かくご

デジタル大辞泉

かく‐ご【客語】

読み方：かくご

⇒きゃくご（客語）

かく‐ご【^×恪^▽勤】

読み方：かくご

《「かくごん」の撥音(はつおん)の無表記》

１ 「かくごん1」に同じ。

２ 平安時代、院・親王家・大臣家などに仕えた武士。恪勤者。かくごん。

「院の—して侍ひ給ふ、いとかしこし」〈大鏡・道隆〉

３ 中世、宿直(とのい)や行列の先走りなど、幕府内部の雑役に従事した武士。恪勤者。恪勤の侍。かくごん。

「或は青侍(せいし)—の前に跪(ひざまづ)く」〈太平記・一二〉

かく‐ご【覚悟】

読み方：かくご

［名］(スル)

１ 危険なこと、不利なこと、困難なことを予想して、それを受けとめる心構えをすること。「苦労は—のうえだ」「断られるのは—している」

２ 仏語。迷いを脱し、真理を悟ること。

３ きたるべきつらい事態を避けられないものとして、あきらめること。観念すること。「もうこれまでだ、と—する」

４ 覚えること。記憶すること。

「時にあたりて本歌を—す」〈徒然・二三八〉

５ 知ること。存知。

「郎従小庭に伺候の由、全く—仕らず」〈平家・一〉

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

かくご

出典:『Wiktionary』 (2021/08/19 12:34 UTC 版)

同音異義語

かくご

• 【覚悟】①危険な結果を予測し、心構えをすること。②悟りを開くこと。③諦めること。
• 【客語】目的語。
• 【恪勤】①怠らずに職務に励むこと。②平安時代、院・親王家・大臣家などに仕える侍。③鎌倉時代、宿直や行列の先走りなどの雑役に従事する侍。

Weblio日本語例文用例辞書

「かくご」の例文・使い方・用例・文例

• とにかくご飯が美味しい
• せっかくご自愛願います.
• せっかくお働きなさい、せっかくご辛抱なさい