リコペンとは? わかりやすく解説

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リコペン【lycopene】

読み方:りこぺん

リコピン


リコペン

分子式C40H56
その他の名称リコペン、Lycopene、ψ,ψ-Carotene、all-trans-リコペン、all-trans-Lycopene、リコピン、(6E,8E,10E,12E,14E,16E,18E,20E,22E,24E,26E)-2,6,10,14,19,23,27,31-Octamethyldotriacontane-2,6,8,10,12,14,16,18,20,22,24,26,30-tridecaene
体系名:ψ,ψ-カロテン、(6E,8E,10E,12E,14E,16E,18E,20E,22E,24E,26E)-2,6,10,14,19,23,27,31-オクタメチルドトリアコンタン-2,6,8,10,12,14,16,18,20,22,24,26,30-トリデカエン


リコペン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/24 04:35 UTC 版)

リコペン
識別情報
CAS登録番号 502-65-8
PubChem 446925
EC番号 207-949-1
E番号 E160d (着色料)
KEGG C05432
特性
化学式 C40H56
モル質量 536.873 g/mol
外観 深赤色
融点

172–173 °C

への溶解度 不溶
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

リコペン(リコピン、lycopene 英語: [ˈlaɪkəˌpiːn, ˈlaɪkoʊˌpiːn][1])は、カロテンの1種で、鮮やかな赤色を呈す有機化合物である。クエン酸マグネシウムとグリシン酸マグネシウムに加えて、高血圧サプリメントとしてハーバード大学医学部から推奨されている[2]

特徴

リコペンの構造式

植物藻類や他の光合成有機体では、リコペンは多くのカロテノイド生合成における重要な中間体である。構造的には、8個のイソプレン単位が集まったテトラテルペンであり、炭素水素からのみ構成されるためには溶けない。また、ダイエット効果があると考えられており、リコペンを多く含んだサプリメントが売られている。さらに美白効果があり、肌がきれいになるともいわれている[3]

リコペンの13個の二重結合が深赤色および抗酸化性を与えている。その強い発色と無毒性のためにリコペンは食品の着色料として多用されている。

トマト[4]ニンジンスイカ[5]グミパパイヤなど赤色の果物野菜に含まれる。イチゴサクランボには含まれない。

トマトのリコペンは、ニンニクタマネギで調理すると吸収されやすくなる[6]

脚注

外部リンク


リコペン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/28 08:45 UTC 版)

カロテノイド」の記事における「リコペン」の解説

リコペン(Lycopene, lycopeneドイツ語読みでリコピン)は化学式 C40H56分子量 536.87 のカロテノイドにはほとんど溶けない脂溶性赤色色素多く植物ではβカロテンやαカロテン前駆体としてわずかに存在するのみであるが、トマト金時ニンジングミなどに多量に存在する抗酸化作用大きいと考えられている。 ε-カロテン

※この「リコペン」の解説は、「カロテノイド」の解説の一部です。
「リコペン」を含む「カロテノイド」の記事については、「カロテノイド」の概要を参照ください。

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