酸化酵素

デジタル大辞泉

さんか‐こうそ〔サンクワカウソ〕【酸化酵素】

読み方：さんかこうそ

⇒オキシダーゼ

生物学用語辞典

酸化酵素

英訳・(英)同義/類義語：oxidase, oxidizing enzyme

細胞内の主にエネルギー生産に関与する酸化反応、還元反応を行う酵素群の総称。酸化反応と還元反応とは裏表の関係にあるため、酸化反応、還元反応を区別することに重要な意味はない。

「生物学用語辞典」の他の用語

酵素タンパク質モチーフなど：

酵素タンパク質  酵素複合体  酸化還元酵素  酸化酵素  酸性プロテアーゼ  酸性ホスファターゼ  酸性加水分解酵素

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酸化酵素

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/02/18 07:48 UTC 版)

酸化酵素（さんかこうそ、oxidase）とは、酸化還元酵素の一種で分子状酸素の基質を電子受容体とする酵素である。オキシダーゼとも呼ばれる。

酸化酵素は酸素分子を水素あるいは電子受容体とする酸化還元酵素の総称であるが、酸素挿入反応を触媒する酸素添加酵素（オキシゲナーゼ）を含めることも別に区分することもある。古くは酸化還元酵素全体の総称として使われたこともある。

補欠分子族としてヘムを含むチトクロム酸化酵素やカタラーゼは代表的な酸化酵素であるが、その他にもフラビンを補酵素にするキサンチン酸化酵素などヘム以外の物質を活性中心に持つものもある。

モノアミン酸化酵素阻害薬は抑うつ性精神病の治療に利用される。

関連項目

• 酸化還元酵素
• チトクロムP450
• ラッカーゼ
• モノアミン酸化酵素

出典

• 酸化酵素『生化学辞典』第4版、岩波書店。
• オキシダーゼ『理化学辞典』第5版、岩波書店。

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「酸化酵素」の例文・使い方・用例・文例

• モノアミン酸化酵素阻害薬の働きをする抗うつ剤
• 臨床的うつ病の治療に使用するモノアミン酸化酵素阻害薬（商標名ナルジル）
• モノアミン酸化酵素阻害薬である抗うつ剤
• 酸化酵素という酵素