テルペノイドとは? わかりやすく解説

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テルペノイド【Terpenoid】

読み方:てるぺのいど

テルペン


テルペノイド

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/25 00:46 UTC 版)

テルペノイド: Terpenoid)とは五炭素化合物であるイソプレンユニットを構成単位とする一群の天然物化合物の総称である。狭義にはテルペノイドはテルペン炭化水素の含酸素誘導体(アルデヒドカルボン酸誘導体)を指す[1]のでテルペン炭化水素を含めてテルペン類とも称される。自然界においてテルペノイドはメバロン酸経路もしくはMEP/DOXP経路(非メバロン酸経路)、およびそれに続くイソプレノイド生合成経路により合成されるイソプレノイドを出発物質とする。そのため広義にはテルペノイドはイソプレノイドに含められる[2]。狭義のイソプレノイドは鎖状構造や連続する炭素二重結合に特徴があるのに対し、テルペノイドの多くは構造を持ち、またイソプレン骨格に新たにメチル基が付加されたものや逆にメチル基が欠落したものも含まれる[1]。そのような多様なテルペン炭化水素がさらに異なる官能基誘導体化されるため、テルペノイドの多様性は非常に大きい。テルペノイドを含む広義のイソプレノイドからなる脂質天然樹脂はすべての生物種に存在する最も大きな天然化合物のグループでもある。


  1. ^ a b IUPAC, Compendium of Chemical Terminology, 2nd ed. (the "Gold Book") (1997). オンライン版:  (2006-) "Terpenoids".
  2. ^ このため、天然ゴムカロチノイドも広義のテルペノイドとする見方も存在する。


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テルペノイド

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 06:05 UTC 版)

代謝」の記事における「テルペノイド」の解説

メバロン酸経路から生産されるイソプレン重合した物質有名なテルペンとしてはコレステロールなどがある。

※この「テルペノイド」の解説は、「代謝」の解説の一部です。
「テルペノイド」を含む「代謝」の記事については、「代謝」の概要を参照ください。

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