あげ‐まき【揚巻/総=角】
読み方:あげまき
1 古代の少年の髪の結い方の一。髪を左右に分け、両耳の上に巻いて輪を作る。角髪(つのがみ)。
2 「揚巻結び」の略。
3 鎧(よろい)の背の逆板(さかいた)に打ちつけた環に通して揚巻結びをした飾りひも。
4 歌舞伎で、傾城(けいせい)に扮する女形(おやま)が用いるかつら。揚巻結びの飾りの房を背面につけた立兵庫(たてひょうご)のかつら。
5 女性の束髪の一。明治18年(1885)ごろから中年以上に流行した。西洋揚巻。
6 アゲマキガイの別名。
(総角)
源氏物語第47巻の巻名。薫大将、24歳。薫の求愛を拒み、匂宮と結ばれた中の君の将来を案じつつ病死する大君(おおいぎみ)を描く。
そう‐かく【総角】
チョンガー【総角】
総角
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/30 02:42 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動総角(そうかく、あげまき)・揚巻(あげまき)は、
- みずら(美豆良)とも言い、古代から平安時代にかけての未成年男子の髪型の一つ。⇒角髪
- あげまき結びとも言い、紐の結び方の一つ。調度品や兜などの装飾に用いられる。
- アゲマキは、収斂により一見マテガイに類似した形態の、ナタマメガイ科の二枚貝の一種。日本では有明海などごく限られた内湾の泥干潟に分布する。
- チョンガー(총각、chong-gag)の漢字表記で、朝鮮語で独身男性を意味する。かつての朝鮮では、独身男性の髪型は辮髪に似た三つ編みのお下げであり、結婚して初めて髷を結うことが許された。「総角」の語は、もともと独身男性の髪型を意味していた。また小ぶりで葉の多い大根を独身男性の髪型に見立て、「チョンガー大根」と呼ぶ。
- 総角は、『源氏物語』の巻の一つ。第47帖。第三部の一部「宇治十帖」の第3帖。⇒総角 (源氏物語)
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総角(あげまき)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 00:08 UTC 版)
狸のような体躯とやぶ睨みの左目、その周りの大きな傷跡が特徴的な僧正。偉家十聖の一人。その発言や行動から衆生派のリーダー格と思われる。
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