国冬本源氏物語とは? わかりやすく解説

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国冬本源氏物語

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/13 14:15 UTC 版)

国冬本源氏物語(くにふゆほんげんじものがたり)は、鎌倉時代末期の住吉大社神主歌人としても知られる津守国冬1270年(文永7年)-1320年(元応2年))による書写とされる源氏物語の写本のことである。津守国冬による書写とされる源氏物語の写本は、断片的なものを含めるといくつか知られているが、通常「国冬本源氏物語」というときには、現在天理大学天理図書館に所蔵されている津守国冬の書写による巻を含む取り合わせ本をいう。


  1. ^ 岡嶌偉久子「源氏物語国冬本―その書誌的総論」天理図書館『ビブリア』第100号、1993年(平成5年)10月、pp. 66-96。 鈴木一雄監修永井和子編『国文学 解釈と鑑賞 別冊 源氏物語の観賞と基礎知識 26 横笛・鈴虫』至文堂、2002年(平成14年)12月10日、pp. 228-255。に採録。のち加筆訂正の上「第三章 国冬本源氏物語」として『源氏物語写本の書誌学的研究』おうふう、2010年(平成22年)5月、pp. 169-212。 ISBN 978-4-2730-3603-4
  2. ^ 源氏物語(国冬本)”. 文化遺産データベース. 文化庁. 2024年6月13日閲覧。
  3. ^ 『源氏物語』国冬本 重要文化財指定”. 天理大学附属天理図書館 (2023年7月7日). 2024年6月13日閲覧。
  4. ^ 伊藤鉃也「源氏物語別本群の長文異同―国冬本「鈴虫」の場合」『源氏物語本文の研究』おうふう、2002年(平成14年)11月、pp.. 267-302。 ISBN 4-273-03262-7
  5. ^ 大津有一「諸本解題 天理図書館蔵伝津守国冬筆朝顔巻」池田亀鑑編『合本源氏物語事典 下巻』東京堂出版、1987年(昭和62年)3月15日、p. 139。 ISBN 4-4901-0223-2
  6. ^ 大津有一「諸本解題 天理図書館蔵伝津守国冬筆薄雲巻」池田亀鑑編『合本源氏物語事典 下巻』東京堂出版、1987年(昭和62年)3月15日、p. 139。 ISBN 4-4901-0223-2
  7. ^ 越野優子「源氏物語薄雲巻一冊ー伝国冬筆(嘉元四年写)本について」、『研究と資料』60輯、研究と資料の會、平成20年12月
  8. ^ 越野優子「多様な源氏物語世界への模索―伝国冬筆薄雲巻一冊(天理大学附属天理図書館蔵)を素材として」(『古代中世文学論考』第二十集) 新典社 平成十九年十月)
  9. ^ 大津有一「諸本解題 前田家蔵伝国冬慈寛筆源氏物語」池田亀鑑編『合本源氏物語事典 下巻』東京堂出版、1987年(昭和62年)3月15日、p. 145。 ISBN 4-4901-0223-2


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