恪勤

デジタル大辞泉

かく‐ご【^×恪^▽勤】

読み方：かくご

《「かくごん」の撥音(はつおん)の無表記》

１ 「かくごん1」に同じ。

２ 平安時代、院・親王家・大臣家などに仕えた武士。恪勤者。かくごん。

「院の—して侍ひ給ふ、いとかしこし」〈大鏡・道隆〉

３ 中世、宿直(とのい)や行列の先走りなど、幕府内部の雑役に従事した武士。恪勤者。恪勤の侍。かくごん。

「或は青侍(せいし)—の前に跪(ひざまづ)く」〈太平記・一二〉

かく‐ごん【^×恪勤】

読み方：かくごん

１ 怠けずにまじめに勤めること。精勤。かくご。

「—の薄さに、今日ばかりは慰め侍るを」〈狭衣・一〉

２ 「かくご（恪勤）2」に同じ。

３ 「かくご（恪勤）3」に同じ。

かっ‐きん〔カク‐〕【^×恪勤】

読み方：かっきん

［名］(スル)職務に励むこと。まじめに勤めること。精勤。かくごん。「精励—」

歴史民俗用語辞典

恪勤

読み方：カクゴ（ｋａｋｕｇｏ），　カクゴン（ｋａｋｕｇｏｎ）

（１）平安・鎌倉時代、親王・摂関家などに仕えて雇従、雑役をつとめた侍。
（２）鎌倉・室町幕府の侍所に属し営中の雑役に従事するごく身分の低い役。
（３）扶持・扶養・援助の意。

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恪勤

出典:『Wiktionary』 (2021/08/19 12:34 UTC 版)

名詞

恪 勤

1. （かっきん、かくごん、かくご）怠らずに職務に励むこと。
2. （かくごん、かくご）平安時代、院・親王家・大臣家などに仕える侍。
3. （かくごん、かくご）鎌倉時代、宿直や行列の先走りなどの雑役に従事する侍。

動詞

1. 怠らずに職務に励む。

活用

サ行変格活用

恪勤-する

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「恪勤」の例文・使い方・用例・文例

• 恪勤という武士の地位
• 恪勤という地位の人