明融本
明融本
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/15 05:25 UTC 版)
冷泉明融による写本。桐壺、帚木、花宴、若菜上下、柏木、橋姫、浮舟については定家の自筆本を文字の配列に至るまですべてそのまま写したとされていることから、明融臨模本とも呼ばれる。定家の自筆本に次いで尊重されることが多い。その他に花散里もあるが、これは臨模本ではない。東海大学図書館桃園文庫蔵。明融本とされるものにはこの他に、山岸徳平所蔵本44帖があり、表紙の体裁などが同じで両者に重複する巻はないため、元は一揃いであったのではないかとする見方もあるが確証はない。こちらは24帖が明融の書写とされており、ほかに邦高親王、飛鳥井雅康息曾衣、飛鳥井雅栄女、連歌師宗養、大覚寺義俊らが書写者であるとされている。こちらには臨模本と思われる巻は含まれていない。
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