正覚とは? わかりやすく解説

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しょう‐がく〔シヤウ‐〕【正覚】

読み方:しょうがく

《「無上等正覚」の略》仏語真の悟り。仏の悟り等正覚


しょうがく 【正覚】

仏教用語。「無上等正覚」の略で、正しい仏の悟りをいう。等正覚とも。またそれをなし遂げることを成等正覚という。

しょうがく 【正覚】

中国南宋初期曹洞宗僧。州(山西省)の人。一一歳で出家し、丹子淳の法を継いだ天童山僧堂などを再興し黙照禅宗風とした。諡号は宏智禅師。著『宏智広録』。(一〇九一一一五七)→ 黙照禅 天童山

正覚

読み方
正覚しょうかく
正覚まさめ

正覚

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/12 00:30 UTC 版)

正覚(しょうがく)とは、仏教用語で、さとりのさとり、正しいさとりのことを指す[1]。また、宇宙の大真理をさとること[1]。真理をさとった人[1]、仏[2]如来を意味する場合もある[1]


注釈

  1. ^ 1.さとり - : saṃbodhi(『中阿含経』)、: saṃbodha(『雑阿含経』)、: abhisaṃbuddha(『増壱阿含経』)、: abhisaṃbodhi(The Dīgha Nikāya II → 『沙門果経』)、: buddhi(『楞伽経』)、: abhisaṃbodhiSylvain Lévi, Mahāyāna-sūtrālaṃkāra)、: buddhatvaBunyiu Nanjio, The Laṅkāvatāra Sūtra〈宋訳・唐訳〉 → 『楞伽経』)、: saṃbuddha(Bunyiu Nanjio, The Laṅkāvatāra Sūtra〈唐訳〉)、: samyag-avabodha(Bunyiu Nanjio, The Laṅkāvatāra Sūtra〈宋訳〉)、: adhigama(Bunyiu Nanjio, The Laṅkāvatāra Sūtra〈唐訳〉)
    2. 真理をさとった人 - : buddha/チベット語:saṅs rgyas(Ryōzaburō Sakaki, Mahāvyutpatti[1]
  2. ^ 阿耨多羅三藐三菩提は大正新脩大蔵経に1万3500余回出現するが、[要出典]阿含部は45回に過ぎない[8]

出典

  1. ^ a b c d e 中村元 『広説佛教語大辞典』中巻 東京書籍、2001年6月、838頁。
  2. ^ a b c d 中村元ほか編 『岩波仏教辞典 第二版』 岩波書店、2002年10月、p.515の「正覚」の項目。
  3. ^ 『仏教漢梵大辞典』 平川彰編纂 (霊友会) 687頁「正覚」。
  4. ^ 『仏教漢梵大辞典』 平川彰編纂 (霊友会) 753頁「現〜」。
  5. ^ 『仏教漢梵大辞典』 平川彰編纂 (霊友会) 753頁「無上〜」。
  6. ^ 『漢訳対照梵和大辞典 増補改訂版』 鈴木学術財団 (山喜房仏書林)、1979年、「anuttarāṃ」, 「samyak」, 「sambodhiṃ」参照。
  7. ^ 等正覚とは - 大辞泉/大辞林/コトバンク
  8. ^ 阿耨多羅三藐三菩提 (阿含部)


「正覚」の続きの解説一覧

正覚

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 09:29 UTC 版)

悟り」の記事における「正覚」の解説

語頭に"無上"や"等"など何らかの形容語がついたもの含めれば、日本編纂された三蔵経である大正新脩大藏經1万5700余みられるが、意味の異なる数種類上のサンスクリット単語複合語の訳として用いられている[要ページ番号][要検証ノート]。元となるサンスクリット原意はその種類によって幅広く初転法輪にかかわる意味から成仏近似した意味、智波羅蜜類した意味にまでに及ぶ。

※この「正覚」の解説は、「悟り」の解説の一部です。
「正覚」を含む「悟り」の記事については、「悟り」の概要を参照ください。

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正覚

出典:『Wiktionary』 (2021/08/16 08:23 UTC 版)

名詞

 しょうがく

  1. (仏教) 最高悟り境地

発音(?)

しょ↗ーがく
しょ↘ーがく

類義語




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