かなでほんちゅうしんぐら【仮名手本忠臣蔵】
仮名手本忠臣蔵
読み方:カナデホンチュウシングラ(kanadehonchuushingura)
仮名手本忠臣蔵
仮名手本忠臣蔵
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/21 04:05 UTC 版)
『仮名手本忠臣蔵』(かなでほんちゅうしんぐら)とは、人形浄瑠璃および歌舞伎の演目のひとつ。寛延元年(1748年)8月、大坂竹本座にて初演[1]。全十一段、浄瑠璃作者で座本の二代目竹田出雲・三好松洛・並木千柳の合作。通称「忠臣蔵」。先行作品を含むこの作品以外の赤穂事件を題材とした作品については、忠臣蔵参照。
- ^ 「日本の古典50冊」(35 仮名手本忠臣蔵)199頁(三笠書房)など
- ^ 松島(1964) p156
- ^ 赤間亮「最初の赤穂義士劇に関する憶説」。なおこれ以前に『東山栄華舞台』という赤穂事件を当て込んだ芝居が江戸で上演されたといわれているが、その真偽については確認されていない。また元禄16年10月に竹本座で上演されたという浄瑠璃『傾城八花形』も、その内容が赤穂事件に関わりがあるといわれるが、実際には赤穂城明け渡しなどをほのめかす記述がわずかにあるばかりで、赤穂事件を題材とした作とはいえない(『浄瑠璃集』(1985)『傾城八花形』解説)。
- ^ 内山美樹子「仮名手本忠臣蔵の作者」(『国文学 解釈と教材の研究』12月号第31巻15号所収、63-64頁)。今尾哲也はその著書『吉良の首 忠臣蔵とイマジネーション』(平凡社)にこの内山美樹子の論文を引いている(202頁)。
- ^ なお、史実の吉良氏と高氏の関係に触れた論文としては、谷口雄太「中世における吉良氏と高氏」(初出:『新編西尾市史研究』2号(2016年)/所収:谷口『中世足利氏の血統と権威』 吉川弘文館、2019年)がある。
- ^ たとえば、松島(1964) p159
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