こう‐け〔カウ‐〕【高家/▽豪家】
高家
高家
高家
高家
姓 | 読み方 |
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高家 | たかいえ |
高家 | たかけ |
高家 | たかや |
高家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/21 08:39 UTC 版)
高家(こうけ)は、格式の高い家、権勢のある家柄のこと。由緒正しい家。名門。
概要と歴史
平安時代前期の太政官符に「王臣家」「勢家」とほぼ同義で「高家」が用いられており、『源氏物語』『今昔物語』などの物語にも名家・権勢家の意での使用が見られる。転じて権威として頼りにするものの意味にも用いられた。鎌倉時代の『保元物語』[1]、室町時代の『太平記』といった軍記物語にも見られ、武士団の中での対比として、由緒ある武士の家柄、名門の武将を指して用いられた。
江戸時代には、江戸幕府の役職名となった。また諸藩においても、紀州藩や米沢藩などで高家職が設けられた。
ことわざとして、「高家の妻は七人半のあてがい」があり、上流社会では妾を置くことが普通という意味であり、7人半のあてがい=7人半まで妻を持ってさしつかえないもの(一夫多妻)とする[2]。
脚注
参考文献
関連項目
「高家」の例文・使い方・用例・文例
- >> 「高家」を含む用語の索引
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