ヌクレオチダーゼ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/03/17 10:33 UTC 版)
ヌクレオチダーゼ(nucleotidase,5'分解ヌクレオチダーゼ EC 3.1.3.5,3'分解ヌクレオチダーゼ EC 3.1.3.6)はヌクレオチドの糖とリン酸の間のホスホジエステル結合を加水分解してヌクレオシドとリン酸にする酵素。
核酸の分解に携わる酵素で、脱リン酸酵素(ホスファターゼ)の一種に分類される。一般のヌクレオチダーゼは糖の5'位にリン酸を持つ5'ヌクレオチドを分解するものであるが、植物の一部には3'位にリン酸を持つヌクレオチドを分解するものが知られている。一般には塩基の種類を選ばないが、細菌においてはGTPを特異的にグアノシンに分解する酵素があることが知られている。
ヌクレオチダーゼ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/11/20 03:23 UTC 版)
詳細は「ヌクレオチダーゼ」を参照 ヌクレオチダーゼはヌクレオチドを加水分解し、ヌクレオシドとリン酸イオンを生成する反応を触媒する酵素である。ヌクレオチダーゼはヌクレオチドとヌクレオシドのバランスを維持する役割の一部を担っているため、細胞の恒常性を維持するのに重要である。ある種のヌクレオチダーゼは細胞外で、細胞内に運搬してサルベージ経路を通ってヌクレオチドを作るのに使われるヌクレオシドを合成する機能がある。細胞内部ではストレスがかかるとヌクレオチダーゼがエネルギーレベルを維持するのに役立つ。酸素や栄養が供給されなくなった細胞では一次エネルギー源となるATPなどのヌクレオシド三リン酸化物の維持のためより多くのヌクレオチドが異化される。
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