か・つ
カツ
「カツレツ」の略。「豚(とん)—」「串(くし)—」
かつ【且つ】
読み方:かつ
[副]
1 (「…かつ…」または「かつ…かつ…」の形で)二つの行為や事柄が並行して行われることを表す。一方では。「—飲み、—歌う」
2 ちょっと。わずかに。
「陸奥(みちのく)の安積(あさか)の沼の花がつみ—見る人に恋ひやわたらむ」〈古今・恋四〉
3 そのそばから。すぐに。
かつ【×刮】
かつ【割】
かつ【勝つ】
か・つ【勝つ/▽克つ/×贏つ】
読み方:かつ
[動タ五(四)]
1 戦ったり競い合ったりした結果、相手より優位な立場を占める。競争相手を負かす。勝利を得る。「喧嘩(けんか)に—・つ」「販売競争に—・つ」「ストレートで—・つ」⇔負ける。
2 比べてみて、相手よりまさる。「学力では彼のほうが—・っている」⇔負ける。
4 全体の中で、その要素・傾向が他より強く認められる。まさっている。「赤みの—・った色」「理性の—・った人」
5 仕事・責任などが、その人の力量を超えている。「その仕事は私には荷が—・っている」
6 (克つ)そうしたい欲求などを、努力して抑える。また、努力して困難な状態を切り抜ける。うちかつ。「誘惑に—・つ」「己に—・つ」「難病に—・つ」⇔負ける。
[可能] かてる
[下接句] 碁に負けたら将棋に勝て・小舟に荷が勝つ・天定まって亦(また)能(よ)く人に勝つ・年には勝てない・泣く子と地頭には勝てぬ・荷が勝つ・人衆(おお)ければ天に勝つ
かつ【喝】
かつ【喝】
かつ【括】
か・つ【×搗つ】
かつ【活】
かつ〔クワツ〕【活】
かつ【渇】
読み方:かつ
かつ【渇】
かつ【滑】
か・つ【×糅つ】
かつ【葛】
かつ【褐】
かつ【褐】
かつ【×豁】
かつ【轄】
かつ【×闊】
カツ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/06 07:16 UTC 版)
![]() |
この記事には独自研究が含まれているおそれがあります。
|
カツ | |
---|---|
![]()
豚カツ
|
|
種類 | 揚げ物 |
発祥地 | 日本 |
誕生時期 | 明治時代 |
主な材料 | 肉、パン粉 |

カツは、食肉(牛肉・豚肉・鶏肉)や魚介類などの素材にパン粉をつけて、油で揚げた日本の料理の一種。カツレツの略とされる事もある。
「豚カツ」が代表的な料理であり、単に「カツ」と言った場合に「豚カツ」を指す事がある。これは、材料の肉の違いにより「牛カツ」「鶏カツ」などと呼ばれる揚げ物料理の総称である。魚介類を材料とした場合はフライと呼ばれる事がある。また、具材を練ってからカツにする場合は、具材が挽肉であればメンチカツ、ジャガイモであればコロッケ、魚であれば魚カツなどと呼ばれる。
世界最大の英語辞典であるオックスフォード英語辞典には2024年の改訂より「katsu」が追加されたが、「肉(通常は鶏肉)を揚げてカット」したものと解説されており、英語圏で単に「カツ」と言った場合、「チキンカツ」を指すのが一般的である[1]。
調理法
食材が野菜や魚貝類の場合には「フライ」と呼び、豚肉・鶏肉・牛肉などの場合は「カツ」と呼び分けるのが普通である。ただし、スコッチエッグフライなど、肉料理の中にも「フライ」と呼ばれるものがある。また、具材を練ってからフライにする場合は、ジャガイモであればコロッケ、魚であれば魚カツなどと呼ばれる。
カツやフライを加熱調理する時、180°Cくらいに熱された衣はメラノイジンと呼ばれる色素の発生によりキツネ色に染まり、香ばしい香りを生じさせる。この香りとともに、揚げられる食材の水分が蒸発することにより旨みが濃縮され、さっくりとした食感も生まれる。これがカツ料理の持ち味であると言われる[2]。
歴史
フライパンを用いて少量の油でソテー(炒め焼き)にするカツレツの調理法とは違い、大きな調理器具で多量の油を使用して揚げて調理する調理法が発案された。この調理法で調理した料理も「カツ」とされるが、この調理法が取り入れられたのは「豚カツ」であった。
日本における広がり
現在も営業している東京・銀座の老舗西洋料理店「煉瓦亭」は、ポークカツレツの開発と成功に味をしめた店主の試行錯誤により、カキフライやエビフライなどを誕生させた。なお、成功しなかったもののカニやタイラガイなども俎上に上げられたという[3]。
1932年(昭和7年)頃に豚カツが流行し、やがて日本各地で食べられるようになった。
「鉄板かつ」と称する料理もある。これは熱い鉄板に載せて提供される。鉄板焼きも参照。
様々な具材によるカツ
- 豚カツ - 豚肉を使用。
- 牛カツ - 牛肉を使用。
- 鶏カツ - 鶏肉を使用。
- メンチカツ - ひき肉を使用。
- 串カツ - 竹の串に刺した様々な具を揚げたもの。大阪に多い。
- ハムカツ - スライスしたスパム缶詰や豚肉のハムを油で揚げたもの。
- 海老カツ - エビのミンチを使用。エビフライはエビの身を崩さずに衣をつけて揚げたものである。
- マグロカツ - マグロを使用。
- 鯨カツ - 鯨肉を使用。
- レバーフライ - レバーを使用。
- イカカツ
- パンカツ - 東京都八王子市のご当地グルメ。食パンに水で溶いた小麦粉をつけてパン粉をまぶして揚げ、ソースで味付ける[4]。
カツを使用した料理
その他
「カツ」という言葉は「勝つ」に通じることから験担ぎのために、スポーツの試合の前や、受験シーズンなどでは必勝や合格を願ってカツを食べることもある。ホットペッパーによって2017年に行われた「ゲン担ぎグルメ調査」では、カツ丼が1位、カツカレーが2位であった[5]。
脚注
注釈
出典
- ^ 牛尾梓 (2024年4月4日). “異世界、ファンサービス… オックスフォード辞典、日本の23語追加”. 朝日新聞 2024年4月4日閲覧。
- ^ とんかつ・コロッケ・揚げ物料理 P.106
- ^ 【食紀行】東京・八王子のパンカツ/肉のかわり、中身はパン『日本経済新聞』夕刊2018年6月14日(2018年6月15日閲覧)
- ^ “受験にカツ丼・キットカット なぜ日本人はゲンを担ぐ”. NIKKEI STYLE. フード・フラッシュ (2019年2月9日). 2023年2月10日閲覧。
参考文献
- 菊地武顕『あのメニューが生まれた店』平凡社、2013年11月。ISBN 978-4582634860。
- 『とんかつ・コロッケ・揚げ物料理』旭屋出版、1996年1月。 ISBN 978-4751100769。
関連項目
カツ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/13 02:05 UTC 版)
リョーマの飼い犬。リョーマと同い年(7歳前後)のオスのミニチュアブルテリア。ベル以上に図々しくイタズラ好きで、飼い主(リョーマ)に従わないことも多い。
※この「カツ」の解説は、「ベルとふたりで」の解説の一部です。
「カツ」を含む「ベルとふたりで」の記事については、「ベルとふたりで」の概要を参照ください。
カツ
喝
喝 |
|
嗐
嘎
噶
嶱
嶱 |
|
磆
羯
褐
褐 |
|
輵
颳
颳 |
|
「カツ」の例文・使い方・用例・文例
- カツオ節
- トルコの国鳥はワキアカツグミである。
- ツナ缶は通常キハダマグロかカツオである。
- またあのカツ丼が食べたい
- カツオのタタキ
- みんな知らないだろうがカツラだ。
- お前ムカツク
- ウチだって閑古鳥が鳴くようなカツカツの状態だから、バイトを雇う余裕なんてない。
- 幸子はカツカツと音を立てて廊下を歩いてきた。
- このカツオの塩辛は塩辛すぎる。
- カツガツ間に合う
- カツガツ時間に間に合った
- カツガツ暮らしている
- 薄給でカツガツ食っている
- カツガツのがれた
- チキンカツレツ
- 一人の男がツカツカと僕の前へ寄って来て言葉をかけた
- ツカツカものを言う
- >> 「カツ」を含む用語の索引
- カツのページへのリンク