巣守三位
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/09/16 17:06 UTC 版)
巣守三位(すもりのさんみ)とは、源氏物語に登場する架空の人物。
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- ^ 梅枝巻に登場しており、父蛍兵部卿宮の使いで自邸に本をとりに戻ったことが記されている。
- ^ 伝清水谷実秋筆本古系図、源氏物語巨細、源氏系図小鏡、鶴見大学本古系図、国文研本古系図のように侍従と同一人物として記されている場合と、正嘉本古系図や専修大学本(伝藤原家隆筆本古系図)のように別々の人物として記されている場合とがある。
- ^ 実秋本古系図では巣守三位は蛍兵部卿宮の子として記載されており、大島本古系図では蛍兵部卿宮の子とされている童孫王に「すもりの三位とも」と注を加えている。
- ^ 国文研本古系図では、夕霧の子の位置に記された「若君」に「ははすもりの三位」との注記があり、巣守三位が夕霧の子を産んだとされている。
- ^ 常磐井和子「巣守物語論」『源氏物語古系図の研究』笠間書院、1973年(昭和48年)3月、pp.. 287-308。
- ^ 稲賀敬二「すもりのさんみ(作中人物解説 補追)」池田亀鑑編『合本源氏物語事典』東京堂出版、1987年(昭和62年)3月15日、p. 下巻415。 ISBN 4-4901-0223-2
- ^ 匂宮が通わなくなった妹のもとには匂宮の兄である今上帝の二宮が通うようになった。
- ^ 鶴見大学本古系図では、他の多くの古系図とは逆に女四宮をたよって大内山に隠棲した後に薫と知り合って子をもうけたとされている。
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- 2 巣守三位の概要
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