絵合とは? わかりやすく解説

えあわせ〔ヱあはせ〕【絵合/絵合せ】


絵合

読み方:エアワセ(eawase)

平安時代から中世貴族物合せ遊戯一種


絵合

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/14 08:28 UTC 版)

源氏物語五十四帖
各帖のあらすじ
 帖     名     帖     名   
1 桐壺 28 野分
2 帚木 29 行幸
3 空蝉 30 藤袴
4 夕顔 31 真木柱
5 若紫 32 梅枝
6 末摘花 33 藤裏葉
7 紅葉賀 34 若菜
8 花宴 35 柏木
9 36 横笛
10 賢木 37 鈴虫
11 花散里 38 夕霧
12 須磨 39 御法
13 明石 40
14 澪標 41 雲隠
15 蓬生 42 匂宮
16 関屋 43 紅梅
17 絵合 44 竹河
18 松風 45 橋姫
19 薄雲 46 椎本
20 朝顔 47 総角
21 少女 48 早蕨
22 玉鬘 49 宿木
23 初音 50 東屋
24 胡蝶 51 浮舟
25 52 蜻蛉
26 常夏 53 手習
27 篝火 54 夢浮橋

絵合」(えあわせ)は、『源氏物語』五十四帖の巻名のひとつ。第17帖。準拠として、天徳内裏歌合が古来指摘されている。

あらすじ

光源氏31歳春の話。

内大臣光源氏の後見のもと、斎宮は入内して梅壺に入り女御となった。若い冷泉帝は始め年上の斎宮女御になじめなかったが、絵画という共通の趣味をきっかけに寵愛を増す。先に娘を弘徽殿女御として入内させていた権中納言(頭中将)はこれを知り、負けじと豪華な絵を集めて帝の気を引こうと躍起になった。宮中でも人々が絵を批評しあうのが流行し、藤壺中宮の御前で物語絵合せが行われたのをきっかけに、帝の御前でも梅壺対弘徽殿の絵合せが華々しく催された。古今の素晴らしい絵が数多く出された中で、最後の勝負に梅壺方が出した源氏の手による須磨の絵日記はその絵の見事さと感動的な内容で人々の心を打ち、梅壺方が勝利を収めた。絵合せ後、源氏は藤壺に絵日記を献上し、一方でいつか出家する日のことを思って嵯峨野に御堂の建立を始めた。

外部リンク


絵合

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 01:40 UTC 版)

源氏物語各帖のあらすじ」の記事における「絵合」の解説

源氏31歳春) 冷泉帝後宮時めく六条御息所の娘・斎宮女御梅壺女御。後の秋好中宮)と権中納言姫君弘徽殿女御は、それぞれかつての親友であった源氏頭中将(ここでは権中納言)が後盾となって寵を競っている。宮中に絵合が行われることになり、二人はおのおのみずからの姫君勝たせるべく絵巻収集余念がない。絵合の当日源氏須磨流浪の折の自筆絵巻藤壺冷泉帝賞賛され、斎宮女御方の勝ちとなった。絵合参照

※この「絵合」の解説は、「源氏物語各帖のあらすじ」の解説の一部です。
「絵合」を含む「源氏物語各帖のあらすじ」の記事については、「源氏物語各帖のあらすじ」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「絵合」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

「絵合」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「絵合」の関連用語

1
愚れ者 デジタル大辞泉
100% |||||

2
重くす デジタル大辞泉
94% |||||

3
並べてならず デジタル大辞泉
76% |||||

4
前後 デジタル大辞泉
76% |||||

5
名を腐す デジタル大辞泉
76% |||||

6
心地行く デジタル大辞泉
76% |||||

7
本才 デジタル大辞泉
76% |||||

8
聞き顔 デジタル大辞泉
76% |||||

9
親めく デジタル大辞泉
76% |||||

10
香壺 デジタル大辞泉
76% |||||

絵合のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



絵合のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの絵合 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの源氏物語各帖のあらすじ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS