爆雷とは? わかりやすく解説

ばく‐らい【爆雷】

読み方:ばくらい

潜水艦攻撃用爆弾水中投下または発射され一定深度達すると爆発する


【爆雷】(ばくらい)

雷鳴響かせ爆発する兵器、つまり爆弾総称原義)。
しかし、現代ではこの用法廃れており、基本的に後述するように水中爆雷の略語として使われる

「水中爆雷」の略語としての「爆雷」

depth charge.

水中起爆させることを目的とした爆弾総称水中爆雷(水雷)とも。
主に駆逐艦対潜機対潜ヘリコプター装備する対潜艦用の水中爆雷を指すが、魚形水雷魚雷)や機械水雷機雷)を含む事もある。
これを用いて攻撃する事を特に雷撃と言う

最初期のものはドラム缶のような独特の形状知られ爆薬詰めた弾体レール載せて海中投下していた。
設定され水深達すると自動的に爆発し水圧変化によって潜水艦外壁圧壊させるものである
この方式は命中精度比較高く現代でも航空機ヘリコプター搭載する場合この方式が用いられる

翻って現代艦艇では、接触によって起爆する小型爆雷を大量に投下するタイプ一般的である。
投射手段そのものも、単なるレールによる自然落下から「爆雷投射砲」「対潜臼砲」「対潜迫撃砲」などと呼ばれる専用の砲に置換されている。
また、命中精度の低さを補うために核弾頭使用する核爆雷かつては存在していた。

ほぼ垂直に沈んでいく軌道を描く関係上、有効射程圏は敵潜水艦魚雷より短い。
艦艇から投下するのは敵艦消耗戦を強いるための迎撃であり、積極的に戦果を得るには不適格である。
積極的に潜水艦撃沈を狙う場合魚雷攻撃の心配が不要な対潜機対潜ヘリコプター使用するのが一般的

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爆雷

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/04 05:13 UTC 版)

爆雷(ばくらい)は、水中で爆発する水雷兵器の一種で、水上艦艇や航空機から海中に投下して潜航中の潜水艦を攻撃する。かつては主力対潜兵器として小型艦艇や航空機が装備していた。




「爆雷」の続きの解説一覧

爆雷

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/17 05:16 UTC 版)

信管」の記事における「爆雷」の解説

弾頭着水時に下になる側)と弾尾に独立した信管備える。

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爆雷

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/01 15:02 UTC 版)

ジェムズガン」の記事における「爆雷」の解説

『機動戦士Vガンダム』第36話登場地上走行するモトラッド艦隊対し上空から散布して爆撃行った

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爆雷

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/02 00:28 UTC 版)

潜水艦スーパー99」の記事における「爆雷」の解説

正式名称不明投射機が両舷にある。海上から海中のU-13に投射した。紡錘形何らかの推進器備えている。

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爆雷

出典:『Wiktionary』 (2021/08/15 12:07 UTC 版)

名詞

 ばくらい

  1. 水上艦艇航空機より水中投下発射して、一定深度達したのちに爆発して潜水艦攻撃し、破壊する兵器

「爆雷」の例文・使い方・用例・文例

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