イスカとは? わかりやすく解説

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いすか【交喙/×鶍】

読み方:いすか

アトリ科全長18センチくらい。全体に雄は暗紅色、雌は黄緑色くちばし曲がって上下食い違いモミの実を食べる。ユーラシア北アメリカ分布日本には冬に渡来するが、繁殖することもある。《 秋》

[補説] 「鶍」は国字


交喙

読み方:イスカ(isuka)

アトリ科渡り鳥


読み方:イスカ(isuka)

燕雀目の小鳥

別名 交喙


交喙

読み方:イスカ(isuka)

燕雀目の小鳥

別名


イスカ

イスカ
イスカ(メス
イスカ
イスカ(オス

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交啄

読み方:イスカ(isuka)

アトリ科渡り鳥

学名 Loxia curvirostra


交喙

読み方:イスカ(isuka)

アトリ科渡り鳥

学名 Loxia curvirostra


読み方:イスカ(isuka)

の上下が食い違っているアトリ科小禽

季節

分類 動物


交喙鳥

読み方:イスカ(isuka)

燕雀アトリ科

季節

分類 動物


交嘴鳥

読み方:イスカ(isuka)

燕雀アトリ科

季節

分類 動物


伊砂

読み方:イスカ(isuka)

所在 静岡県浜松市

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

イスカ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/23 02:56 UTC 版)

イスカ
イスカ(オス)
保全状況評価[1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: スズメ目 Passeriformes
: アトリ科 Fringillidae
: イスカ属 Loxia
: イスカ L. curvirostra
学名
Loxia curvirostra
Linnaeus1758
和名
イスカ
英名
Common Crossbill
分布図

イスカ(交喙、鶍、学名:Loxia curvirostra)は、スズメ目アトリ科に分類される鳥類の一種である。

分布

ヨーロッパアジアの北部や北アメリカに広く分布する。

日本には主に冬鳥として渡来するが、年によって渡来数の変動がある。少数だが北海道本州の山地で繁殖するものもある。

形態

全長約17cm、体重約35-40g[2]スズメよりはやや大きく、翼長およそ9.5 cm。雄は翼と尾羽は黒褐色で、ほかは暗赤色。雌は額から背がオリーブ緑色で、体下面は黄色がかった白色、羽は黒灰色である。嘴が上下で交差しており、これが英名の由来となっている[2]

舌はらせん状になっており、先端にハート型の突起がある[3]

生態

主に針葉樹林内で生活する。非繁殖期は、数羽から10数羽の群れで行動する。群れの中には、まれにナキイスカが混じっていることがある。

樹木の種子や小さな昆虫をえさとする。特にマツの種子を好む。嘴を用いてマツの実を開け、そこから舌を伸ばしてハート型の突起にマツの実を引っかけて食べる[3]。主に樹上で採餌するが、地上に降りて水を飲む姿がよく観察される[2]

Loxia curvirostra

繁殖形態は卵生。毬果の実りと連動するように繁殖期に入るため鳴禽類の中では最も早く、2月頃に繁殖する[2]。マツ等の針葉樹の樹上に枯れ枝を材料とした椀状の巣を作り、2 - 4個の卵を産む[4]。抱卵期間は約13-16日[4]。雛は孵化してから14日ほどで巣立つ。

イスカのくちばしは左右互い違いになっており、このくちばしを使ってマツモミなどの針葉樹種子をついばんで食べるほか、移動の際にも嘴を使うことが確認されている[3]。たまごからかえって間もないひなは普通のくちばしをしているが、1 - 2週間経つと先が交差してくる。下のくちばしが右に出るか左に出るかは採取する球果の鱗被が右回りか左回りかの違いに関連していると思われる[5]

文化

西洋では、イエス・キリストが十字架に貼り付けになったときに、その釘を引き抜こうとしたため、このような嘴になったという伝承がある。そのため、キリスト教文化圏ではイスカは義人のイメージを付与される。

「鶍の嘴(はし)」という慣用句があり、物事が食い違って、齟齬が起きていることを意味する[6]

参考文献

出典

  1. ^ BirdLife International. 2017. Loxia curvirostra (amended version of 2016 assessment). The IUCN Red List of Threatened Species 2017: e.T22720646A111131604. https://dx.doi.org/10.2305/IUCN.UK.2017-1.RLTS.T22720646A111131604.en. Accessed on 09 January 2024.
  2. ^ a b c d バードライフ・インターナショナル総監修, 山岸哲日本語版総監修 『世界鳥類大図鑑』ネコ・パブリッシング,2009年,467頁, ISBN 978-4-7770-5242-4
  3. ^ a b c 釜沢忠夫 「イスカの嘴と舌の作用について」『鳥』第14巻 68号、日本鳥学会、1957年、52-53頁。
  4. ^ a b マイケル・ウォルターズ著・山岸哲監修『世界「鳥の卵」図鑑』新樹社,2006,9,1, ISBN 4-7875-8553-3
  5. ^ クリストファー・M・ペリンズ監修・山岸哲日本語版監修『世界鳥類事典』同朋舎,1996年,340頁, ISBN 4-8104-1153-2
  6. ^ 鶍の嘴https://kotobank.jp/word/%E9%B6%8D%E3%81%AE%E5%98%B4 

関連項目


イスカ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 13:36 UTC 版)

86-エイティシックス-」の記事における「イスカ」の解説

当部隊の戦隊長である。「部隊結束を図る」といった名目自分戦隊誰か、大抵は弱い者や少数民族などをスケープゴート仕立て上げてきた。シン所持している拳銃は元々はイスカのもので、死に損なった隊員介錯使用していた。シン新たなスケープゴートにしていたが、皮肉にも自身重傷負って自分で死ぬことができなかったため、その拳銃を以てシン介錯された。

※この「イスカ」の解説は、「86-エイティシックス-」の解説の一部です。
「イスカ」を含む「86-エイティシックス-」の記事については、「86-エイティシックス-」の概要を参照ください。

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