シトクロムP450とは? わかりやすく解説

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シトクロムP450

同義/類義語:シトクロムP-450, シトクロムP-450 酸化酵素,
英訳・(英)同義/類義語:P450, , cytochrome P450

ヘム鉄を含むタンパク質だが、呼吸鎖メンバーではなくステロイド代謝解毒反応に働く酵素一部発ガン剤を酸化することで活性化する場合知られている。

シトクロムP450

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/23 15:18 UTC 版)

シトクロムP450英語: Cytochrome P450)は特定の酸化還元酵素ファミリーに属する酵素の総称である。単にP450あるいはCYP(シップ)と呼ばれることがある。様々な基質を酸化し、多くの役割を果たす。肝臓において解毒を行う酵素として知られているとともに、ステロイドホルモンの生合成、脂肪酸代謝植物二次代謝など、生物の正常活動に必要な様々な反応に関与している。NADPHなどの電子供与体と酸素を用いて基質を酸化することも共通である。シトクロムP450は細胞内の小胞体に多く、一部はミトコンドリアに存在する。動物では肝臓に多く、特によく研究されている。


  1. ^ 水谷正治、『シトクロムP450の多様性と植物の化学進化』 Regulation of Plant Growth & Development 40(1), 67-82, 2005-05-27, NAID 10015669125
  2. ^ Omura, T.; Sato, R. (1964). “The carbon monoxide-binding pigment of liver microsomes: I. Evidence for its hemoprotein nature”. J. Biol. Chem. 239: 2370-2378. PMID 14209971. http://www.jbc.org/content/239/7/2370.full.pdf. 


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