ひきとは? わかりやすく解説

避諱

読み方:ひき

中国中心とする漢字文化圏にかつて見られた、皇帝など目上人物の本名(諱)を直接口にしたり、書いたりすることをタブー視する風習のこと。実名敬避俗あらわれとされる

ひき【匹/×疋】

読み方:ひき

【一】[名]

2反続き反物単位として表す語。大人着物羽織とを対で作るときなどに用いる。

銭を数え単位古く10文、のち25文を1匹とした。

【二】接尾助数詞動物昆虫などを数えるのに用いる。上に来る語によっては「びき」「ぴき」となる。「2—の


ひき【引き】

読み方:ひき

【一】[名]

引っ張ること。また、その力。「の—が強い」

特別に目をかけて便宜をはかること。引き立て。「上役の—で出世する

手づる。つて。縁故。「就職するにも—がない」

引く力に対して耐える力。紙などの腰があること。「—のある紙」

写真撮影で、カメラ後ろ下げて撮影すること。または、後ろ下げ空間的なゆとり。「—で撮る」「—の写真」「—のない場所」

俗に賭け事勝負事やくじの運。「—がいい」「—の強い人」

率いること。導き

大君の—のまにまに」〈万・一〇四七〉

江戸時代田畑租税減免すること。

引き出物」の略。

「これの内のやつらにも、何かなし三百づつお—をやる合点ぢゃ」〈浄・万年草

10 (「びき」の形で)接尾語的に用いて値引き値下げの意を表す。「三割—」

【二】[接頭]動詞付いて、その動詞の示す動作作用強める意を表しまた、語調強めるのに用いる。「—しめる」「—まわす」

[補説] 音便で、「ひっ」「ひん」ともなる。「ひっくくる」「ひんまげる」など。


ひ‐き【悲喜】

読み方:ひき

悲しみ喜び


ひ‐き【秘記】

読み方:ひき

秘密の記録


ひき【×蟇】

読み方:ひき

ヒキガエルの別名。《 夏》


ひ‐き【×誹毀/非毀】

読み方:ひき

[名](スル)悪口を言うこと。他人悪事醜行あばいて、その名誉を傷つけること。

「アゼシラウス王の所置を、常に—する程なれば」〈竜渓・経国美談


ひ‐き【避忌】

読み方:ひき

[名](スル)その物事を好ましくないとしてさけきらうこと。忌避


ひ‐き【非器】

読み方:ひき

その事をする才能力量などが不足であること。その器量でないこと。


退き、引き、弾き、轢き、惹き、挽き

読み方:ひき

カ行五段活用動詞「退く」「引く」「弾く」「轢く」「惹く」「挽く」の連用形である「退き」「引き」「弾き」「轢き」「惹き」「挽き」、あるいは連用形名詞化したもの


弾き

読み方:ひき、はじき

カ行五段活用動詞「弾く」の連用形、あるいは連用形名詞化したもの


退き

読み方:ひき、どき、のき、しりぞき

カ行五段活用動詞「退く」の連用形、あるいは連用形名詞化したもの

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ひき

  1. 二つ

分類 せんぽ


ひき

  1. 巡査手先ノコトヲ云フ。〔第五類 官吏官舎之部・島根県

分類 島根県


ひき


ひき

  1. 施錠ヲ探リ、又ハ一般鎖鑰破壊スル器物合鍵ノ類。〔第六類 器具食物

ひき

  1. 反物類。〔第七類 雑纂
  2. 反物類のことをいふ。二反物のことを匹といふからいつたものである。〔犯罪語〕

分類 犯罪


ヒキ

読み方:ひき

  1. 糸ノコトヲ云フ。〔第二類 金銭器具物品之部・宮崎県
  2. 糸ノコトヲ云フ。〔第二類 金銭器具物品之部・大分県

分類 大分県宮崎県


読み方:ひき

  1. 反物類、万引のこと。〔一般犯罪
  2. 犯罪者窃盗目的の場所へ案内するもの。又はその行為。②詐欺賭博スリのこと。③裁判所のこと。「引き出」の意より。④股引

分類 犯罪


読み方:ひき

  1. 脚袢股引類。〔第二類 人物風俗
  2. 股引脚袢。「股引」の略。

読み方:ひき

  1. 同上(※「ひで」参照)。〔第二類 人物風俗
  2. 犯罪者窃盗目的の場所へ案内するもの。又は其の行為或は其の犯罪教唆者をいふ。

読み方:ひき

  1. 数人共謀シテ、其手段又ハ方法ノ上ニ於ケル詐欺的賭博。〔第三類 犯罪行為
  2. 詐欺賭博掏摸の事を云ふ。

読み方:ひき

  1. 本類「まんびき同意。〔第三類 犯罪行為
  2. 万引弘前 強窃盗仲間

分類 強窃盗仲間


読み方:ひき

  1. 裁判所。〔第五類 一般建物
  2. 裁判所
  3. 裁判所を云ふ。「引出す」の意よりか。

分類 ルンペン大阪


読み方:ひき

  1. 宿引客引などの略。

分類 俗語


読み方:ひき

  1. 1 布帛なれば二反を一疋といふ。2 金銭ならば二十五文のこと。
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比企

名字 読み方
比企ひき
比気ひき
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日置

読み方
日置ひき

比企

読み方
比企ひき

比嘉

読み方
比嘉ひき

比気

読み方
比気ひき

疋部

(ひき から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/14 15:52 UTC 版)

𤴔𤴓龰
康熙字典 214 部首
田部 疋部
1 丿 2
3
广
4
5
6
7
8
9
10 11 鹿
12 13 14 15
16 17

疋部(しょぶ)は、漢字部首により分類したグループの一つ。

康熙字典214部首では103番目に置かれる(5画の9番目、午集の9番目)。

概要

疋部には「疋」を筆画の一部として持つ漢字を分類している。

単独の「疋」字はから下のを意味する。字源としては、の形を象る象形文字である[1][2]

また「匹」の形が変化して「疋」と書かれることもある[3]。日本ではヒキという音でお金の単位(一疋 = 十文)を表した。

また「夏」の形が変化して「疋」と書かれ、「雅」の代わりに使われることがある[4]

偏になるときは「疎」のように「𤴔」の形に変形し、また日常外の漢字の例となるが「𤴕・疌・𭼁・𤴡」のように「𤴓・龰」等の形に変形する場合もある。

部首の通称

  • 日本:ひき・ひきへん
    • 「匹」に通じ、その慣用音からと考えられる。日本的な用法としてお金の単位として使われた。
  • 韓国:발소부(bal so bu、あしの疋部)・짝필부(jjak pil bu、ひきの疋部)
  • 英米:Radical bolt of cloth(「匹」に通じ、「匹」が漢代、織物の長さの単位として使われたことから)

部首字

例字

脚注

  1. ^ 裘錫圭 (1988), 文字学概要, 北京: 商務印書館, p. 115, ISBN 7-100-00413-6 
  2. ^ 季旭昇 (2014), 説文新証, 台北: 芸文印書館, p. 141, ISBN 978-957-520-168-5 
  3. ^ 張涌泉 (1996), “敦煌俗字匯考”, 敦煌俗字研究, 北京: 上海教育出版社, p. 23, ISBN 7-5320-4921-3 
  4. ^ 張富海 (2007), 漢人所謂古文之研究, 北京: 線装書局, p. 52, ISBN 978-7-80106-668-8 

ひき

出典:『Wiktionary』 (2021/08/13 01:36 UTC 版)

名詞:引き

ひき

  1. ひくこと。「ひく」の連用形名詞化

名詞:蟇

ひき,

  1. ヒキガエル

接頭辞

ひきき】

  1. 動詞について、語調強めるのに用いる

接尾辞

ひき,

  1. 家畜数える場合用いる助数詞

語源

同音異義語

ひき

名詞

ひき,

  1. 蟇蛙ひきがえる古称

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