女形

デジタル大辞泉

おやま【女^＝形／女^＝方／お山】

読み方：おやま

《「おやまにんぎょう」から出た語という》

１ 歌舞伎のおんながた。また、操り人形の女役の人形。

２ 上方で、遊女。

「昼三とやらいふ—を買うたが」〈滑・膝栗毛・三〉

３ 美しい女。

「今の世までも眉目(みめ)よき女を—といふも、この香具山のいはれなるべし」〈浄・会稽山〉

[補説] 歴史的仮名遣いは、「をやま」「おやま」のいずれか未詳。

おんな‐がた〔をんな‐〕【女形／女方】

読み方：おんながた

歌舞伎で、女の役を演じる男の役者。また、その役柄。江戸初期に、女歌舞伎が禁止されて以後に現れた。おやま。⇔男形(おとこがた)。

難読語辞典

女形

読み方：オヤマ（ｏｙａｍａ）

歌舞伎で女役を演ずる男性の役者

歴史民俗用語辞典

女形

読み方：オヤマ（ｏｙａｍａ），　オンナガタ（ｏｎｎａｇａｔａ）

女の役をする男や操り人形で女役をするもの。

短編小説作品名辞典

女形

作者原石寛

収載図書自選短篇小説集 6
出版社原石寛
刊行年月2008.4

女形

作者中上健次

収載図書化粧
出版社講談社
刊行年月1993.8
シリーズ名講談社文芸文庫

収載図書中上健次全集 2
出版社集英社
刊行年月1995.9

隠語大辞典

女形

読み方：おやま

1. 歌舞伎芝居の女形の男優のことをいふ。〔役者語〕
2. 【女形】女に扮装する男優のこと、「梅幸（ばいかう）」「河合（かあひ）」等は女形（おやま）である。〔歌舞伎〕
3. 俳優の女形（関西では娼妓の事）。
4. 女方と同じ。
5. 遊女のことをいふ。承応年間に小山次郎三郎といふ人形遣の名人が出て、歌舞伎芝居の女形（多くは遊女の人形）を巧みに使つたから起つたのである。
6. 歌舞伎芝居の女形の男優のこと。〔芸能（俳優）〕

分類 俳優、役者語、歌舞伎、演劇

隠語大辞典は、明治以降の隠語解説文献や辞典、関係記事などをオリジナルのまま収録しているため、不適切な項目が含れていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ。

近代文学作品名辞典

女形

読み方：オンナガタ（ｏｎｎａｇａｔａ）

作者 中上健次

初出 昭和53年

ジャンル 小説

ウィキペディア

女形

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/08/06 07:00 UTC 版)

女形・女方（おやま・おんながた）とは歌舞伎において女性を演じる役者・職掌または其の演技様式。

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

女形

出典:『Wiktionary』 (2018/07/05 14:08 UTC 版)

和語の漢字表記

女形

1. 「おやま」又は「おんながた」の漢字表記。

Weblio日本語例文用例辞書

「女形」の例文・使い方・用例・文例

• 女形
• 片外しという,歌舞伎の女形の鬘
• 立て女形という,歌舞伎で一番すぐれた女形の地位
• 立て女形という,歌舞伎で一番優れた女形の地位にある人
• 歌舞伎の女形
• 女形の楽屋
• 歌舞伎において,老け女形という役柄
• 歌舞伎で,老け女形を演じる役者
• 老け女形という,文楽人形の頭