あげ‐まき【揚巻/総=角】
読み方:あげまき
1 古代の少年の髪の結い方の一。髪を左右に分け、両耳の上に巻いて輪を作る。角髪(つのがみ)。
2 「揚巻結び」の略。
3 鎧(よろい)の背の逆板(さかいた)に打ちつけた環に通して揚巻結びをした飾りひも。
4 歌舞伎で、傾城(けいせい)に扮する女形(おやま)が用いるかつら。揚巻結びの飾りの房を背面につけた立兵庫(たてひょうご)のかつら。
5 女性の束髪の一。明治18年(1885)ごろから中年以上に流行した。西洋揚巻。
6 アゲマキガイの別名。
(総角)
源氏物語第47巻の巻名。薫大将、24歳。薫の求愛を拒み、匂宮と結ばれた中の君の将来を案じつつ病死する大君(おおいぎみ)を描く。
そう‐かく【総角】
チョンガー【総角】
総角
総角(あげまき)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 00:08 UTC 版)
狸のような体躯とやぶ睨みの左目、その周りの大きな傷跡が特徴的な僧正。偉家十聖の一人。その発言や行動から衆生派のリーダー格と思われる。
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総角
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 01:40 UTC 版)
「源氏物語各帖のあらすじ」の記事における「総角」の解説
(薫24歳8月-年末) 薫は再び大君に語らうが想いは受け入れられず、むしろ大君は中君と薫の結婚を望む。秋の終わり、大君により中君と薫が一つ閨に取り残されるが、薫は彼女に手を触れようとしない。やがて当初の計画通りに薫は匂宮と中君の結婚を果たすが、匂宮の訪れは途絶えがちで、これを恨んだ大君は病に臥し、遂には薫の腕のなかではかなくなる。総角参照。
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