酸性ホスファターゼとは? わかりやすく解説

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酸性ホスファターゼ

英訳・(英)同義/類義語:acid phosphatase

至適pH酸性側にあるリン酸エステラーゼ脱リン酸酵素)の総称
「生物学用語辞典」の他の用語
酵素タンパク質モチーフなど:  酸化還元酵素  酸化酵素  酸性プロテアーゼ  酸性ホスファターゼ  酸性加水分解酵素  酸素ヘモグロビン  重鎖

酸性ホスファターゼ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/08/30 06:54 UTC 版)

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酸性ホスファターゼ
ヒトの前立腺の酸性ホスファターゼ4量体
識別子
EC番号 3.1.3.2
CAS登録番号 9001-77-8
データベース
IntEnz IntEnz view
BRENDA英語版 BRENDA entry
ExPASy NiceZyme view
KEGG KEGG entry
MetaCyc metabolic pathway
PRIAM profile
PDB構造 RCSB PDB PDBj PDBe PDBsum

酸性ホスファターゼ〈さんせいホスファターゼ、acid phosphatase、略号 ACP〉はホスファターゼ[1]に属する酵素の一種である。酸性ホスファターゼは、元来、消化の過程において他の分子から遊離リン酸基を結合させる働きを持つモノリン酸エステラーゼである。酸性ホスファターゼは リソソームに貯蔵され、リソソームがエンドソームと融合して作用を表す。そして、ACPの至適水素イオン濃度は酸性にある。

酸性ホスファターゼは様々な 臓器血漿中に見出され、それぞれ異なる形態をしている。各酸性ホスファターゼの酵素レベルは対応する臓器での疾病の診断に利用される。例えば、前立腺酸性ホスファターゼ[2](PAP)のレベル上昇は 前立腺癌.の存在を示唆する。

酸性ホスファターゼの触媒反応はpH 7以下に最適を持つ。

オルトリン酸モノエステル + H2O → アルコール + H3PO4

  1. ^ w:en:phosphatase
  2. ^ w:en:prostatic acid phosphatase

関連項目

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