音部
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/03 01:26 UTC 版)
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康熙字典 214 部首 | ||||||||||||||
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韭部 | 音部 | 頁部 | ||||||||||||
1 | 一 | 丨 | 丶 | 丿 | 乙 | 亅 | 2 | 二 | 亠 | 人 | 儿 | 入 | 八 | 冂 |
冖 | 冫 | 几 | 凵 | 刀 | 力 | 勹 | 匕 | 匚 | 匸 | 十 | 卜 | 卩 | 厂 | 厶 |
又 | 3 | 口 | 囗 | 土 | 士 | 夂 | 夊 | 夕 | 大 | 女 | 子 | 宀 | 寸 | 小 |
尢 | 尸 | 屮 | 山 | 巛 | 工 | 己 | 巾 | 干 | 幺 | 广 | 廴 | 廾 | 弋 | 弓 |
彐 | 彡 | 彳 | 4 | 心 | 戈 | 戶 | 手 | 支 | 攴 | 文 | 斗 | 斤 | 方 | 无 |
日 | 曰 | 月 | 木 | 欠 | 止 | 歹 | 殳 | 毋 | 比 | 毛 | 氏 | 气 | 水 | 火 |
爪 | 父 | 爻 | 爿 | 片 | 牙 | 牛 | 犬 | 5 | 玄 | 玉 | 瓜 | 瓦 | 甘 | 生 |
用 | 田 | 疋 | 疒 | 癶 | 白 | 皮 | 皿 | 目 | 矛 | 矢 | 石 | 示 | 禸 | 禾 |
穴 | 立 | 6 | 竹 | 米 | 糸 | 缶 | 网 | 羊 | 羽 | 老 | 而 | 耒 | 耳 | 聿 |
肉 | 臣 | 自 | 至 | 臼 | 舌 | 舛 | 舟 | 艮 | 色 | 艸 | 虍 | 虫 | 血 | 行 |
衣 | 襾 | 7 | 見 | 角 | 言 | 谷 | 豆 | 豕 | 豸 | 貝 | 赤 | 走 | 足 | 身 |
車 | 辛 | 辰 | 辵 | 邑 | 酉 | 釆 | 里 | 8 | 金 | 長 | 門 | 阜 | 隶 | 隹 |
雨 | 靑 | 非 | 9 | 面 | 革 | 韋 | 韭 | 音 | 頁 | 風 | 飛 | 食 | 首 | 香 |
10 | 馬 | 骨 | 高 | 髟 | 鬥 | 鬯 | 鬲 | 鬼 | 11 | 魚 | 鳥 | 鹵 | 鹿 | 麥 |
麻 | 12 | 黃 | 黍 | 黑 | 黹 | 13 | 黽 | 鼎 | 鼓 | 鼠 | 14 | 鼻 | 齊 | 15 |
齒 | 16 | 龍 | 龜 | 17 | 龠 |
概要
その字形は「言」の「口」の中に「一」を含んだ会意文字あるいは指事文字である。
偏旁の意符としては音に関することを示す。音部はこのような意符を構成要素に持つ漢字を収める。
音
「音」字は音を意味する。「聲(声)」字とほぼ同義であるが、対照的に扱われる場合、「音」は楽器の音、「聲」は人の発声器官から発せられる音を意味する。このため『説文解字』に宮・商・角・徴・羽(五声)や絲・竹・金・石・匏・土・革・木(八音)が例として挙げられている。
なお現代中国語では「聲音(声音)」二字で音の意味を表す。この古代中国語における区別は日本の漢字使用において保存されている。また「音」字は人間が発する言語音を表すことがあるが、子音を分類する場合に牙音・舌音・唇音・歯音・喉音という五音が使われる。また発音や訛の意味に使われ、秦音というように地域名を冠してその地域の発音を表すのは、日本漢字音において漢音や呉音といった呼び方にも残されている。その他、音信や誉れといった意味もある。
字体のデザイン差
「音」字はその1画目に地域によって差異がある。「音」字は「言」字のバリエーションなので「言」同様、『康熙字典』は1画目を短い横画とし、中国の新字形・台湾の国字標準字体・香港の常用字字形表は1画目を点としている。
日本の新字体では「言」字と共通しておらず、「言」が短い横画であるのに対し、「音」は短い縦画を採用している。表外漢字においては例えば「闇」などを見ると、例字字形欄には縦画のものが掲載されており、備考でデザイン差と位置付けられた別字形があることが示されているのみである。このため一般的な使用状況から言えば、表外漢字も縦画を用い、康熙字典の横画にはあまり従っていないようである。
部首の通称
- 日本:おと・おとへん
- 韓国:소리음부(sori eum bu、おとの音部)
- 英米:Radical sound
部首字
音
例字
「音部」の例文・使い方・用例・文例
- このソナタの通奏低音部はオルガンによって演奏される。
- ハ音記号 《中音部記号》.
- へ音記号, 低音部記号.
- ト音記号, 高音部記号.
- 最高音部
- 最低音部
- 高音部を持ち、示す
- 比較的緊張状態の舌の筋肉で発音される(たとえば”ビート”の母音部)
- ト音を中央ハの上、譜表の2番目の線上に置く音部記号
- ヘ音を中央ハの下、譜表の4番目の線上に置く音部記号
- 最も下に中間ハ音を置く音部記号
- 中央ハを譜表の4番目の線の上に置く音部記号
- 低音部譜表の上第一加線と高音部譜表の下第一下線上の音
- 音符の下に伴奏和音を示す数字付きの低音部
- (古代日本の音韻学で)喉内という発音部位
- 中音部記号という音楽記号
- ト音記号という,楽譜の高音部を表す記号
- 楽曲の最低音部
- 五線譜の左端に付けて,その楽譜が高,中,低音部のいずれかであるかを示す記号
- コロラチュラソプラノという高音部を叙情的に歌うソプラノ歌手
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