明融本とは? わかりやすく解説

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明融本

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/17 22:57 UTC 版)

明融本(みょうゆうぼん/めいゆうぼん)は、室町時代末期に冷泉為和の息子である冷泉明融らによって書写されたとされる源氏物語の写本である。「明融」の読みについては当初池田亀鑑によって「めいゆう」として紹介された。その後「みょうゆう」との読みが有力となったものの、やはり「めいゆう」とするべきではないかとの見方もある[1]


  1. ^ 野村精一「源氏物語研究史の戦後(三) 本文を商品化するということ」實踐國文學会『實踐國文學』第54号、1998年(平成10年)10月15日、pp. 1-8。
  2. ^ 山岸徳平「源氏物語の諸本」山岸徳平・岡一男監修『源氏物語講座 第8巻』有精堂出版、1972年(昭和47年)、pp. 1-68。
  3. ^ 石田穣二「源氏物語(明融本)解題」
  4. ^ 横井孝「明融本『源氏物語』(実践女子大学蔵)」人間文化研究機構国文学研究資料館編『立川移転記念特別展示図録 源氏物語 千年のかがやき』思文閣出版、2008年(平成20年)10月、p. 97。 ISBN 978-4-7842-1437-2


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明融本

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/15 05:25 UTC 版)

青表紙本」の記事における「明融本」の解説

冷泉明融による写本桐壺帚木花宴若菜上下、柏木橋姫浮舟については定家自筆本文字配列に至るまですべてそのまま写したとされていることから、明融臨模本とも呼ばれる定家自筆本次いで尊重されることが多い。その他に花散里もあるが、これは臨模本ではない。東海大学図書館桃園文庫。明融本とされるものにはこの他に、山岸徳平所蔵44帖があり、表紙体裁などが同じで両者重複するはないため、元は一揃いであったではないかとする見方もあるが確証はない。こちらは24帖が明融の書写とされており、ほかに邦高親王飛鳥井雅康息曾衣、飛鳥井雅栄女、連歌師宗養大覚寺義俊らが書写者であるとされている。こちらには臨模本思われる巻は含まれていない

※この「明融本」の解説は、「青表紙本」の解説の一部です。
「明融本」を含む「青表紙本」の記事については、「青表紙本」の概要を参照ください。

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