かくとは?

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 言葉 > 表現 > > かくの意味・解説 

か‐く【下×矩】

外惑星太陽90離れて西に見えること。日の出時に南中すること。西方矩。⇔上矩(じょうく)。→矩


か‐く【佳句】

詩歌の、よい文句

すぐれた俳句


かく【×劃】

[音]カク(クヮク)(呉)(漢)

区切る区切り。「区劃

区切り目がついたようにはっきりする。「劃然

[補説] 「画」の[二]12通用する。


かく【各】

[音]カク(呉)(漢) [訓]おのおの

学習漢字4年

おのおの。それぞれ。いろいろ。「各位各界各国各自各社各種各省各地各人各様

名のり]まさ


かく【各】

[接頭]主に漢語名詞に付いて、多くのものの一つ一つ一つ一つのどれもがみな、の意を表す。「各教室」「各大学」「各クラス別々に行う」


かく【×喀】

[音]カク(漢) [訓]はく

胸やのどに詰まったものを吐き出す。「喀痰(かくたん)・喀血(かっけつ)」


かく【嚇】

常用漢字] [音]カク(漢) [訓]おどす

真っ赤になって怒る。「嚇怒

おどす。「威嚇脅嚇


かく【客/脚】

〈客〉⇒きゃく

〈脚〉⇒きゃく


かく【客】

「きゃく」の文語表現訪問者買い手旅人などのこと。

牛飼君の—となるは将に大い驥足(きそく)を伸ぶべき道じゃ」〈魯庵社会百面相

主となるものに対し従となるもの。「主客転倒


かく【×廓】

[音]カク(クヮク)(呉)(漢) [訓]くるわ

城の外囲い。「城廓

くるわ。「遊廓

外枠。「外廓輪廓

がらんとして広い。広げる。「廓然廓大寥廓(りょうかく)」

がらんとして何もないむなしくする。「廓清

[補説] 123は「郭」と通用する。

名のり]あきら


かく【×恪】

[音]カク(漢) [訓]つつしむ

きまじめ身を持する。「恪勤(かっきんかくごん)・恪守

名のり]たか・つとむ・つむ


かく【拡〔擴〕】

[音]カク(クヮク)(呉)(漢) [訓]ひろげる ひろがる

学習漢字6年

範囲広くする。ひろげる。「拡散拡充拡大拡張拡幅拡声器

拡張」の略。「軍拡

名のりひろ・ひろし・ひろむ


かく【×挌】

[音]カク(漢)

ぶち当たる。なぐり合う。うつ。「挌殺挌闘

[補説] 「格」と通用する。


か・く【掛く/懸く/構く】

【一】[動カ五(四)

(「胡坐(あぐら)をかく」の形で)足を横に三角の形に組んで座る。

組み合わせる編み合わせて作る

「こしきには蜘蛛(くも)の巣—・きて」〈万・八九二〉

つなぎ留める掛ける

「馬にこそ絆(ふもだし)—・くもの牛にこそ鼻縄著(は)くれ」〈三八八六〉

[可能] かける

【二】[動カ下二「か(掛)ける」の文語形


か・く【×掻く】

[動カ五(四)

指先やつめ、またはそれに似たもので物の表面強くこする。「かゆい所を—・く」

手やそれに似たものであたり一帯にある物を引き寄せたり押しのけたりする。「を—・く」「手でを—・いて進む」

刃物手前に引いて切り取る。「寝首を—・く」

刃物押し当て細かく削りとる。「氷を—・く」「かつおぶしを—・く」

箸(はし)などですばやく混ぜ合わせ粘液状の物にする。「からしを—・く」

犂(すき)などで田畑を耕す。「苗代を—・く」

あまり好ましくないものを表面にだす。

㋐恥などを身に受ける。「赤っ恥を—・く」

㋑涙や汗などをからだの外に出す。「寝汗を—・く」「べそを—・く」

㋒いびきを立てる。「高いびきを—・く」

「…する」をののしっていう語。「欲を—・くな」

琴などの弦をつめなどではじくようにする。掻き鳴らす

「ただ少し—・き出でたる、大殿(おとど)のうちひびきみちていみじきを」〈宇津保・俊蔭〉

10 指先を物に食い込ませるようにしてつかまる。とりすがる

(はし)立ての倉(くらはし)山を嶮(さが)しみと岩—・きかねてわが手取らすも」〈記・下〉

11 髪をくしけずる

「目に髪のおほへるを—・きはやらで」〈・一五一

12 飯などを急いでべる。かっこむ

殿、ただ—・き給え」〈盛衰記三三

13 手を振って合図する。

「『あなかま』と、手—・くものから」〈源・夕顔

[可能] かける

[下接句] 汗をかく頭を掻く・裏をかく・靴を隔てて痒(かゆ)きを掻く・垢離(こり)を掻く・裾(すそ)を掻く・寝首を掻く恥を掻く冷や汗をかく吠(ほ)え面(づら)をかく麻姑(まこ)痒(かゆ)きを掻く・眉根(まよね)掻く


かく【×擱】

[音]カク(呉)(漢) [訓]おく

下に置いてとどめる。おく。「擱筆

のりあげる。「擱坐


かく【×攪】

[音]カク(慣) コウカウ)(漢)

かきみだすかきまわす。「攪拌(かくはん)・攪乱(かくらん)」


かく【×斯く】

[副]

話し手が身近なこととし事態をとらえていう。このように。こう。「この家のあるじは—いう私だ」

前文内容をさして、あるいは具体的な内容省略していう。このように。こう。「—も盛大な会を催しいただき

事態限界達しているさま。ここまでこれほどまで。「—なる上はやむをえない

[補説] 古くは「か」と対の形でも用いられた。→とかく →とにかく →ともかく →とやかく

か行けば人に厭(いと)はえかく行けば人に憎まえ」〈万・八〇四〉

「そゑにとてとすればかかりかくすればあな言ひ知らずあふさきるさに」〈古今雑体


か・く【書く/描く/画く】

[動カ五(四)《「掻く」と同語源》

(書く)文字符号をしるす。「持ち物に名前を—・く」

(書く)文章作る。著す。また、著作する。「日記を—・く」「本を—・く」

(描く・画く絵・模様や図をえがく。「眉を—・く」「グラフを—・く」

[可能] かける

[用法] かく・しるす——「文字を書く(記す)」では相通じて用いるが、新聞・雑誌記事論文小説などの場合は「書く」を用いる。「書く」には、ある長さの、まとまったものを文章として表現する意味があるからである。「小説を記す」とはあまり言わない。◇「記す」は文字として残す意で、「名前を記す」「心に記す」などと用いる。◇類似の語に「したためる」がある。「したためる」は文章語的で、ややあらたまって、「手紙したためる」などと用いるほか、「朝食したためる」のように、食事をする意味にも用いる。


かく【核】

常用漢字] [音]カク(漢) [訓]さね

果実のたね。「核果

物事中心。「核心地核中核細胞核

病気による細胞固まり。「結核痔核(じかく)」

原子核核兵器のこと。「核実験核爆発核武装核分裂熱核


かく【核】

果実中心にある種子を保護している堅い部分。さね。

細胞核

原子核」の略。「核融合

凝結核(ぎょうけつかく)

核兵器のこと。「核廃絶

地球中心部深さ2900キロから中心までの部分ニッケルなどからなり液体状外核高密度の固体である内核とに分かれる地核コア

環式化合物の環の部分ベンゼン核など。

真珠養殖で、母貝に入れる小片

物事中心核心中核。「グループの核として活躍

10神経核


かく【格】

[音]カク(漢) コウカウ)(慣) ゴウガウ)(慣) キャク(呉) [訓]いたる いたす ただす

学習漢字5年

[一]カク

組成された物事本質をなすもの。「骨格人格性格体格

そのもののかもし出すすぐれた個性。「格調品格風格

がちっとはめこまれた一定の規則基準地位等級など。「格外格式格別家格規格厳格資格失格昇格正格適格同格破格別格本格

本質までつきつめる。いたす。「格物致知

止める固定する。「格納

(「挌(かく)」と通用取っくみ合う。うつ。「格技格闘

文法で、自立語の関係を表す語。「主格賓格目的格

[二]キャク法令。「格式

[三]コウ・ゴウ〉細い木を方形組み合わせてつくったもの。「格子(こうし)・格天井(ごうてんじょう)」

名のり]きわめ・ただ・ただし・つとむ・のり・まさ


かく【格】

地位身分また、等級。「格が上がる」「格が違う」「グループリーダー格」

物事仕方流儀

「その—で行くと川へ落ちれば必ず死ぬ事になる」〈漱石吾輩は猫である

決まり規則法則

「—ニハズレル」〈和英語林集成

case文法で、名詞代名詞形容詞などが文中においてもつ他の語との関係。主格所有格目的格など。いくつの格が立てられるかは言語によって異なる。

論理学で、三段論法形式大前提小前提に共通の媒概念中概念)の位置によって定まる


かく〔クワク〕【×槨】

室内部の保護するもの。木槨石槨粘土槨礫槨(れきかく)・木炭槨などがある。


か・く【欠く/×闕く】

【一】[動カ五(四)

かたい物の一部分を壊す。損ずる。「茶碗のふちを—・く」「氷を—・く」

なくては困るもの、また必要とするものが備わっていないあるべきものを持たない。「精彩を—・く表情」「きめ手を—・く」

(「欠くことができない」「欠くべからざる」の形で)それなしでは済ますことができない絶対なくてはならない。「人間に—・くことができない」「必要—・くべからざる条件

なすべきことを怠るおろそかにする。「義理を—・く」「勇気を—・く行為

[可能] かける

【二】[動カ下二「か(欠)ける」の文語形


かく【殻〔殼〕】

常用漢字] [音]カク(漢) [訓]から

[一]カク物の表面を覆う堅い外皮。「甲殻耳殻地殻卵殻

[二]〈から(がら)〉「貝殻茶殻籾殻(もみがら)」

難読苧殻(おがら)・枳殻(からたち)


かく【獲】

常用漢字] [音]カク(クヮク)(漢) [訓]える

動物などをつかまえて手に入れる。「獲得漁獲捕獲乱獲


かく〔クワク〕【画/×劃】

【一】[名]

漢字構成する要素で、一筆で書く線や点。字画。「総—」

易の卦(け)を表す横線(陽)と(陰)。

接頭語的に用いて)他と区分する意を表す。「—時代的

【二】接尾助数詞漢字構成する、ひと続きに書く線や点を数えるのに用いる。「四—の字」「かく(劃)」


かく【画】

⇒が


かく【確】

[音]カク(呉)(漢) [訓]たしか たしかめ

学習漢字5年

はっきりしていて間違いがない。たしか。「確実・確証確認確報確約/正確・的確・明確」

かたく決め動かないさま。「確固確執確信確定確保確立

「確実」の略。「当確

名のり]あきら・かた・かたし・たい


かく【確】

ト・タル[文]形動タリたしかでまちがいのないさま。また、はっきりしているさま。「確としたことはわからない」「確たる証拠をつかむ」


かく【穫】

常用漢字] [音]カク(クヮク)(漢)

作物刈り入れる取り入れる。「収穫

名のり]え・みのる


かく【×膈】

[音]カク(漢)

胸部腹部の間。「横膈膜(おうかくまく)・胸膈


かく【×膈】

胸と腹の間。

胃が物を受けつけず吐き戻す病気膈の病

「うち食はん事難くやありけん、ものくさくなりて死ぬべき時に、—といふ病者思ひしか、と云ひけるを」〈仮・仁勢物語・上〉


か・く【×舁く】

[動カ五(四)

二人上で)物を肩にのせて運ぶ。かつぐ。「駕籠(かご)を—・く」

だます。あざむく

「こんなものを餌(ゑば)にして、—・かれるやうな科(とが)はしねえは」〈洒・二筋道

[可能] かける


かく【覚】

仏語

対象覚知するもの。心。心所(しんじょ)。

心が妄念離れている状態。

涅槃(ねはん)の理を悟ったうえでの智慧菩提(ぼだい)。

仏陀(ぶっだ)。覚者


かく【覚〔覺〕】

[音]カク(呉)(漢) [訓]おぼえる さます さめる さとる

学習漢字4年

外から来るものに触れ意識が起こる。意識。「感覚幻覚錯覚視覚触覚知覚聴覚味覚

今までわからなかった道理や意味に気づく。さとる。「覚悟才覚自覚正覚(しょうがく)・先覚直覚不覚

人に気づかれる。「発覚

眠りから目ざめる。「覚醒(かくせい)」

名のりあき・あきら・さだ・さと・さとし・ただ・ただし・よし

難読覚束(おぼつか)ない


かく【角】

[音]カク(呉)(漢) [訓]かど つの すみ

学習漢字2年

[一]カク

動物のつの。「角質牛角(ごかく)・犀角(さいかく)・触角一角獣

つののように先のとがったもの。物の先。「角帽圭角(けいかく)・岬角(こうかく)・折角・頭角皮角

二直線が交わってできる図形。「角度鋭角四角視角頂角・直角・鈍角内角

四角。「角材角柱

活字一字分の。「全角倍角半角

すみ。わき。「一角口角

つの突き合わせ競争する。「角逐角力(かくりょく)」

角力(すもう)。「角界好角家

[二]〈つの(づの)〉「角笛菰角(こもづの)」

[三]〈かど〉「岩角一角(ひとかど)・町角

名のり]つぬ・ふさ

難読総角(あげまき)・角子(みずら)・角髪(みずら)


かく【角】

【一】[名]

一点から出る二つ半直線がつくる図形また、その開き度合い角度。「角の大きさ

四角なもの。方形。「ジャガイモを角に切る」

断面四角長い材木石材角材。「三寸角」

将棋の駒の一。角行(かくぎょう)。

動物のつの。また、つので作った笛。つのぶえ

「—ヲ吹ク」〈和英語林集成

紋所の名。角形図案化したもの

中国日本音楽階名の一。五声第3音

二十八宿の一。東方第一宿。乙女座スピカを含む。すぼし。角宿

jiao中華人民共和国補助通貨単位。1角は1元の10分の1。チアオ

10方形であるところから》一分金あるいは一分銀

早々買ひ給へと一—投げ出せば」〈浮・胸算用・二〉

【二】形動[文]ナリ四角なさま。

紫檀の—な名刺入を置いて」〈漱石・門〉

角の画像
角の画像
角の紋所

か・く【賭く】

[動カ下二「か(賭)ける」の文語形


かく【×赫】

[音]カク(漢) [訓]かがやく

赤々と燃えるように輝く。「赫奕(かくえき)・赫灼(かくしゃく)」

勢いが盛んなさま。「赫赫赫怒

名のり]あきら


かく【較】

常用漢字] [音]カク(慣) コウカウ)(漢) [訓]くらべる あきらか

[一]カク〉つき合わせて見比べる。「較差比較

[二]コウ

[一]に同じ。「較差計較

明らか。「較著(こうちょ)」

名のり]あつ・とお・なお


かく〔クワク〕【郭/×廓】

古代中国で、都市を囲んだ土壁

ものの外まわりまた、囲まれた場所。

遊郭遊里いろまち


かく【郭】

常用漢字] [音]カク(クヮク)(呉)(漢) [訓]くるわ

都市・城の外囲いまた、外囲いある町。「城郭山郭

特定の一区画。くるわ。「遊郭

物の外枠。「外郭胸郭輪郭

(「廓(かく)」の代用字がらんとして広い。広げる。「郭大

名のり]ひろ

難読郭公(かっこう)・郭公(ほととぎす)


かく【閣】

[音]カク(呉)(漢) [訓]たかどの

学習漢字6年

御殿見晴らし台など、高く構え建物。「金閣高閣仏閣楼閣天守閣

政治執る所。「台閣内閣

内閣のこと。「閣議閣僚組閣倒閣入閣

名のり]はる


かく【隔】

常用漢字] [音]カク(漢) [訓]へだてる へだたる

間に何かをおく。へだてる。へだたり。「隔世隔絶隔壁隔離隔靴掻痒(かっかそうよう)/遠隔間隔懸隔

心理的分けへだてる。「隔意疎隔

継続する時間単位一つだけとばすこと。「隔月隔日隔週隔年

(「膈」の代用字)胸と腹の間。「横隔膜


かく【革】

[音]カク(漢) [訓]かわ あらためる あらたま

学習漢字6年

[一]カク

動物の皮から毛を取り去り、陰干ししたもの。かわ。「牛革皮革

革でつくった武器楽器。「兵革

たるんでだめになったものを建て直すあらためる。「革新革命沿革改革変革

改革」の略。「行革

[二]〈かわ(がわ)〉「革靴革製品帯革背革

難読撓革(いためがわ)・鞣革(なめしがわ)・滑革(ぬめがわ)


かく【×馘】

[音]カク(クヮク)(漢) [訓]みみきる くびきる

敵を殺し証拠に左耳を切り取る。「馘耳」

首にする。「馘首


か・く【駆く/×駈く】

[動カ下二「か(駆)ける」の文語形


かく【鶴】

常用漢字] [音]カク(漢) [訓]つる たず

[一]カク

ツル。「鶴唳(かくれい)」

ツルのような長い首、白さ長寿などのたとえ。「鶴首鶴寿鶴髪

[二]〈つる(づる)〉「白鶴夕鶴千羽鶴

名のり]ず・つ

難読田鶴(たず)・鶴嘴(つるはし)・真鶴(まなづる)


か‐く【下矩】

〔名〕 惑星太陽の西にあって、黄経の差が九〇度となる場合時刻、またはその状態。外惑星に対してのみおこる。西方矩


か‐く【佳句】

〔名〕 (詩歌の)よい文句また、よい俳句名句

済北集(1346頃か)一一詩話「凡詩文声韻複字佳句者皆庸流也」〔韓愈‐寄崔二十六立之詩〕


かく【各】

語素漢語名詞の上に付けて、それらの多くのものの、一つ一つの意を表わす。おのおの。それぞれ。「各社会」「本とノート一冊」など。〔改正増補和英語林集成(1886)〕

東京年中行事(1911)〈若月紫蘭十二月暦「午前十時両院議員は各(カク)議院参集し」


かく【客】

〔名〕

訪問者また、買い手観客など。きゃく。

宇津保(970‐999頃)祭の使「俄なるかくえものせられたなるを、あるじのことなどをいかにとなむ」

歌謡松の葉(1703)二・色香「泊(とまり)泊宿宿の窓にうたふ群女は、かくを留めて夫とす」〔詩経小雅

旅行する人。旅人。きゃく。

海道記(1223頃)蒲原より木瀬川東行西行の客は皆知音にあらず」

③ 主に対する者の称。きゃく。「主客転倒す」

客分また、書生居候などとして世話になっている人。食客。きゃく。

(10C終)一三六「孟嘗君にはとりは、函谷関開きて、三千のかくわづかに去れり」

社会百面相(1902)〈内田魯庵貧書生牛飼君の客(カク)となるは将に大い驥足を伸ぶべき道ぢゃ」


か・く【掛・懸】

1 〔他カ五(四)

① ある所に物の一部をつけてつなぎとめる掛ける

書紀720雄略一二年・歌謡伊勢の野の 栄枝(さかえ)を 五百(いほ)経(ふ)る柯(カキ)て」

② (構) 組み立てたり、編んだりして作る

書紀720武烈即位前・歌謡「大君の 八重組垣 哿哿(カカ)めども 汝(な)をあましじみ 哿哿(カカ)ぬ組垣

太平記14C後)一〇「大船共を並べて矢倉をかきて」

③ (下帯を)結ぶ。締める。

今昔1120頃か)一四「頭の髪は赤くして上様に昇れり、裸にして赤き浴衣(たふさぎ)を掻(かき)たり」

④ (「あぐらをかく」の形で) 足を組んですわる。

*虎明本狂言察化室町末‐近世初)「『心得た』と云て、あぐらかひているなり」

はやり唄(1902)〈小杉天外〉八「胡坐(あぐら)を組(カ)いたままで一寸点頭(じぎ)して」

2 〔他カ下二〕 ⇒かける(掛)

[語誌]「かかる」の他動詞形である「かく」には四段活用下二段活用がある。下二段活用の「かく」が古くから多義語としてさまざまな用法をもち、現在も下一段活用の「かける」として使われているのに対し、四段活用の「かく」は用法がかなり限定されており、しかも今日では「あぐらをかく」などの表現として慣用的に残っているだけである。


か・く【掻】

〔他カ五(四)

[一] 手や足、爪、またはそれに似たもので物の表面をこする。また、そのような動作切り取り削り取る

① 爪を立ててこする。

万葉(8C後)六・九九三「月立ちてただ三日月の眉根掻(かき)気(け)長く恋ひし君に逢へるかも」

源氏100114頃)玉鬘法師は、せめてここに宿さまほしくして、かしらかきありく

② 腕や手首上下、または左右に動かす。また、鳥が羽を上下に動かす。

西大寺本金光明最勝王経平安初期点(830頃)二「大河に漂ひ泛べり、其の身手を運(カキ)、足を動かし」

拾遺(1005‐07頃か)恋二・七二四「ももはがき羽かく(しぎ)もわがごとく朝わびしき数はまさらじ〈紀貫之〉」

③ くしで髪をすく。くしけずる

万葉(8C後)一八・四一〇一「朝寝髪 可伎(カキ)もけづらず」

④ 琴の弦をこするようにしてひく。弾じる。→掻き弾(ひ)く。

(5)爪を立てるようにして)物にとりつくかじりつく

古事記(712)下・歌謡「梯立(はしたて)の 倉山を 嶮(さが)しみと 岩迦伎(カキ)かねて 我が手取らすも」

(6) 熊手などで、集め寄せる。

俳諧曠野(1689)七「落ばかく身はつぶね共ならばやな〈越人〉」

(7) 箸などを手前に動かして食物を口に入れる。食物かきこむ

平家13C前)八「殿は小食におはしけるや。きこゆるおろしし給ひたり。かい給へ

(8) 田畑などを耕す。すきかえす

(9)かきよせるように)報酬として、または、賭け事で金を取る。

浄瑠璃冥途の飛脚(1711頃)二「高駄賃かくからは、大事の家職

(10) 刃物手前に動かして切り取る。→掻き刈る

平家13C前)九「頸をかかんと甲(かぶと)をおしあふのけて見ければ」

(11) 道具を動かして、物をけずる。

大鏡(12C前)二「工ども裏板どもを、いとうるはしくかなかきて」

[二] 手や道具で、左右に振るようにして押しのけたり、回すようにしてまぜたりする。

左右押し分けるまた、かき回す

万葉(8C後)八・一五二〇「朝なぎに い可伎(カキ)渡り 夕潮に い漕ぎ渡り

日本読本(1887)〈新保磐次〉五「船中に湯を沸しその蒸気の力を以てを廻し、この車を以てを掻かしむ」

左右に分けるようにして捜し求める押し開くような動作をする。

書紀720神功摂政元年三月北野本訓)「其の屍を探(カケ)ども得ず」

払いのけるとりのぞく

日葡辞書(1603‐04)「ハイヲ caqu(カク)」

粉状材料液体加え、器をこするようにしてまぜる。

東京三十年1917)〈田山花袋その時分「それはすいとんといふもので、蕎麦粉(そばこ)かうどん粉かをかいたものだが」

[三] 外に現わす

① 汗、いびきなどを、からだの外に出す。

平家13C前)五「高いびきかいて臥したりけるが」

魔風恋風(1903)〈小杉天外〉前「身体中汗を発(カ)いて」

② 恥や、できものなどを身に受ける。

東大寺諷誦文平安初期点(830頃)「道のへに乞(かたゐ)伏せり。疥(はたけ)掻(カキ)て目所も无く腫れ合ひて」

平家13C前)四「おりのべを一きれもえぬ我らさへ薄恥をかく数に入るかな」

③ 他に対してみっともない表情を顔に現わす

浄瑠璃女殺油地獄(1721)上「御免成ませ。お慈悲お慈悲とほゑづらかく」

雑俳柳多留‐四(1769)「小侍女郎の中でべそをかき」

④ こちらの負担になることを他にしてやるまた、給金与える。

浮世草子西鶴織留(1694)五「半としの紅白粉あるひは草履銭、こっちから賃かきて奉公いたすになりぬ」

[語誌](1)爪や手など先の尖った物を用いて何かの表面強くひっかく意味が原義で、そのような動作をすることを広くいう。「加岐(カキ)ひく」〔古事記下・歌謡〕、「訶岐(カキ)苅り」〔古事記下・歌謡〕など、「掻く」動作の意を表わして複合語作ることも多く、「掻き口説く」「掻き廻(み)る」など原義を残さず接頭語として使われるに至った。
(2)(三)(一)(二)と意味のへだたり大きいが、良くないとばかりいうところをみると、心身の不快や苦痛で「あがく(足ずりする)」「もがく(身もだえする)」ことの結果が、外面現われるところをとらえた用法であろう


か‐く【斯・此】

〔副〕

あり得る事態観念的限定的にとらえて、それを指示する。「か…かく…」または「と…かく…」と対にしても用いる。こう。こうこう

古事記(712)中・歌謡「かもがと 我が見し子ら 迦久(カク)もがと 我が見し子に うたたけだに 向かひ居るかも い副ひ居るかも」

蜻蛉(974頃)中「れいのことわり、『これ、としてかくして』などあるもいとにくくて」

事態を、話し手自分立場から現実的限定的にとらえて、それを指示する。このように

万葉(8C後)五・七九七「くやしかも可久(カク)知らませば青丹よし国内(くゐち)ことごと見せましものを」

今昔1120頃か)一九此く参ぬ。只仰せに随ひて罷り可返き也」

事態是認し、または納得する気持をこめて指示する。そう。こう。

源氏100114頃)総角おとづれ給はで日ごろへぬ。まちきこえ給ところは、たえま遠き心ちして、猶かくなめりと心細くながめ給ふに」

事態成り行き限界達したことを認め気持表わす語。もうこれでおしまいだ。これまで

平家13C前)灌頂人々いまはかくとて海にしづみし有様

[補注]「かく」の「く」は形容詞連用形語尾の「く」と同じであろう。この接尾要素によって、「かく」は「か」よりも副詞として安定した性格を持つもののようである。


か・く【書・描】

〔他カ五(四)〕 (「掻く」と同語源)

物の表面に絵や図をえがく。

古事記(712)中・歌謡「眉画(まよが)き 濃(こ)に加岐(カキ)垂れ

源氏100114頃)桐壺このころあけくれ御覧ず長恨歌の御絵、亭子院のかかせ給ひて」

② 紙などの上に文字をしるす。

*竹取(9C末‐10C初)「文をかきおきてまからん。恋しからん折々取いでて見給へとてうちなきてかくことばは」

文章作る著作する。

伊勢物語(10C前)一〇七「かのあるじなる人、案をかきて、かかせてやりけり」

徒然草1331頃)六七「作文詩序などいみじくかく人也」

④ (「狂言を書く」の略) 計略にかける。たくらむたばかる。だます。

洒落本売花新駅(1777)閨中并にきぬぎぬ「よく書(カク)やつよ、こっちで寐ているうちはよそへいってゐて、こっちがおきると来てねるとは、ねっからうれしいね」


かく【核】

〔名〕

生物細胞中心にある球形小体核膜に包まれ、内部満たす核液中には染色糸一個または数個の仁がある。核分裂によってふえ、分裂時には種々の形態をとる。細胞生活機能中枢であるとともに遺伝のにない手でもある。〔医語類聚(1872)〕

果実種子保護している堅い部分果実内果皮硬化したものウメモモなどの種子の類。さね。たね。〔色葉字類抄(1177‐81)〕

物事中心急所核心

黒い眼と茶色の目(1914)〈徳富蘆花〉五「事実の核(カク)を(かく)しても、兎に角半分の話は済んだ」

真珠養殖で、母貝の体の中に入れる小球。貝殻用いられる。

(5) 原子核また、核兵器。「核融合」「核搭載艦」

(6) 地球中心核地球内部の約二九〇〇キロメートル上の深い部分外核内核分けられる。


かく【格】

〔名〕

① きまり。法則法式規則

米沢沙石集(1283)一〇末「凡(およそ)世間出世の格(カク)をこえて格にあたるにあたらずと云事なし」〔礼記緇衣

② くらい。地位身分程度等級

日葡辞書(1603‐04)「ソノ ヒトノ cacuga(カクガ) ヨイ、または、ワルイ

*家(1910‐11)〈島崎藤村〉上「家の格が違ひます」

③ 同じような仕方流儀手段

咄本露休置土産(1707)一「よいあいさつ出来た出来た此後も其格(カク)にあいしらへよ」

安愚楽鍋(1871‐72)〈仮名垣魯文〉三「去年仕初(しぞめ)に勧進帳見せた格(カク)でござへますがいいおもひつきじゃアござへませんか

品格風格

中華若木詩抄(1520頃)上「此詩は、常の格ではないぞ、異相な詩と云こと也」

(5) 奈良平安時代律令執行するため、時に応じて発せられた修正補足命令律・令・格・式一つ。→格(きゃく)。

(6) 方形囲い区画また、骨組み

米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉一「車中両側を六格に別ち、毎格に二人を容(いる)る」

(7) 文法で、文中のある語句(特に名詞代名詞)が他の語句に対してもつ文法上の関係。主格述格連体格など。〔小学日本文典(1874)〕

(8) 論理学で、三段論法形式大小両前提に共通な媒概念中概念)の位置によって、各種形式分類できる。

(9) 商品取引所の語。商品の各銘柄の内から一定の標準品を選び、これに比較して定めた各銘柄それぞれの品質値段の差。→格付け


かく クヮク 【槨】

〔名〕 死体納めを置く区画粘土槨木炭槨

菅家文草900頃)二・傷巨三郎、寄北堂好事「伊洛有笙追逝水、孔家無槨断庭」〔論語先進


か・く【欠・缺・闕】

1 〔他カ五(四)

物の一部分をこわす。また、一部削り減らす。

新撰字鏡(898‐901頃)「劓 波奈加久」

日葡辞書(1603‐04)「カミノ ハシヲ caqu(カク)〈訳〉紙の端を切る」

度合数量などの点で不足する。あるべきものを持たない。欠如する。

西大寺本金光明最勝王経平安初期点(830頃)六「日と月と星宿と常の度において虧(カク)こと無けむ」

侏儒の言葉(1923‐27)〈芥川龍之介作家「文を作るのに欠(カ)くべからざるものは」

そろっているはずのもの、続くはずのものの一部抜かす

蜻蛉(974頃)上「四十九日のこと、たれもかくことなくて、家にてぞする」

古本説話集(1130頃か)一「朝ごとの御念誦、かかせ給はず」

④ いいかげんにする。おろそかにする。つとめを怠る

栄花(1028‐92頃)見はてぬ夢「滝口帯刀など番かかずさぶらふ

社会百面相(1902)〈内田魯庵電影義理を欠いたを知らんでは無からうが」

(5) むだにする。費やす。〔和英語林集成再版)(1872)〕

2 〔自カ下二〕 ⇒かける(欠)


かく【殻】

〔名〕 物の表面をおおう、堅いから。外皮貝殻甲殻、皮殻、地殻卵殻など。〔色葉字類抄(1177‐81)〕〔玉篇


か‐く【河区】

〔名〕 川で、海の潮流影響を受けない場所か上流の方をいう語。


かく【狢・貉】

〔名〕 「むじな(狢)」の漢名。〔十巻本和名抄(934頃)〕〔列子‐湯問〕


かく クヮク 【画・劃】

1 〔名〕

① 易の卦(け)の文を表わす横の段、(陽)と(陰)との称。〔易経疏‐乾卦〕

漢字構成する線で、一筆かかれるもの。字画

性霊集‐三(835頃)勅賜屏風書了即献表「君臣風化之道、含上下夫婦義貞之行、陰陽

授業編(1783)一「画(クク)すくなくてしかも字形正なれば」

2接尾(一)②の数を数えるのに用いる。

和英語林集成初版)(1867)「コノ ジワ ジュウサン k'waku(クヮク)デ ゴザリマス

3 〔接頭〕 ある語に冠して「くぎる」意をあらわす語。「画時代的


かく【確】

1形動タリたしかなさま。はっきりしているさま。

申楽談儀(1430)序「『神は宜禰(きね)がならはし』など、かくと言ひし也」

思出の記190001)〈徳富蘆花〉一「確たる事は其期に及むで見ねば分からぬが」

2 〔名〕 正確なこと。確実なこと。

歴史のかたちについて(1954)〈埴谷雄高〉「あらゆる記録は、たとえそこに精と粗、確と不確があったにせよ」


かく【膈】

〔名〕

胸の内部。胸と脾とを隔てる膜。

小学読本(1874)〈榊原那珂稲垣〉二「胸は両乳の間にして其裡を膈といふ」

飲食物が胸の下につかえて吐く病気今日胃癌(いがん)にあたるという。膈症かくびょう。かくやみ。かくやまいかくのやまい

日葡辞書(1603‐04)「Cacu(カク)〈訳〉胃が食べた物を留め得ないために吐き出す病」

俳諧類船集(1676)波「(カク)といふ病(やまひ)は堪(たへ)がたきものとや」


か・く【舁】

〔他カ四〕

① 物を肩にのせて運ぶ。かつぐ。になう。

延喜十三年亭子院歌合(913)「方の宮たちみな装束めでたくして洲浜奉る大夫四人かけり」

大鏡(12C前)四「車さしよせつつ、人にかかれて乗り給ふをぞ」

欺く。だます。かつぐ。

洒落本・面美多勤身(1790‐91頃)「くがいの身だから、〈略〉かいてみたりする事もありやす」


かく【覚】

〔名〕 仏語

① さとり。また、さとった人。仏。

東海夜話(1645頃)上「覚に至るを仏になると云ふ也」

万有本体と心の本源とをさとること。本覚始覚究竟で、仏の位。〔大乗起信論

③ 鼻と舌と体との三つよりどころにして、その対象判別する心のはたらき見聞覚知(けんもんかくち)の覚。

米沢沙石集(1283)八「六の用を施時眼に有を見(けん)といい、耳に有を聞(もん)と云、鼻と舌と身に有を覚(カク)と云」

物事の意味などを尋ね求め推しはかること。尋(じん)。〔成実論‐一四〕

(5) さとりに至るための修行要素一つ

正法眼蔵123153画餠「根・力・覚・道、これ一軸の画なり」〔智度論一一


かく【角】

1 〔名〕

動物頭上生ず固い突起物。つの。〔易経大壮

② つのの形をしたものの名称。

(イ) つので作った笛、またはその形をした笛。中国から伝わり、古く戦陣用いた。和訓では大角を「はらのふえ」、小角を「くだのふえ」という。つのぶえ

令義解718軍防「凡軍団。各置二面大角二口。少角四口

*妙一本仮名書き法華経鎌倉中)一「つつみをうち、角(カク)貝(はい)をふき」〔北史‐斉宗室諸王下・文諸子安徳王延宗〕

(ロ) 髪型一種あげまき。つのまき。〔礼記内則

(ハ) 中国古代からの銅製酒器。爵(しゃく)の一種で、約四升(約七リットル)を入れる。〔譬喩尽(1786)〕〔儀礼‐特牲饋食礼

③ (形動四角なさま。また、四角なもの。方形

日葡辞書(1603‐04)「Cacu(カク)ナ〈訳〉四角なもの、または角のあるもの」

妻木(1904‐06)〈松瀬青々〉冬「角に切て縄でさげ行哉」

(けた)に用い材木で、丸木四方削り、または大木挽き割って四角造材た長木をいう。角材

俳諧続猿蓑(1698)上「禅寺一日あそぶ砂の上〈里圃〉 (けやき)の角のはてぬ貫穴〈馬莧〉」

(5) (「鉸具(かく)」のあて字) ⇒かこ(鉸具)

(6) 活字角柱部の横断面大きさ

(7)方形をした貨幣であるところから) 一分金、または一分銀

洒落本傾城買指南所(1778)「此せつ、かくぶっばらって、女郎かひはならぬ事なり」

(8)かくおしき角折敷)」の略。

日葡辞書(1603‐04)「Cacu(カク)〈訳〉サカヅキを載せる四角薄板

(9) 将棋の駒一つ角行(かくぎょう)。

咄本鹿の巻筆(1686)一「角はきりんのいかりあれば竜馬となる」

(10) (「格」とも書く) 鉄砲の的(まと)の中心部角形につくる。

翁問答(1650)下「かくをもうちはづすばかりなり」

(11) 紋所の名。角形用いて作ったもの。隅入角隅切角平角折入角等の種類がある。

隅入角@平角@隅切角@折入角の画像

(12) 数学用語。

(イ) 一点から出る二つ半直線ないしは線分のつくる図形一方半直線他方線分であってもよい。その点を角の頂点、それらの半直線ないしは線分その辺という。

(ロ) 二つ直線が交わってできる四つのかどの、もとの二直線に対する称。

(ハ) 直線平面と交わっているとき、その直線のその平面への正射影ともとの直線とがつくるかどの、もとの直線平面とに対する称。

(ニ) 二平面が交わっているとき、その交わり直線に垂直な平面と二平面との交わりとしてできる二直線のなすかどの、もとの二平面対する称。

(13) 東洋音楽で、五音階の一つ第三番目の音。→五音(ごいん)。

古今著聞集(1254)六「管絃のおこり、その伝はれる事久し。〈略〉宮・商・角・徴・羽五音あり」〔礼記注‐月令

(14) 川船の敷船梁(しきふなばり)を押える当木(あてぎ)。ねこ。〔和漢船用集(1766)〕

2接尾一分金、または一分銀数えるのに用いる。

浮世草子男色大鑑(1687)五「今時のこんがうに弐角(にカク)づつとらしても、さのみうれしがる㒵つきもせず」

3 星の名。二十星宿一つ。星の東方第一宮。乙女座スピカを含む。すぼし。

制度通1724)一「角・亢・氐・房・心・尾・箕の七星、いつにても是を東方の七宿と云」〔楚辞天問


かく【赫】

形動タリ〕 光が輝くさま。明る強烈感じ表わす。転じて、人間の名誉の輝くさまにも用いる。「武勲赫たり」

自然と人生1900)〈徳富蘆花自然に対す五分時「腰越の岬赫として醒(さ)むるを見む」〔詩経大雅・皇矣〕


かく クヮク 【郭・廓】

〔名〕

① 都の外まわりを囲んだ土壁。転じて、ものの外まわりまた、囲まれた場所。くるわ。

花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉三一青山郭(クヮク)を繞(めぐり)て連なり」〔孟子公孫丑〕

遊女屋の集まっている場所。遊郭。くるわ。

評判記色道大鏡(1678)叙「郭(クク)をさりて、過にし傾城の名をよび出す時は」


か‐く【鉸具】

〔名〕

① =かこ(鉸具)①

② =かこ(鉸具)②

今川大双紙(15C前)馬に付て式法之事「鐙の名所の事。水尾金の下をばかくといふなり」


かく【閣】

〔名〕 たかどの。りっぱな御殿

新撰朗詠(12C前)下「閣を閉ぢては、只、聴く朝暮の鼓、に上ては空しく、望む往来の船〈白居易〉」〔漢書揚雄伝〕


か・く【駆・駈】

〔自カ下二〕 ⇒かける(駆)


駈く、駆く

文語活用形辞書はプログラムで機械的に活用形や説明を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

かく

・くく】[動カ五] を払う。除雪する。〈全〉

かく

大阪弁 訳語 解説
かく かつぐ、
持ち上げ
舁く2人上で持ち上げること。駕籠をかく。ちょっとこのかいて。近畿四国豊前使用


かく

  1. 刑事のこと。角袖の略より。「そつべい、くり、ぼっぷり、ひげだいし、でか、あぶま、じけい、はおり、やえん、げし、うがい、だに」等皆同じ。②犯罪証拠となるべき言語動作又は贓物のこと。③「角」布団風呂敷等をいういずれも方形なる故。

かく


かく

  1. 掻。手淫を行ふの俗語せんずりをかく。ますをかく。「馬鹿な独身四つ目屋をつけてかき」。

かく

  1. 贓品。〔掏摸

分類 掏摸


かく


かく

  1. 日雇人夫就労予約券。「角」予約券は四角木札出来ているところから略して。〔仲〕

分類 仲/商人


かく

  1. 男女情交

分類 芸能


読み方:かく

  1. 貸屋敷-遊廊地域。〔第五類 一般建物
  2. 貸座敷或は遊廓地域のことをいふ。〔犯罪語〕
  3. 中村遊廓名古屋

分類 犯罪


読み方:かく

  1. 刑事其他角袖巡査。〔第二類 人物風俗
  2. 角袖巡査
  3. 刑事を云ふ。角袖の略、又「そつぺい、くり、ぽつぷり、ひげ、だいし、でか、あぶま、じけい、はおり、やえん、げし、うがい、だに」等皆同意
  4. 刑事高松
  5. 角袖、つまり、刑事。〔一般犯罪
  6. 刑事。〔掏摸
  7. 刑事。〔香具師不良

分類 掏摸犯罪露店商香具師香具師不良


読み方:かく

  1. 反物ノコトヲ云フ。〔第四類 衣服之部・東京府
  2. 蒲団ノコトヲ云フ。〔第四類 衣服之部・愛知県
  3. 。〔第六類 器具食物
  4. 風呂敷。〔第七類 雑纂
  5. 風呂敷の事をいふ。風呂敷四角いから。〔犯罪語〕
  6. 〔犯〕風呂敷のこと。「ヨツ」に同じ。其形状より云ひたるもの。
  7. 蒲団風呂敷等を云ふ。何れも方形なる故。

分類 愛知県東京府、犯、犯罪


読み方:かく

  1. 共犯者互に贓物分ける事。「かぶ、かぶわけかぶわり」等皆同意
  2. 共犯者互に贓物分けること。「かぶ、かぶわけかぶわり」等皆同意
隠語大辞典は、明治以降の隠語解説文献や辞典、関係記事などをオリジナルのまま収録しているため、不適切な項目が含れていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

読み方
かく

読み方
かく

読み方
かく

賀来

読み方
賀来かく

加来

読み方
加来かく

読み方
かく

力久

読み方
力久かく

かく

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/03 05:48 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
ウィキペディアには「かく」という見出しの百科事典記事はありませんタイトルに「かく」を含むページの一覧/「かく」で始まるページの一覧
代わりにウィクショナリーのページ「かく」が役に立つかも知れません。

関連項目



かく

出典:『Wiktionary』 (2021/07/28 13:53 UTC 版)

動詞:書く・描く

かくく・描く】

  1. (書く)文字表記する。
  2. (書く)文章を記す。
  3. (描く)絵画や図を表現する。→ 類義語: えがく

活用

翻訳

語義1および2: (書く)

語義3: (描く)

動詞:掻く

かく【掻く】

  1. 先の鋭いものを、押したり引いたりする。引っ掻く
  2. 首を切る
  3. 一部名詞について、何らかの行為動作を行うことを表す。

翻訳

語義1:

語義2: <首を切る

動詞:欠く

かくく・く】

  1. あるべきものがていない
  2. もの一部全体うしなう。

活用

関連語

他動詞
類義語

語義1:

語義2:

連語

語義1: <不足している>

語義2: <ものの一部または全体を失う>

翻訳

語義1:

語義2: <ものの一部または全体を失う>

動詞:舁く

かく舁く

  1. 重いものを持って運ぶ。
  2. (古、方言)(特に祭礼において、奉納する神輿担ぎだんじり太鼓台などを)担い運行する。

類義語

  • かかえる、かつ

副詞

かく斯く

  1. かようにこのように、こうして。

派生語








※ご利用のPCやブラウザにより、漢字が正常に表示されない場合がございます。
Copyright © KANJIDIC2 - the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group(EDRDG), used in conformance with the Group's licence. Copyright © 1991-2010 Unicode, Inc. All rights reserved. Stroke Order Diagrams(SODs) licensed from © Kanji Cafe.



かくと同じ種類の言葉


品詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

「かく」に関係したコラム

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「かく」の関連用語

1
100% |||||

2
100% |||||

3
100% |||||

4
100% |||||

5
100% |||||

6
100% |||||

7
100% |||||

8
100% |||||

9
100% |||||

10
100% |||||

検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



かくのページの著作権
Weblio 辞書情報提供元は参加元一覧にて確認できます。

  
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
北海道方言辞書北海道方言辞書
Copyright © 1997-2022 by akaringo. All rights reserved.
全国大阪弁普及協会全国大阪弁普及協会
Copyright (C) 2000-2022 全国大阪弁普及協会 All Rights Reserved.
皓星社皓星社
Copyright (C) 2022 株式会社皓星社 All rights reserved.
EDRDGEDRDG
This page uses the JMnedict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのかく (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryのかく (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
漢字辞典
Copyright © KANJIDIC2 - the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group(EDRDG), used in conformance with the Group's licence.
Copyright © 1991-2010 Unicode, Inc. All rights reserved. Distributed under the Terms of Use in http://www.unicode.org/copyright.html.
Stroke Order Diagrams(SODs) licensed from © Kanji Cafe.

©2022 GRAS Group, Inc.RSS