しょう【松】
読み方:しょう
[音]ショウ(漢) [訓]まつ
〈ショウ〉木の名。マツ。「松柏(しょうはく)・松籟(しょうらい)・松露・松竹梅/青松・老松」
[名のり]ときわ・ます
[難読]松魚(かつお)・落葉松(からまつ)・松明(たいまつ)・杜松(ねず)・松毬(まつかさ)・海松(みる)・水松(みる)
まつ【松】
読み方:まつ
1 マツ科マツ属の常緑高木の総称。明るく乾燥した地に生え、樹皮はひび割れするものが多い。葉は針状で、ふつうアカマツ・クロマツなどでは2本、ゴヨウマツ・チョウセンゴヨウ・ハイマツなどでは5本が束になって出る。春、球状の雌花と雄花とがつき、黄色い花粉が風に飛ぶ。果実は松かさとよばれ、多数の硬い鱗片(りんぺん)からなる。種子は食用。材は薪炭・松明(たいまつ)・建築・パルプなどに広く用いられ、また松脂(まつやに)をとる。竹・梅あるいは鶴とともにめでたい取り合わせとされ、正月の門松にする。翁草・千代見草・常盤草(ときわぐさ)など異称も多い。《季 花=春 落葉=夏》「線香の灰やこぼれて—の花/蕪村」
2 門松(かどまつ)。また、門松を飾っている期間。「—が取れる」「—の内」
「月のない晩だったから、私は—などお持たせするように言いつけた」〈堀辰雄・ほととぎす〉
「立ち別れいなばの山の峰におふるまつとし聞かば今かへりこむ」〈古今・離別〉
[下接語] 相生(あいおい)の松・赤松・アメリカ松・磯(いそ)松・一の松・市松・美し松・海松・蝦夷(えぞ)松・老い松・拝み松・雄(お)松・鏡の松・笠(かさ)松・飾り松・門(かど)松・傘(からかさ)松・唐松・ぐい松・黒松・腰掛け松・小松・五葉松・下がり松・曝(さ)れ松・三蓋(さんがい)松・三の松・霜降り松・磯馴(そな)れ松・朝鮮松・椴(とど)松・鳥総(とぶさ)松・二の松・子(ね)の日の松・這(はい)松・柱松・姫松・米(べい)松・見越しの松・夫婦(めおと)松・雌(め)松・琉球(りゅうきゅう)松・若松
【松】(まつ)
大日本帝国海軍・一等駆逐艦(護衛駆逐艦)「松」。
大東亜戦争後期、戦時量産型簡易駆逐艦として設計・建造された。
同型艦は19隻(準同型の「橘」級を含めると33隻)あった。
開発の経緯
大東亜戦争(太平洋戦争)が起きる以前、日本海軍における駆逐艦は、主な任務として「艦隊決戦における敵艦隊の漸減戦闘」や「戦闘終了後の残敵掃討」などが割り当てられており、そのために敵の主力艦(戦艦)を上回る速力や強力な魚雷兵装が求められてきた。
ところが、大東亜戦争においては航空主兵主義が海軍戦略・戦術の主流となったことから、当初想定されていたような「戦艦同士の砲撃戦」という状況はなかなか発生せず、そればかりか「想定外の使われ方」である離島への人員・資材強行輸送にすらしばしば投入され、特に1942年~1943年のガダルカナル島の支配権を巡る一連の戦いでは、優秀な駆逐艦が多数失われることになった。
そしてその補充は、当時最新鋭であった「夕雲型」や「秋月型」といった艦隊型駆逐艦の建造ペースでは到底間に合わなかった。
その一方で、太平洋でのバトルプルーフから、駆逐艦の性格が従来の「水雷戦闘に特化された大型雷撃艦」から、「輸送船団護衛や航路警戒、人員・資材の強行輸送までこなせる多目的艦」に変化していったため、必ずしも高速である必要性はなくなっていた。
こうして、不足する駆逐艦戦力を短期に補充するため、急造に適した簡易型駆逐艦として計画・設計されたのが本艦型である。
特徴
本艦型の船体は、工期の短縮を図るために直線を組み合わせたようなデザインで構成され、部材も従来の特殊鋼をやめて入手の容易な高張力鋼を採用した。
また、機関も「鴻(おおとり)」型水雷艇に搭載されていたのと同型の製造が容易なものを採用していたが、その配置法は、帝国海軍では初となる「シフト配置」となった。
従来の艦艇では、ボイラー室と機関室が1ヶ所にまとめて置かれていたが、この配置では、艦のスペースを有効活用できる代わりに、故障や敵の攻撃でどちらか一方が破壊されると推進力を失って行動不能になってしまう欠点があった。
そこでボイラーとタービンを2つに分割し、かつ交互に置くことで、船体の全幅を貫通されるような攻撃を食らって右舷側・左舷側のどちらかの機関が破壊されても航行を継続できるようにしたのである。
こちらはこちらで「推進系統や船体構造が左右非対称となり、建造や保守・整備に手間がかかる」という欠点があったが、これにより、従来の艦隊型駆逐艦に比べて「打たれ強い」艦になった。
備砲には40口径12.7サンチ高角砲を載せ、(秋月級には劣るものの)従来型駆逐艦よりも強力な防空力を得た。
一方で、魚雷兵装は4連装発射管1門のみとされ、自衛用の申し訳程度になった。
また、人員・資材輸送のために運貨船2隻を搭載していた。
本艦型は、(量産のために工事を単純化したにもかかわらず)護衛駆逐艦として申し分ない能力を備えており、現場での評判も上々だった。
樹木の名前に由来する艦名がつけられていたことから「雑木林」ともあだ名されたが、重要性の高かった船団護衛や航路警戒、人員・資材輸送などで幅広く活躍した。
スペックデータ
排水量 (基準/公試) | 1,262t/1,530t |
全長 | 100m |
全幅 | 9.35m |
喫水 | 3.3m |
主缶 | ロ号艦本式罐・重油焚×2基 |
主機 | 艦本式タービン×2基 2軸推進(出力19,000shp) |
燃料搭載量 | 重油 370t |
速力 | 27.8kt |
航続距離 | 3,500浬/18kt |
乗員 | 211名 |
兵装 | 八九式40口径12.7cm連装高角砲×1基 八九式40口径12.7mm単装高角砲×1基 九六式25mm連装機銃×4基 九六式25mm単装機銃×12基 九二式4連装61cm魚雷発射管×1基4門 九四式爆雷投射機×2基 爆雷投下軌条×2基(二式爆雷×36発) |
電探 | 二号二型電探(対水上用) 一号三型電探(対空用) |
水測装置 | 九三式探信儀 九三式聴音機 |
同型艦
艦名 | 主造船所 | 起工 | 進水 | 就役 | 除籍 | 備考 |
松 (まつ) | 舞鶴工廠 | 1943.8.8 | 1944.2.3 | 1944.4.28 | 1944.10.10 | 1944.8.4 戦没 |
竹 (たけ) | 横須賀工廠 | 1943.10.15 | 1944.3.28 | 1944.6.16 | 1945.10.25 | 1947.7.16 戦時賠償艦としてイギリスに引き渡し。 (解体) |
梅 (うめ) | 藤永田造船所 | 1944.1.25 | 1944.4.24 | 1944.6.28 | 1945.3.10 | 1945.1.31 戦没 |
桃 (もも) | 舞鶴工廠 | 1943.11.5 | 1944.3.25 | 1944.6.10 | 1945.2.10 | 1944.12.15 戦没 |
桑 (くわ) | 藤永田造船所 | 1943.12.20 | 1944.5.25 | 1944.7.25 | 1945.2.10 | 1944.12.3 戦没 |
桐 (きり) | 横須賀工廠 | 1944.2.1 | 1944.5.27 | 1944.8.14 | 1945.10.5 | 1947.7.29 戦後賠償艦としてソ連に引き渡し。 (1969.除籍) |
杉 (すぎ) | 藤永田造船所 | 1944.2.1 | 1944.7.3 | 1944.8.25 | 1945.10.5 | 1947.7.31 戦後賠償艦として中華民国(台湾)に 引き渡し。 (1962.除籍) |
槙 (まき) | 舞鶴工廠 | 1944.2.19 | 1944.6.10 | 1944.8.10 | 1945.10.5 | 1947.8.14 戦後賠償艦としてイギリスに引渡し。 (解体) |
樅 (もみ) | 横須賀工廠 | 1944.2.1 | 1944.6.16 | 1944.9.3 | 1945.3.10 | 1945.1.5 戦没 |
樫 (かし) | 藤永田造船所 | 1944.5.5 | 1944.8.13 | 1944.9.3 | 1945.10.5 | 1947.8.7 戦後賠償艦としてアメリカに引渡し。 (1948.解体) |
榧 (かや) | 舞鶴工廠 | 1944.4.10 | 1944.7.30 | 1944.9.30 | 1945.10.5 | 1947.7.5 戦後賠償艦としてソ連に引渡し。 (1959.9.2 除籍) |
楢 (なら) | 藤永田造船所 | 1944.6.10 | 1944.10.12 | 1944.11.26 | 1945.11.30 | 1948.5.解体 |
櫻 (さくら) | 横須賀工廠 | 1944.6.2 | 1944.9.6 | 1944.11.25 | 1945.8.10 | 1945.7.11 戦没 |
柳 (やなぎ) | 藤永田造船所 | 1944.8.20 | 1944.11.25 | 1945.1.18 | 1945.11.20 | 1946.10.解体 |
椿 (つばき) | 舞鶴工廠 | 1944.6.20 | 1944.9.30 | 1944.11.30 | 1945.11.30 | 1948.7.28 解体完了 |
檜 (ひのき) | 横須賀工廠 | 1944.3.4 | 1944.7.4 | 1944.9.30 | 1945.4.10 | 1945.1.7 戦没 |
楓 (かえで) | 横須賀工廠 | 1944.3.4 | 1944.7.25 | 1944.10.30 | 1945.10.5 | 1947.7.6 戦時賠償艦として中華民国(台湾)に 引渡し。 (1962.除籍・解体) |
欅 (けやき) | 横須賀工廠 | 1944.6.22 | 1944.9.30 | 1944.12.15 | 1945.10.5 | 1947.7.5 戦後賠償艦としてアメリカに引き渡し。 (標的として海没処分) |
「橘」型
簡易駆逐艦として建造された「松」型は、戦況の更なる悪化に伴って19隻で建造が打ち切られ、以後は更に工事の簡素化を図った「橘」型に移行した。
この型は、部内では「改丁型」と呼ばれ、工期を3ヶ月に短縮することを目指して建造されたが、目的を達成できた艦はなかった。
しかし、それでも終戦までに14隻が完成している。
ちなみにこの型の一艦「梨」は、1945年7月に瀬戸内海で敵機の攻撃により沈没したが、戦後、引き揚げられて修復の上、海上自衛隊に編入。
編入後は「護衛艦『わかば』(DE-261)」と名を改め、1970年まで使われていた。
スペックデータ
橘型
排水量 (基準/公試) | 1,350t/1,580t |
全長 | 100m |
全幅 | 9.35m |
吃水 | 3.37m |
主缶 | ロ号艦本式罐・重油焚×2基 |
主機 | 艦本式タービン×2基 2軸推進(出力19,000shp) |
燃料搭載量 | 重油 370t |
最大速力 | 27.8kt |
航続距離 | 3,500浬/18kt |
乗員 | 211名 |
武装 | 八九式40口径12.7cm連装高角砲×1基 八九式40口径12.7cm単装高角砲×1基 九六式25mm三連装機銃×4基 九六式25mm単装機銃×12基 九二式4連装61cm魚雷発射管×1基4門 九四式爆雷投射機×2基 爆雷投下軌条×2基(二式爆雷×36発) |
電探 | 二号二型電探(対水上用) 一号三型電探(対空用) |
水測装置 | 九三式探信儀 九三式聴音機 |
DE-261「わかば」
排水量 (基準/満載) | 1,250t/1,560t |
全長 | 100m |
全幅 | 9.35m |
吃水 | 3.28m |
機関 | 蒸気タービン方式 2軸推進 艦本式三号乙ロ号×2基 艦本式三号丙型蒸気タービン×2基(出力15,000ps) |
燃料搭載量 | 重油 395t |
最大速力 | 25.5kt |
航続距離 | 4,680海里/16kt |
乗員 | 175名 |
武装 | 第2次改装 68式50口径3インチ連装砲×1基 54式対潜弾(ヘッジホッグ)発射機×1基 54式爆雷投射機×4基 54式爆雷投下軌条×2条 第5次改装 65式連装533mm魚雷発射管×1基 |
C4Iシステム | Mk.63射撃指揮装置(第2次改装) |
レーダー | 第2次改装 US SPS-12対空レーダー Mk.34射撃指揮レーダー US S0対水上レーダー SPS-5B対水上レーダー 第3次改装(第6次改装時に撤去) SPS-8B高角測定レーダー |
ソナー | 第3次改装 SQS-11A捜索ソナー SQR-4/SQA-4攻撃ソナー 第4次改装 T-3国産試作ソナー |
同型艦
艦名 | 主造船所 | 起工 | 進水 | 就役 | 除籍 | 備考 |
橘 (たちばな) | 横須賀工廠 | 1944.7.8 | 1944.10.14 | 1945.1.20 | 1945.8.10 | 1945.7.14 戦没 |
八重櫻 (やえざくら) | 横須賀工廠 | - | 1945.3.17 | - | - | 1945.6.23 工事中止 |
矢竹 (やだけ) | 横須賀工廠 | 1945.1.2 | - | - | - | 1945.4.17 工事中止 |
葛 (くず) | 横須賀工廠 | 1945.3.20 | - | - | - | 1945.4.17 工事中止 |
柿 (かき) | 横須賀工廠 | 1944.10.5 | 1944.12.11 | 1945.3.5 | 1945.10.5 | 1947.7.4 戦後賠償艦として米国へ引き渡し |
樺 (かば) | 藤永田造船所 | 1944.10.15 | 1945.2.27 | 1945.5.29 | 1945.10.5 | 1947.8.4 戦後賠償艦として米国へ引き渡し (解体) |
桂 (かつら) | 藤永田造船所 | 1945.6.23 | - | - | 1945.6.23 工事中止 | |
若櫻 (わかざくら) | 藤永田造船所 | 1945.1.15 | - | - | * | 1945.5.11 工事中止 |
蔦 (つた) | 横須賀工廠 | 1944.7.31 | 1944.11.2 | 1945.2.8 | 1945.10.5 | 1947.7.31 戦後賠償艦として中華民国(台湾)へ 引き渡し。 (1962.除籍) |
萩 (はぎ) | 横須賀工廠 | 1944.9.11 | 1944.11.27 | 1945.3.3 | 1945.10.5 | 1947.7.16 戦後賠償艦としてイギリスへ引き渡し |
菫 (すみれ) | 横須賀工廠 | 1944.10.21 | 1944.12.17 | 1945.3.26 | 1945.10.5 | 1947.8.20 戦後賠償艦としてイギリスへ引き渡し (標的艦として海没処分) |
楠 (くすのき) | 横須賀工廠 | 1944.11.9 | 1945.1.8 | 1945.4.28 | 1945.10.5 | 1947.7.16 戦後賠償艦としてイギリスへ引き渡し |
初櫻 (はつざくら) | 横須賀工廠 | 1944.12.14 | 1945.2.10 | 1945.5.28 | 1945.9.15 | 1947.7.29 戦後賠償艦としてソ連へ引き渡し (1959.2.19 退役・解体) |
楡 (にれ) | 舞鶴工廠 | 1944.8.14 | 1944.11.25 | 1945.1.31 | 1945.10.15 | 1948.解体 |
梨 (なし) | 川崎・神戸 | 1944.9.1 | 1945.1.17 | 1945.3.15 | 1971.3.31 | 1945.7.18戦没 1954.9.21 船体引き上げ 1956.5.31 DE-261「わかば」として 海上自衛隊に編入 1971.3.31除籍 1975.5.古沢鋼材に売却・解体 |
椎 (しい) | 舞鶴工廠 | 1944.9.18 | 1945.1.13 | 1945.3.13 | 1945.10.5 | 1947.7.5 戦後賠償艦としてソ連へ引き渡し (1959.除籍) |
榎 (えのき) | 舞鶴工廠 | 1944.10.14 | 1945.1.27 | 1945.3.31 | 1945.9.30 | 1948.解体 |
梓 (あずさ) | 横須賀工廠 | 1944.12.29 | - | - | - | 1945.4.17 工事中止 |
雄竹 (おだけ) | 舞鶴工廠 | 1944.11.5 | 1945.3.10 | 1945.5.15 | 1945.10.5 | 1947.7.4 戦後賠償艦としてアメリカへ引き渡し (解体) |
初梅 (はつうめ) | 舞鶴工廠 | 1944.12.8 | 1945.4.25 | 1945.6.18 | 1945.10.5 | 1947.7.6 戦後賠償艦として中華民国(台湾)へ 引き渡し (1964.除籍・解体) |
栃 (とち) | 舞鶴工廠 | - | 1945.5.28 | - | - | 1945.5.18 工事中止 |
菱 (ひし) | 舞鶴工廠 | 1945.2.10 | - | - | - | 1945.4.17 工事中止 |
榊 (さかき) | 横須賀工廠 | 1944.12.29 | - | - | - | 1945.4.17 工事中止 |
まつ 【松】
松
オーストリアまつ (松)



●ヨーロッパアルプスの東部から西アジアに分布しています。川沿いや湿り気のある森林に生え、高さは20~40メートルになります。針葉は2葉で、暗い濃緑色をしています。種名は、この黒に近い葉の色から。不毛の土地にも生育が可能で、開拓種として利用されています。亜種や変種があるようで、写真の個体の表示では P. nigra var. nigraとされていました。別名で「ヨーロッパクロマツ」とも呼ばれます。
●マツ科マツ属の常緑高木で、学名は Pinus nigra。英名は Austrian pine, Austrian black pine。
ポンデローサまつ (松)


●北アメリカの西部、ブリティッシュコロンビア州からメキシコに分布しています。山地の傾斜面に生え、高さは18~30メートルになります。樹形は広円錐形です。木材用や公園樹として植栽されています。材は明るいクリーム色で、家具や内装材、ベニアなどに利用されます。モンタナ州の州木ともなっています。
●マツ科マツ属の常緑高木で、学名は Pinus ponderosa。英名は Ponderosa pine, Western yellow pine。
ストローブまつ (松)



●カナダのニューファウンドランド州からマニトバ州、南はアメリカのジョージア州にかけて分布しています。高さは30~60メートルになり、建築材や建具に利用されます。わが国でも北海道などの寒冷地に植栽されています。樹皮は灰褐色で、樹齢が重なると鱗片状になります。葉は5葉で光沢があり、5月ごろ花を咲かせます。球果は10~15センチです。
●マツ科マツ属の常緑高木で、学名は Pinus strobus。英名は White pine, Eastern white pine。
松
松
松
松
マツ
(松 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/30 04:10 UTC 版)
マツ属(マツぞく、学名:Pinus)は、マツ科の属の一つ。マツ科のタイプ属である。約100種が北半球の各地域に分布し[1]、針葉樹で針のような形態の葉と、松かさ(松ぼっくり)とよばれる実がなるのが特徴である。人との関わりも深く、さまざまに利用されたり、文化や信仰の対象にもされている。
注釈
出典
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- ^ a b c 大畠誠一。(1993) マツ属における種分化と地理分布の研究:亜節の位置づけ. 京都大学農学部演習林報告(65) 36-49.
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- ^ IAWA 国際木材解剖学者連合(編), 伊東隆夫ら訳. 2006. 針葉樹材の識別 IAWA による光学顕微鏡的特徴リスト. 海青社. 滋賀
- ^ 朝日新聞社 (1997) 朝日百科 植物の世界11 種子植物3 単子葉類・裸子植物. 朝日新聞社, 東京.
- ^ J. T. Blodgett and K. F. Sullivan (2004) First Report of White Pine Blister Rust on Rocky Mountain Bristlecone Pine. plant disease 88(3), 311
松
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/05 04:13 UTC 版)
「麻雀放浪記 凌ぎの哲」の記事における「松」の解説
哲を「兄貴」と呼び慕う男。哲に銀座の貸しビル業の麻雀勝負を斡旋して持ちかける。
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松
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/08 09:51 UTC 版)
「小さな惑星の小さなお話」の記事における「松」の解説
菖蒲ヶ丘学園の学園長。花札部の再建を目指す藤とキリに、キリの帰国後は再び廃部になるのではないかと指摘するも、藤が「私が存続させます」と宣言したため、2人の覚悟を認め、花札でキリが自分に勝ったら学園長である自分が花札部の顧問を引き受けると宣言し、キリと勝負する。しかし、勝負で彼女が勝ったため、顧問は別に探すことになった。実は菖蒲ヶ丘学園のOGで、在学中は花札部の部長だった。
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松(まつ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/24 15:01 UTC 版)
No.02。後にM・B・Iから離反し、出雲荘の住人になってから皆人のセキレイとなる。
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松(まつ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/28 17:15 UTC 版)
こしひかり組組員、通称「コットン・キャンデーの松」。テキ屋では綿あめを担当。市場調査の差で「わたあめの徳」に勝つ。
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松(まつ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/22 14:51 UTC 版)
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松(まつ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 08:34 UTC 版)
難破一家の飼い犬。犬種は柴犬。幼い頃に怪我をしていたところを剛に拾われた。剛の二重生活を知っているが、そのことを気にせず剛を支え続けている。
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松(コードネーム竹・初代)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 15:23 UTC 版)
「松 (ワープロ)」の記事における「松(コードネーム竹・初代)」の解説
1983年7月、日本電気のPC-9801用日本語ワードプロセッサ、その名も「日本語ワードプロセッサ」を発売。社内でのコードネームは「竹」だった。この時期の日本語ワープロソフトは、各社のソフトウェア名称がそのまま「日本語ワードプロセッサ」として発売されており、「管理工学の日本語ワードプロセッサ」などとメーカー名を付けて呼ぶことが多かった。特徴としては、ワープロソフトに実装されていた日本語入力システムのかな漢字変換機能が当時一般的だった熟語変換から一歩進んで文節変換をサポートしたこと、初代PC-9801の128KBという少ないメインメモリで印刷スプーリング機能などを備えるなどの利用性の良さ、動作が軽快であったことが挙げられた。当時の有力な競合ソフトである日本コンピュータ設計の「漢神」やアイ企画の「文筆Ver.II」の価格が6万円以下であったことに比べ、管理工学研究所の日本語ワードプロセッサは12万円(8インチフロッピーディスク版)と高価であったが、それでも当時のワープロ専用機に比べれば費用対効果が優れていたことと、高機能や動作の軽快さが好評を得た。なお、「文筆Ver.II」から松へのファイルコンバータが存在した。 1983年12月、単語辞書の収録数や機能を増やした新バージョンが「松」として発売。廉価版として「梅」(価格6万8000円)も同時に発売。「松」は価格が12万8000円(8インチフロッピーディスク版)と高価にも関わらず人気を博した。人気は「松」に集中し、当初は主流になることを見込んで発売された廉価版の「梅」は翌年に販売を終了した。「松」は1983年12月の発売から1年間で1万5000本を売り上げてパソコン用日本語ワープロソフトのベストセラーになった。 管理工学研究所が高機能かつ軽快なワープロソフトを開発できたのは、同社が1960年代末より電子式写植機やメインフレーム向けに日本語組版システムの構築を手がける中でノウハウを蓄積してきた為であった。また、管理工学研究所は日本電気がN88-BASICをPC-9801用に開発する作業を手伝っていたことがあり、PC-9801の内部に精通していた。BASIC版と言われた「松」は、実際にはPC-9801本体内蔵のBASICは使わず、CP/M-86向けのアセンブリ言語を利用して専用のBASICを開発し、ワープロソフトの起動と同時に専用のBASICインタープリタも一緒に読み込まれるようにしていた。128KBのメモリを最大限利用するため半分の64KBを文書のデータエリアとして、残りをOSなどプログラム本体で使う設計になっていた。このPC-9801に特化した設計によって軽快な動作を実現した。1984年頃、アスキーマイクロソフトに出向していた古川享がMS-DOS対応の「松」を開発するよう管理工学研究所に依頼したものの当初は断っている。MS-DOSを利用すると、OSのメモリ占有量が従来に比べておおよそ50KBから60KB多くなる等の事情があった。後述する「松85」でMS-DOSへ対応することになる。 当時のソフトウェアの多くと同様コピープロテクトが掛けられていたが、特に本製品は強力なコピープロテクトがかけられていた。 コピープロテクトの是非をめぐり「ソフト情報」誌で議論が交わされた。「ソフト情報」誌での管理工学研究所の反論は、「ソフトウェアは壊れやすく、壊れたらその間業務が停止する。だからバックアップをというが、ハードウェアは大丈夫なのか。ソフトウェアだけバックアップを付けるという主張は、ソフトウェア軽視であり、本当に大事な業務なら、ハードウェアもバックアップ機器をもう1セット用意して運用するもの。それほど大事な業務であればソフトをもう1本買うことをなぜ惜しむのか。こちらからは直ちに代替品を送る体制がある。それではなぜダメなのか。ハードウェアが壊れたときと同等の保守体制を敷いても、なぜソフトウェアだけは、こういう要求をされるのかわからない」というもので、これを批判する者も多かった。後述する「新松」以降はコピープロテクトは施されなかった。
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松
松
「松」の例文・使い方・用例・文例
- 一対の松葉づえ
- 松葉づえをついて歩く
- 松葉
- 松並木
- 小さい松
- カラスは松の木のてっぺんに止まった
- 松は柔らかい木材です
- 彼は松本地区を担当してコンピュータを売っている
- 私が座っている椅子は松で出来ている。
- その椅子は松でできている。
- 私は松本市に住んでいます。
- 私が松江に来てから5年になる。
- 私たちは来週、松本市に観光に行きます。
- 私は、妻と娘それからペットと一緒に自動車で松本市に行ってきました。
- 私は、妻と娘とペットと一緒に自動車で松本市に行ってきました。
- 私は、妻と娘と一緒に自動車で松本市に行ってきました。
- 私は妻と娘と犬と一緒に、自動車で松本市に行きました。
- 私は松本まで車で行きました。
- 彼女の出身地は静岡県浜松市です。
- 私はしばらく松葉杖を使わなければいけません。
松と同じ種類の言葉
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