- ^ a b 略年譜 2010, p. 116.
- ^ 今岡 2019, p. 126.
- ^ a b c d e f g h 略年譜 2010, p. 117.
- ^ “作家、栗本薫さんが死去” (2009年5月27日). 2009年5月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年5月27日閲覧。
- ^ “訃報:江戸川乱歩賞の作家、栗本薫さん 56歳” (2009年5月27日). 2009年5月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年5月27日閲覧。
- ^ “グイン・サーガ:作品情報”. アニメハック. 2020年9月15日閲覧。
- ^ 堀江 2010, p. 70.
- ^ 「クイズヒントでピント」おしゃれまとめの人気アイデア|Pinterest|é¦æ ä¸æ | クイズ
栗本薫(くりもとかおる)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/06 00:23 UTC 版)
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栗本薫
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/06 22:12 UTC 版)
高杉弾をモデルとした小説を「イミテーション・ゴールド」の題で発表しており、自販機ポルノの編集者が創刊号の目玉記事をでっちあげるため、国民的アイドル「山内桃枝」の家からゴミ箱を盗み出そうと奮闘する様子などを描いている。
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固有名詞の分類
時代小説・歴史小説作家 | 芦川淳一 山本兼一 栗本薫 村上元三 芦辺拓 |
推理作家 | ダニエル・ペナック 斎藤栄 栗本薫 石原慎太郎 ファン・セヨン |
日本の推理作家 | 楡周平 斎藤栄 栗本薫 石原慎太郎 末浦広海 |
SF作家 | ハンス・ドミニク 井上剛 栗本薫 レイモンド・Z・ガラン 椎名誠 |
日本のSF作家 | 瀬川昌男 神野碧 栗本薫 椎名誠 八杉将司 |
ファンタジー作家 | 北沢慶 宮沢賢治 栗本薫 アラン・ガーナー ジャック・ヴァンス |
江戸川乱歩賞受賞者 | 梶龍雄 斎藤栄 栗本薫 末浦広海 西東登 |
日本のファンタジー作家 | 田中文雄 北沢慶 栗本薫 藤咲あゆな 響野夏菜 |
日本のホラー作家 | 小野不由美 明野照葉 栗本薫 大石圭 乙一 |
日本の文芸評論家 | 大塚英志 室井光広 栗本薫 柘植光彦 馬場あき子 |
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