格式とは?

かく‐しき【格式】

身分家柄などによって定まってい礼儀作法また、身分家柄。「格式を重んじる」「格式のある家」

きゃくしき(格式)1


きゃく‐しき【格式】

律令補足修正するための法令。格(きゃく)と式。かくしき。「弘仁格式」→格(きゃく) →式

かくしき(格式)1


かく‐しき【格式】

〔名〕

① 格と式。きまり。規則。→きゃくしき①。〔北史蘇威伝〕

身分家柄によって公に決められていた儀式やきまり。

米沢沙石集(1283)一〇末「すべては礼義をしらず、格式(カクシキ)を弁(わきま)へざるは云かひなし

西洋事情(1866‐70)〈福沢諭吉〉外「固より王家許允(きょいん)は唯礼典供するのみにて其有名無実なるは万人の知る所なれども其格式を変ずること能はず」

身分家柄地位資格

わらんべ草(1660)一「夫狂言者、建格式於舞曲之外、寓実理戯言之中、但需笑、誇目者、此芸之害也」

刑余の叔父(1908)〈石川啄木〉二「高田家の方が私の家よりも、少し格式が高かったさうである」

和歌文章などの作法上のきまり。

ささめごと(1463‐64頃)下「さればまことの道に入れる歌人は、格式のほかの事おほかるべし」

[語誌](1)カクは「格」の漢音シキは「式」の呉音よみ。鎌倉時代以降、「格」「式」それぞれの常用字音選択された結果生じたものと考えられる
(2)本来は定められたきまりを表わす語であるが、特に身分家柄に関するきまりをいうところから、近世以降封建社会において制度により定められた(あるいは慣習により付随する)家柄身分などの資格表わす用法が生じた。この意味での格式は、「高い━低い」と表現され、これによって頭髪服装などの風俗異なり席次準拠すべき礼式が決まった。


きゃく‐しき【格式】

〔名〕 (「きゃく」は「格」の呉音

① 格(きゃく)と式(しき)。律令補助法令。「格」は、臨時律令改正補充をした単行法令。また、それを編纂したもの。「式」は、律令施行細則で、諸官庁の事務規定とされたもの。かくしき

続日本紀神亀元年(724)一〇月丁亥「准量格式。合公験

徒然草1331頃)一四七「灸治、あまた所になりぬれば、神事に穢(けがれ)ありといふこと、〈略〉格式等にも見えずとぞ」

② =かくしき(格式)②

[補注]刑罰法である「律」、教令法である「令」とあわせ「律令格式」の語によって、成文法体系をいう。日本での律令格式編纂は、中国律令法して行なわれた。→「かくしき(格式)」の語誌


格式

英語 code

FIAJAF規定により開催されるレースラリーにおいて、参加マシン種類ドライバーライセンス種類規定する取り決めのこと。ちなみにF1WRC国際格式となるが、以下、準国際国内、準国内地方クローズドなどに分類される。

※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。

格式

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/09/19 14:26 UTC 版)

格式(きゃくしき)とは、律令の補完のために出された法令あるいはそれらをまとめた法令集のことを指す。(きゃく)は律令の修正・補足のための法令(副法)を指し、(しき/のり)は律令の施行細則を指した[1]


[ヘルプ]
  1. ^ 唐の律令には律を「生刑定罪」・令を「設範立制」・格を「禁違正邪」・式を「軌物程事」と定義し、日本の弘仁格式の序文に「律は懲粛を以って宗とし、令は勧誡を以って本とし、格はすなわち時を図って制を立て、式はすなわち闕を補って遺を拾う、四者あいまって範を垂るるに足る」と記載されて以来こうした解釈が一般的であるが、同序文には重ねて「過去の法令の中で個々に発令されてきた単行法令の中で奉勅を得たもの及び事の旨がやや大きいために(今回の編纂に際して)改めて奉勅を得たものを格に置き、それ以外の恒例とするに足りるものを式に採り入れた」と記しているなど定義づけに混乱も見られる、このため同一の法令を「格」と呼んだり「式」と呼んだりする例も存在している。
  2. ^ a b c 早川(1995)p.286-289
  3. ^ a b c 川尻(2002)p.111-112
  4. ^ 坂上(2001)p。202-204
  5. ^ 弘仁格式」序


「格式」の続きの解説一覧

格式

出典:『Wiktionary』 (2018/07/06 01:18 UTC 版)

名詞

  1. きゃくしき律令制における法令一種。格は律令補足等、式は施行細則
  2. かくしき対象身分社会地位にもとづく等級規範および作法。上を語源とし、近世以降見られる

関連語

発音

きゃ↗くしき
か↗くしき



格式と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「格式」の関連用語

格式のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



格式のページの著作権
Weblio 辞書情報提供元は参加元一覧にて確認できます。

  
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
三栄書房三栄書房
Copyright c San-eishobo Publishing Co.,Ltd.All Rights Reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの格式 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryの格式 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2021 GRAS Group, Inc.RSS