むろ‐の‐き【室の木/杜=松】
と‐しょう【×杜松】
ねず【杜=松】
読み方:ねず
ヒノキ科の常緑樹。山地の日当たりのよい斜面に生え、高さ約15メートルになる。樹皮は灰色がかった赤褐色で、葉は針状に堅くとがり、3枚ずつつく。雌雄異株で、4月ごろ雄花や雌花がつく。実は球形で熟すと黒紫色になる。庭木や盆栽にする。むろのき。ねずみさし。
むろ【×榁/杜=松】
ネズ
(杜松 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/25 05:22 UTC 版)
ネズ[11](杜松[12]、学名: Juniperus rigida)は、裸子植物マツ綱のヒノキ科ビャクシン属(ネズミサシ属)に属する常緑針葉樹の1種である。ネズミサシ(鼠刺[13])ともよばれ、これを標準名としていることも多い。別名として、他にムロ(榁)[14]、トショウ(杜松)[12]などがある。低木から高木で小枝は垂下し、触ると痛い尖った針葉が3輪生する。雌雄異株であり、"花期"は春、球果は翌年以降に熟し、多肉質で液果状(漿質球果)。本州、四国、九州、朝鮮半島、中国北部に分布し、尾根筋など痩せた土地に生育する。木材、薬用(球果は杜松子とよばれる)、観賞用(盆栽など)として利用される。ハイネズと同種とされることがあり、その場合、ここで解説しているネズの学名は Juniperus rigida var. rigida となる。
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