たん‐もの【反物/▽段物】
反物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/14 22:46 UTC 版)
反物は、和服や帯、寝具などの材料となる織物で、基本的には長着一枚を仕上げられるだけの分量(長さ)があるもの(これを着尺と呼ぶ)。大人の女性用の長着に使われるのは幅が約36cmの並巾と呼ばれる反物で、女性用の長着を一枚作るには、おおむね12mほどの長さの並巾が必要とされる。このほかにも用途によってさまざまなサイズの反物があり、布団用のもの(布団地、布団皮)には幅が72cmほどのものもある。長さは、4mほどの「羽尺」(羽織を作るための反物)から、26mほどのもの(布団用など)まである。 布の表面を保護するために、中表(表が内側になった状態)に巻いてある。
※この「反物」の解説は、「和裁」の解説の一部です。
「反物」を含む「和裁」の記事については、「和裁」の概要を参照ください。
「反物」の例文・使い方・用例・文例
- 反物は反で売買する
- 反物屋
- この反物は尺が短い(尺が足りない)
- この反物は丈が無い
- この反物は(五尺)伸びがある
- 反物を差す
- 反物を差してみると丈が無い
- この反物は染めが好い
- 嫁と反物は昼間選べ
- 米国の物理学者で、陽電子と呼ばれる反電子という形で反物質を発見した(1905年−1991年)
- 英国の理論物理学者で、相対性理論を量子力学に適用し、反物質と陽電子の存在を予測した(1902年−1984年)
- 一人分の着物用の反物の長さと幅
- 一人分の着物を仕立てられる反物
- 約36cmの反物の幅
- 普通の幅の反物
- 大人の羽織りが1枚作れる反物の長さ
- 大人の羽織り1枚分の長さを持つ反物
- 並幅の2倍の幅の反物
- 反物の幅で,並幅の2倍の幅
- 広幅物という幅の反物
反物と同じ種類の言葉
- >> 「反物」を含む用語の索引
- 反物のページへのリンク