葛根とは? わかりやすく解説

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かっ‐こん【葛根】

読み方:かっこん

クズの根。漢方で、発汗解熱などに薬用


クズ

クズ
科名 マメ科
別名: -
生薬名: カッコン(葛根)
漢字表記
原産 日本朝鮮半島中国台湾
用途 ツル性多年草で、近く植物枯らすこともあります。夏に紫紅色の花が咲き、根を葛根湯として発汗解熱などに用います抽出したデンプン葛湯和菓子材料として利用されています。
学名: Pueraria lobata Ohwi
   

クズ

(葛根 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/15 03:42 UTC 版)

クズ(葛󠄀[5]学名: Pueraria lobata subsp. lobata)は、マメ科クズ属つる性多年草である[6]。山野に生え、半低木となる。日本では、を用いて食材葛󠄀粉漢方薬が作られ、花は万葉の昔から秋の七草の一つに数えられている[6]


  1. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Pueraria lobata (Willd.) Ohwi subsp. lobata クズ(標準)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2023年3月25日閲覧。
  2. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Pueraria hirsuta (Thunb.) Matsum. クズ(シノニム)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2023年3月25日閲覧。
  3. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Pueraria montana (Lour.) Merr. var. lobata (Willd.) Maesen et S.M.Almeida クズ(シノニム)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2023年3月25日閲覧。
  4. ^ 米倉浩司; 梶田忠 (2003-). “BG Plants簡易検索結果表示”. 「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList). 千葉大学. 2013年11月18日閲覧。
  5. ^ a b c d e f g h i j 金田初代 2010, p. 137.
  6. ^ a b c d e f g h i j k l 浅井 (1993) 74頁。
  7. ^ a b c d e 大嶋敏昭監修 2002, p. 158.
  8. ^ a b c d e f g h i j k l 篠原準八 2008, p. 73.
  9. ^ 裏見草とは”. コトバンク. VOYAGE. 2021年10月3日閲覧。
  10. ^ a b c d e f g h i j k l m n 貝津好孝 1995, p. 93.
  11. ^ 神農本草経の中巻、草部中品の葛󠄀根の節より。
  12. ^ a b c d e f g h i j k l 馬場篤 1996, p. 48.
  13. ^ a b c d e 川原勝征 2015, p. 66.
  14. ^ 浅井 (1993) 77頁。
  15. ^ Irwin N. Forsetha; Anne F. Innisa (2004). “Kudzu (Pueraria montana): History, Physiology, and Ecology Combine to Make a Major Ecosystem Threat”. Critical Reviews in Plant Sciences 23 (5): 401-413. doi:10.1080/07352680490505150. ISSN 0735-2689. 
  16. ^ a b c d e f 鈴木庸夫・高橋冬・安延尚文 2014, p. 194
  17. ^ つり切り、除伐、雪起こし”. 太田市森林組合. 2020年10月28日閲覧。
  18. ^ 宮脇昭「2常緑広葉樹林帯」『原色現代科学大事典3 植物』責任編集 宮脇昭、学研、1967年、p.89-92・145
  19. ^ NTS『薬用植物辞典』、p.370
  20. ^ 「健康食品」の安全性・有効性情報
  21. ^ a b c d 浅井 (1993) 76頁。
  22. ^ 松村光重、御影雅幸「葛根の研究 (I) 採集時期に関する史的考察」『日本東洋医学雑誌』第52巻第4-5号、日本東洋医学会、2002年、493-499頁、doi:10.3937/kampomed.52.493ISSN 0287-4857NAID 110004003706 
  23. ^ 久保道徳ほか「漢薬・葛花の生薬学的研究(第1報)」『生薬学雑誌』第31巻第2号、日本生薬学会、1977年、136-144頁、ISSN 0037-4377NAID 110008907815 
  24. ^ 栗原藤三郎、菊地正雄「花の成分研究(第5報)葛花の成分についてその2,新イソフラボン配糖体の単離」『藥學雜誌』第95巻第11号、日本薬学会、1975年、1283-1285頁、ISSN 0031-6903NAID 110003651975PMID 1240926JOI:JST.Journalarchive/yakushi1947/95.1283 
  25. ^ 鈴木庸夫・高橋冬・安延尚文 2014, p. 260.
  26. ^ 高円宮家宮内庁、2016年3月16日閲覧。



葛根

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/11 05:20 UTC 版)

クズ」の記事における「葛根」の解説

根を乾燥させたものを生薬名葛根(かっこん)と呼ぶ。日本薬局方収録されている生薬で、数年かけて肥大した根が用いられる。古いの根を掘り上げて、根皮を除き、生のうちに約5ミリメートルの不正六面体細切りしたものもしくは長さ20 - 30センチメートル、幅5 - 10センチメートル厚さ約1センチメートル板状細切りしたもの天日乾燥して調製する。発汗作用解熱作用鎮痛作用があるとされ、漢方方剤葛根湯、参飲、独活葛根湯などの原料になり、特に風邪初期症状用いられる葛根湯主薬である。風邪胃腸不良下痢)の時の民間治療として古くから用いられてきた。民間療法では、5 - 10グラム300 - 400 cc煎じ3回分けて温服する用法知られている。葛粉作った葛湯飲んで同様によいとも言われている。薬用として用い場合採集時期は、初夏が望ましい。

※この「葛根」の解説は、「クズ」の解説の一部です。
「葛根」を含む「クズ」の記事については、「クズ」の概要を参照ください。

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