異物代謝(解毒作用など)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/28 05:04 UTC 版)
「シトクロムP450」の記事における「異物代謝(解毒作用など)」の解説
さまざまなシトクロムP450の基質は脂溶性で、蓄積すると毒になるものが多い。たとえば、ポリ塩化ビフェニル(PCB)、フェノバルビタールをはじめとする薬物、ステロイドなどである。これら基質の多くにはシトクロムP450の発現を誘導する性質もある。シトクロムP450はこれらの分子を水酸化して、排出されやすい水溶性の物質に変える。一方、ベンゾピレンなどの発癌物質では逆にシトクロムP450による水酸化で発癌性が生じることが明らかにされている。
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