かずら〔かづら〕【▽葛/×蔓】
かつ【葛】
読み方:かつ
[名のり]かず・かつら・かど・さち・つら・ふじ
くず【葛】
読み方:くず
マメ科の蔓性(つるせい)の多年草。山野に生え、茎は長さ10メートル以上に伸びる。葉は先のとがった楕円形の小葉3枚からなる複葉で、大きい。秋、紫赤色の花が集まって咲く。肥大している根は葛根といい薬用、また葛粉をとる。秋の七草の一。《季 秋》「あなたなる夜雨の—のあなたかな/不器男」
くず‐かずら〔‐かづら〕【葛/葛×蔓】
つづら【▽葛/葛=籠】
クズ
くず (葛)
●わが国の各地をはじめ、朝鮮半島や中国、フィリピン、北アメリカに分布しています。山野にふつうに生え、蔓の長さは10メートル以上になります。ほかの樹木などに絡みついて繁茂します。葉は3出複葉です。7月から9月ごろ、葉腋から総状花序をだし、紅紫色の蝶形花を咲かせます。和名は「くずかずら(国栖葛)」の略称で、奈良県吉野地方にある国栖(くず)の人々が葛粉を作って売り歩いたことに由来します。繊維は丈夫で撥水性があることから、葛布を作るときの材料とされます。また、根は葛根(かっこん)と呼ばれ、漢方薬として使われます。
●マメ科クズ属の多年草で、学名は Pueraria lobata。英名は Kudzu vine。
キノメトラ: | ナムナムの木 |
ギムノクラドゥス: | ギムノクラドゥス・ディオイクス |
クサネム: | 草合歓 |
クズ: | 葛 |
クララ: | テキサスマウンテンローレル 枝垂れ槐 槐 |
葛
葛
葛
葛
姓 | 読み方 |
---|---|
葛 | かく |
葛 | かつ |
葛 | かつら |
葛 | くず |
クズ
(葛 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/15 03:42 UTC 版)
クズ(葛󠄀[5]、学名: Pueraria lobata subsp. lobata)は、マメ科クズ属のつる性の多年草である[6]。山野に生え、半低木となる。日本では、根を用いて食材の葛󠄀粉や漢方薬が作られ、花は万葉の昔から秋の七草の一つに数えられている[6]。
- ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Pueraria lobata (Willd.) Ohwi subsp. lobata クズ(標準)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2023年3月25日閲覧。
- ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Pueraria hirsuta (Thunb.) Matsum. クズ(シノニム)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2023年3月25日閲覧。
- ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Pueraria montana (Lour.) Merr. var. lobata (Willd.) Maesen et S.M.Almeida クズ(シノニム)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2023年3月25日閲覧。
- ^ 米倉浩司; 梶田忠 (2003-). “BG Plants簡易検索結果表示”. 「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList). 千葉大学. 2013年11月18日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j 金田初代 2010, p. 137.
- ^ a b c d e f g h i j k l 浅井 (1993) 74頁。
- ^ a b c d e 大嶋敏昭監修 2002, p. 158.
- ^ a b c d e f g h i j k l 篠原準八 2008, p. 73.
- ^ “裏見草とは”. コトバンク. VOYAGE. 2021年10月3日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n 貝津好孝 1995, p. 93.
- ^ 神農本草経の中巻、草部中品の葛󠄀根の節より。
- ^ a b c d e f g h i j k l 馬場篤 1996, p. 48.
- ^ a b c d e 川原勝征 2015, p. 66.
- ^ 浅井 (1993) 77頁。
- ^ Irwin N. Forsetha; Anne F. Innisa (2004). “Kudzu (Pueraria montana): History, Physiology, and Ecology Combine to Make a Major Ecosystem Threat”. Critical Reviews in Plant Sciences 23 (5): 401-413. doi:10.1080/07352680490505150. ISSN 0735-2689.
- ^ a b c d e f 鈴木庸夫・高橋冬・安延尚文 2014, p. 194
- ^ “つり切り、除伐、雪起こし”. 太田市森林組合. 2020年10月28日閲覧。
- ^ 宮脇昭「2常緑広葉樹林帯」『原色現代科学大事典3 植物』責任編集 宮脇昭、学研、1967年、p.89-92・145
- ^ NTS『薬用植物辞典』、p.370
- ^ 「健康食品」の安全性・有効性情報
- ^ a b c d 浅井 (1993) 76頁。
- ^ 松村光重、御影雅幸「葛根の研究 (I) 採集時期に関する史的考察」『日本東洋医学雑誌』第52巻第4-5号、日本東洋医学会、2002年、493-499頁、doi:10.3937/kampomed.52.493、ISSN 0287-4857、NAID 110004003706。
- ^ 久保道徳ほか「漢薬・葛花の生薬学的研究(第1報)」『生薬学雑誌』第31巻第2号、日本生薬学会、1977年、136-144頁、ISSN 0037-4377、NAID 110008907815。
- ^ 栗原藤三郎、菊地正雄「花の成分研究(第5報)葛花の成分についてその2,新イソフラボン配糖体の単離」『藥學雜誌』第95巻第11号、日本薬学会、1975年、1283-1285頁、ISSN 0031-6903、NAID 110003651975、PMID 1240926、JOI:JST.Journalarchive/yakushi1947/95.1283。
- ^ 鈴木庸夫・高橋冬・安延尚文 2014, p. 260.
- ^ 高円宮家、宮内庁、2016年3月16日閲覧。
葛(くず)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/06/13 15:34 UTC 版)
「黒棘」の一人。萩の命令により女郎花と共に幹人を追っていたが、繁縷により倒される。審判後は萩と共に行動している。
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葛(かずら)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 02:12 UTC 版)
日ノ元家に長年使える老齢の男性。日ノ元士郎を坊ちゃんと呼ぶ。明の母や明を嫌っており、幼少期の明に武術指導の建前で虐待していたため、明からも憎まれている。重い病に冒されており、昼間は寝たきりの状態になっている。ヴァンパイアは細身でスーツを着用したような外見をしており、体の至る部分を鋭い針や紐状に伸ばすことができる。「刻死縛絲(こくしばくし)」というD・ナイトを使用する。
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葛(かずら)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/16 17:01 UTC 版)
葉の妹。15歳。心臓に機械を取り付けられ人形を動かすための動力に使われ、6年間塔に閉じ込められていた。葉の想いに対しては「ウザイ」「恥ずかしいからもっと秘めて」と辛辣な言葉を投げ掛けているが、家族としては大切に思っている。
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葛(かずら)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 02:19 UTC 版)
お藤の前夫との娘。葛は通称で本名は坂井子。幼少期は年相応に無邪気で舌足らず、天正記終盤では母・お藤に似た年頃の女性に成長したが、性格は相変わらず無邪気で穏やかだが、それは表向きで実際は母・お藤譲りの気性の強さを見せ始める。仙石家のアイドル的存在だが本人は妙算に好意を抱いていた。「紀州征伐」前に仙石家に仕官してきた田宮四郎とは、田宮の図々しい態度により、両親を彷彿させる最悪の出会いを果たも、その後、妙算が離隊したことで気落ちしていたが、田宮の不器用な励ましを受け、立ち直った。それからは田宮の前では素の性格で接して尻に敷くなど、憎からず想うようになり、田宮が四国の有力者の嫡男であることからお藤の一存で婚約が内定したが、直後の戸次川の戦いで田宮は討死してしまう。悲しみに暮れ、権兵衛から子細を伝えられることを望んでいたが、それすら叶わず(一揆の危険性から権兵衛帰国前にお藤の判断で避難を命じられたため)、権兵衛を卑怯者と罵り、不信感を露わにした。その後は互いに距離を置いていたが、お藤の計らいで対面し、三人で京見物をしたことでわだかまりが解けた。仙石家の小諸入封後に下野国の公方の家臣・野口新十郎に輿入れしたが、気性が合わず、数ヶ月で離縁して出戻った(その際には一女を儲けている)。その後、豊臣秀勝の元家臣の佐野正秀と再婚した。
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葛
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/04 19:03 UTC 版)
文字通りの葛。「ファンタジィ」では葛粉を溶かして固めた物や葛湯が、もっぱら新作発売イベントに乗じたオーナー達の悪ふざけの道具として多用される。例としては『ひぐらしのなく頃に』デーでの鉈やガソリン、『CALL OF DUTY 4』発売記念FPS祭りでの銃弾や手榴弾など。理由は「本物は危ないからネ」。
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葛(かつら)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/25 20:11 UTC 版)
「王様の耳はオコノミミ」の記事における「葛(かつら)」の解説
千秋の側近らしき若い男。腰が低く気が弱い性格で、喋り言葉によく「すみませんが、」が付く。
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葛
葛
「葛」の例文・使い方・用例・文例
- 強い心的葛藤
- 精神内の葛藤に由来する不安
- 吉野の有名な特産物として吉野葛があります。
- 葛飾区にある祖母の家に遊びに行きました。
- 葛飾区にある祖母の家を訪れました。
- 人種間には様々な葛藤、軋轢があることは、本書においても明らかにされているところである。
- 父と私の葛藤。
- 悲劇の本質は、短編小説のそれと同じように、その葛藤である。
- 葛西は30セーブをあげた。
- 心理的葛藤を経験する, 煩悶(はんもん)する.
- 両家の間には長い葛藤があった.
- 彼は友情と愛国心との葛藤に苦しんだ.
- 風邪には葛根湯に限る
- この問題が政界に葛藤を生じた
- 葛藤を解く
- 葛藤が解けた
- 支那との葛藤未だ解けず
- 風邪ならば葛根湯
- この問題が政界の葛藤を生じた
- 葛藤が解けたか
葛と同じ種類の言葉
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