おきな‐ぐさ【▽翁草】
読み方:おきなぐさ
1 キンポウゲ科の多年草。日当たりのよい山野に生え、高さ約30センチ。全体に長く白い毛が生え、葉は羽状複葉。春、暗赤褐色の花を1個下向きにつける。実は白い毛をもち、風で飛ぶ。根を漢方で白頭翁といい、下痢に薬用。桂仙花(けいせんか)。善界草(ぜがいそう)。《季 春》「—手になだらかな山の景/八束」
2 松の別名。
3 菊の別名。
おきなぐさ【翁草】
オキナグサ
おきなぐさ (翁草)
●わが国の本州から四国・九州、それに朝鮮半島や中国に分布しています。むかしは丘陵や草原に、ふつうに自生していたといいます。今ではほとんど見られなくなりました。4月から5月ごろ、釣鐘状の花を下向きに咲かせます。花弁のように見えるのは萼片です。果実には白い長い毛があります。名前はこれを翁の頭に見立てたことから。
●キンポウゲ科オキナグサ属の多年草で、学名は Pulsatilla cernua。英名は Okina-gusa, Nodding anemone。
オキナグサ: | プルサチラ・アルピナ プルサチラ・ウェルナリス プルサチラ・ジンメルマンニイ 翁草 西洋翁草 |
オダマキ: | アクイレギア・クリサンタ アクイレギア・デセルトルム |
翁草
翁草
翁草
翁草
翁草(オキナグサ)
翁草
翁草
翁草
翁草
翁草
翁草
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/28 07:15 UTC 版)
『翁草』(おきなぐさ)は、江戸時代に書かれた随筆。前編・後編をあわせて全200巻。
注釈
- ^ 佐藤雅美『江戸の税と通貨 徳川幕府を支えた経済官僚』 太陽企画出版、27頁。山下昌也『実録 江戸の悪党』学研新書、69-70頁。丹野顯『江戸の盗賊 知られざる“闇の記録”に迫る』青春出版社、133-134頁。高埜利彦編『日本の時代史15 元禄の社会と文化』吉川弘文館、139-140頁。丹野顯『「火附盗賊改」の正体 幕府と盗賊の三百年戦争』集英社新書、127-129、148-149頁。鈴木康子『長崎奉行の研究』思文閣出版、241-242頁。永山久夫『江戸めしのスゝメ』 メディアファクトリー新書、49-50頁。安高啓明『踏絵を踏んだキリシタン』 吉川弘文館、6、80頁。清水昇『江戸の隠密・御庭番』河出書房新社、168頁。水谷三公『江戸の役人事情―『よしの冊子』の世界』ちくま新書、136頁。尾脇秀和『壱人両名 江戸日本の知られざる二重身分』 NHK出版、189-190頁。大石学『新しい江戸時代が見えてくる 「平和」と「文明化」の265年』吉川弘文館、39、77-78頁。仁科邦男『「生類憐みの令」の真実』草思社、92頁。赤瀬浩『「株式会社」長崎出島』講談社選書メチエ、114頁。
- ^ 1988年(昭和63年)3月、宗政五十緖(当時は龍谷大学文学部教授)は、杜口の実家の入江家子孫宅(杜口は10歳時に、京都西町奉行所与力入江家から京都東町奉行所与力神沢家に養子に入った)で、『翁草』の杜口自筆原本(一部他筆含む)を発見した(京都新聞 昭和63年3月26日夕刊記事「宗政龍大教授 著者自筆の原本と確認 枚方の子孫保存」を参照)。だが宗政は、原本(以下、入江家蔵本)の研究を特に進めることもなく(この件に関する研究論文はない)2003年に没した。入江家蔵本はそのまま入江家に置き忘れられた形になっていた。2019年、関西大学(院聴講生)奥野照夫は、転居して所在が判らなくなっていた上記入江家を苦労の末に探し出し、入江家蔵本を再発見した。さらに奥野は、入江家蔵本が翁草の自筆原本であることを再検証、自筆原本に間違いないことを発表した(日本近世文学会2020年度秋季大会発表「奥野照夫:『翁草』自筆原本の書誌学的考察」を参照)。[高橋正一:述]
- ^ 『国史大辞典』第2巻によれば、嘉永3年(1850年)刊行。
- ^ 『国史大辞典』第2巻によれば、明治39年(1906年)刊行。
- ^ 『日本随筆大成 第3期 22』、201-202頁。
- ^ 『日本随筆大成 第3期 19』、127-128頁。
- ^ 加藤清正の家臣。
- ^ 『日本随筆大成 第3期 19』、365頁。
- ^ 「普く世にありふれたるもの」。
出典
- ^ 原本現代訳(上) 1980, pp. 3.
- ^ a b 原本現代訳(上) 1980, pp. 4.
- ^ 随筆大成 19 1978, pp. 1.
- ^ a b c 『国史大辞典』第2巻 1980, pp. 776.
- ^ 原本現代訳(上) 1980, pp. 14.
- ^ 原本現代訳(上) 1980, pp. 15.
- ^ 原本現代訳(上) 1980, pp. 18.
- ^ a b c 随筆大成 19 1978, pp. 2.
- ^ 原本現代訳(上) 1980, pp. 46.
- ^ 原本現代訳(上) 1980, pp. 35.
- ^ 随筆大成 19 1978, pp. 6.
- ^ 山椒大夫・高瀬舟 2006, pp. 267.
- ^ 原本現代訳(上) 1980, pp. 27-28、35.
- ^ 原本現代訳(上) 1980, pp. 30.
- ^ 原本現代訳(上) 1980, pp. 47.
- ^ a b 随筆大成 19 1978, pp. 1–2.
- 1 翁草とは
- 2 翁草の概要
- 3 杜口が参考にした書籍
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