かんとは?

かん

接尾助数詞握り鮨(ずし)の数を数えるのに用いる。一つが一かん。

[補説] 「貫」と当て書くこともある。


カン【Caen】


かん【上】

《「かみ」の音変化。「かむ」とも表記する》「かみ(上)」に同じ。

「—つ宮」〈用明紀〉


かん【乾】

常用漢字] [音]カン(呉)(漢) ケン(漢) [訓]かわく かわかす ほす いぬい

[一]カン

かわく。かわかす。「乾期乾湿乾燥乾物乾電池

空にする。「乾杯

[二]ケン

天。「乾坤(けんこん)」

天子君主・男を表す。「乾徳

いぬい。北西。「乾坤(けんこん)」

名のり]きみ・すすむ・たけし・つとむ・ふ

難読乾鮭(からざけ)・乾児(こぶん)・乾葉(ひば)


かん【×侃】

人名用漢字] [音]カン(呉)(漢)

性格強く、心正しいさま。剛直なさま。「侃侃諤諤(かんかんがくがく)」

名のり]あきら・すなお・ただ・ただし・つよし・なお・やす


かん【冠】

常用漢字] [音]カン(クヮン)(呉)(漢) [訓]かんむり かぶる

頭にかぶるもの。かんむり。「冠位衣冠王冠加冠金冠戴冠(たいかん)・宝冠月桂冠

りっぱな地位栄誉シンボル。「栄冠無冠三冠王

冠をかぶる。成人儀式。「冠婚葬祭弱冠

上にかぶせる。かぶる。「冠詞冠水

トップに立つ。すぐれる。「冠絶

漢字組み立てで、上部につく部分。「偏旁冠脚

難読冠者(かじゃ)・冠木門(かぶきもん)・鶏冠(とさか)・圭冠(はしはこうぶり)


かん〔クワン〕【冠】

【一】[名]かんむり

【二】ト・タル[文]形動タリ最もすぐれているさま。首位に立つさま。「世界に冠たる誉れ


かん【×函】

人名用漢字] [音]カン(漢) [訓]はこ

はこ。「潜函投函私書函

函館(はこだて)」の略。「青函連絡船

名のり]すすむ

[補説] 「凾」は俗字


かん【刊】

[音]カン(呉)(漢)

学習漢字5年

書物出版する。「刊行刊本休刊近刊月刊公刊新刊創刊廃刊発刊復刊未刊夕刊

削る。「刊誤」


かん【刊】

刊行出版。「隔月刊」「一九八〇年五月刊」


かん【勘】

常用漢字] [音]カン(漢) [訓]かんがえ

考え合わせる。つき合わせて調べる。「勘案勘考勘合勘定校勘

罪を調べただす。「勘気勘当推勘勅勘

直感第六感。「勘所(かんどころ)/山勘(やまかん)」

勘定」の略。「割勘

名のりさだ・さだむ・のり

難読勘解由使(かげゆし)


かん【勘】

物事の意味やよしあし直感的感じとり、判断する能力。「勘が働く」

古文書で、内容了解を示す符号や点。


かん【勧〔勸〕】

常用漢字] [音]カン(クヮン)(呉) [訓]すすめる

励ましすすめる。「勧業勧告勧奨勧誘勧善懲悪

名のり]すすむ・ゆき


かん【×喊】

[音]カン(呉)(漢) [訓]さけぶ

大声をあげる。さけぶ。「喊声吶喊(とっかん)」


かん【喚】

常用漢字] [音]カン(クヮン)(呉)(漢) [訓]わめく よぶ

大声で呼ぶ。わめく。「喚呼喚声叫喚

呼び出す。「喚起喚問召喚


かん【×坎】

穴。くぼみ。

「—の火っ気が、快い温みを漂わせていた」〈芥川将軍

易の八卦(はっけ)の一。で表す。かたどり方位では北に配する

坎の画像

かん【堪】

常用漢字] [音]カン(漢) タン(慣) [訓]たえる こらえる たまる

たえる。こらえる。「堪忍

すぐれている。「堪能(かんのう)/不堪

[補説] 「堪能(たんのう)」は「足んぬ」の音変化で「堪能」は当て字

名のり]たえ


かん【×奸/×姦/×姧】

よこしま悪賢いこと。また、その人

「—を禁じ乱を遏(とど)むるの用多くして」〈中村訳・西国立志編


かん【×奸】

[音]カン(漢)

(「姦」と通用正道犯す邪悪である。よこしま。「奸計奸臣奸知奸物佞奸(ねいかん)」

邪悪な人。「漢奸斬奸


かん【×姦】

[音]カン(漢) [訓]よこしま かしましい

不倫をする。女性をおかす。「姦淫姦通姦夫姦婦強姦相姦輪姦和姦

(「奸」と通用正道にそむく。悪賢い。「姦計姦臣姦智佞姦(ねいかん)」


かん【完】

[音]カン(クヮン)(漢)

学習漢字4年

欠け所がない。「完全・完備完膚完璧(かんぺき)・完本

やり遂げる全うする。「完結完工完遂完成完了補完未完

すっかり。全く。「完勝完敗完封

名のり]さだ・たもつ・なる・ひろ・ひろし・まさ・また・またし・みつ・ゆたか


かん〔クワン〕【完】

終わること。小説映画などの終わり用いる。「第一部、完」


かん【官】

[音]カン(クヮン)(呉)(漢) [訓]つかさ

学習漢字4年

公の機関政府。「官選官庁官立半官半民

公の仕事役目。「仕官退官任官免官猟官

役人。「官吏宦官(かんがん)・技官警官高官上官神官属官長官武官本官裁判官地方官

身体の働きつかさどる部分。「官能感官器官五官

名のり]おさ・きみ・これ・たか・のり・ひろ

難読長官(かみ)・判官(ほうがん)・次官(すけ)


かん〔クワン〕【官】

国の政務執行する機関朝廷政府など。役所おおやけ

「—も商売上手やが」〈上司太政官

役所における職務地位また、それをつかさどる人。役人官吏。「官に就く」「官を辞す

太政官(だいじょうかん)」の略。


かん【寒】

[音]カン(漢) [訓]さむい

学習漢字3年

さむい。さむさ。「寒気寒暑寒風寒冷悪寒(おかん)・厳寒向寒春寒避寒防寒

さびしい。貧しい。「寒村貧寒

身震いする。ぞっとする。「寒心

一年のうち最も寒い時期呼び名。「寒中小寒大寒

さむい時期の。冬の。「寒鴉(かんあ)・寒菊

名のり]さむ・ふゆ


かん【寒】

寒いこと。冬の寒さ。「海辺に寒を避ける」⇔暑。

二十四節気小寒大寒時期。暦の上寒の入りから立春までの間。1月6日ごろから2月4日ごろまでの約30日間。「寒が明ける」《 冬》⇔暑。


かん【寛】

常用漢字] [音]カン(クヮン)(呉)(漢) [訓]ひろい ゆるやか くつろぐ

スペースがゆったりと広い。「寛闊(かんかつ)/褐寛博(かつかんぱく)」

気持ちにゆとりがある。心が広い。「寛恕(かんじょ)・寛仁寛大寛容

ゆるやか。おおまか。「寛刑寛厳

名のり]お・おき・ちか・とお・とみ・とも・とら・のぶ・のり・ひと・ひろ・ひろし・むね・もと・ゆたか・よし


かん〔クワン〕【寛】

形動[文]ナリ扱いが緩やかなさま。「寛に過ぎる処置


かん【×嵌】

[音]カン(漢) [訓]はめる はまる

はめこむ。「嵌合嵌入象嵌(ぞうがん)」


かん〔クワン〕【巻】

【一】[名]

巻物巻物にした書物巻子本(かんすぼん)。「巻を開く」

書物書籍

何冊か合わせてひとまとまりとなる書籍の、その一つ一つ

【二】接尾助数詞

書籍冊数をかぞえるのに用いる。「全3巻の書物

巻物テープフィルムなどの数をかぞえるのに用いる。「巻物3巻」「フィルム5巻」


かん【巻〔卷〕】

[音]カン(クヮン)(呉) ケン(漢) [訓]まく まき

学習漢字6年

[一]カン

巻物。「巻軸巻子本(かんすぼん)/経巻

書物。「巻首巻頭巻末圧巻開巻書巻全巻別巻

いたもの書物数える語。「万巻(ばんかん)・万巻(まんがん)」

[二]ケン〉(「捲(けん)」と通用)まく。「巻雲巻土重来席巻

[三]〈まき〉「巻紙巻物竜巻葉巻絵巻物

名のり]まる

難読]掻(か)い巻・巻繊(けんちん)


かん【干】

[音]カン(呉)(漢) [訓]ほす ひる たて

学習漢字6年

水がひくをひかす。ほす。「干魚干拓干潮干満

(「旱(かん)」の代用字日照り。「干害干天

武器の一。たて。「干戈(かんか)・干城

突き進み犯す。「干犯

無理に他とかかわりを持つ。「干渉干与

求める。「干禄

えと。「干支十干

いくらか。「若干

てすり。「欄干

名のり]たく・もと

難読干支(えと)・射干(しゃが)・若干(そこばく)


かん【干】

横笛指孔の一。6指孔の笛では1番先端に近い穴、7指孔の笛では先端から2番目の穴。


かん【幹】

[音]カン(呉)(漢) [訓]みき

学習漢字5年

木のみき。「樹幹

物事中心となる部分。「幹線幹部基幹躯幹(くかん)・語幹根幹

中心となって取りしきる。「幹事主幹

物事取りしきる能力。「才幹

名のり]えだ・から・き・くる・たかし・たる・つね・つよし・とし・とも・まさ・み・もと・もとき・よし・よみ・より

難読麻幹(おがら)


かん【×悍】

[音]カン(漢)

気が強く荒い。たけだけしい。「悍馬悍婦勁悍(けいかん)・剛悍精悍剽悍(ひょうかん)」

名のり]いさむ


かん【患】

常用漢字] [音]カン(クヮン)(漢) ゲン(呉) [訓]わずらう うれえる

配する心配事。「外患苦患(くげん)・災患憂患

病気になる。病気。「患者患部疾患重患大患肺患病患罹患(りかん)」

患者。「急患新患


かん〔クワン〕【患】

苦しみ悩みわずらい

「夫親の苦は婦子の—と為り」〈福沢文明論之概略


かん【感】

[音]カン(呉)(漢)

学習漢字3年

外部の物に触れ心が動く。心の動き。「感激感謝感情・感心・感想感受性哀感共感語感好感実感情感多感痛感反感予感責任感優越感

五感触れてある感じが生じる。「感覚感官感触触感体感臨場感

外部の物に触れ内部変化を生じる。「感染感電感応(かんのう)・感冒感光紙

感冒」の略。「流感


かん【感】

深く心が動くこと。感動。「感に入る」

物事に接して生ずる心の動き感じ。「今さらの感は否めない」「隔世の感」「親近感

その物事の様子。「安定感」「重厚感

[補説] 23俗に、「やった感」「まったり感」「透(す)け感」など、名詞以外の下に付いて用いられることもある。


かん【慣】

[音]カン(クヮン)(呉)(漢) [訓]なれる ならす

学習漢字5年

何度も同じ事繰り返してなじむ。「慣熟慣性慣用

いつも繰り返してきた行い。ならわし。「慣行慣習慣例旧慣習慣

名のり]みな


かん【憾】

常用漢字] [音]カン(漢) [訓]うらむ うらみ

物足りなく心残り強く感じる。うらむ。うらみ。「遺憾


かん【換】

常用漢字] [音]カン(クヮン)(漢) [訓]かえる かわる

取りかえる入れかえる。「換気換金換言換算換骨奪胎互換交換兌換(だかん)・置換転換変換

名のり]やす


かん【敢】

常用漢字] [音]カン(呉)(漢) [訓]あえて

困難・障害押し切って行動起こすこと。思い切って。「敢行敢然敢闘果敢・勇敢」

名のり]いさみ・いさむ


かん【×旱】

[音]カン(呉)(漢) [訓]ひでり

が降らずからから乾くこと。ひでり。「旱害旱魃(かんばつ)/水旱大旱

[補説] 「干」を代用字とすることがある

名のり]あつ・てる


かん【×柑】

人名用漢字] [音]カン(呉)(漢)

木の名。ミカンの一。こうじ。「柑橘類(かんきつるい)/金柑蜜柑(みかん)」

難読柑子(こうじ)・凸柑(ポンカン)


かん【×桿】

[音]カン(呉)(漢)

さお状の棒。「桿菌槓桿(こうかん)・操縦桿


かん【棺】

常用漢字] [音]カン(クヮン)(呉)(漢) [訓]ひつぎ

死体を入れて葬る箱。「棺桶(かんおけ)/出棺石棺寝棺(ねかん)・納棺


かん〔クワン〕【棺】

死者葬るときに遺体納める容器。ひつぎ。


カン【槓】

《(中国語)》マージャンで、同じ牌(パイ)4個の組み合わせをつくること。


かん【×檻】

[音]カン(漢) [訓]おり

動物罪人を閉じこめておく所。おり。「檻車檻穽(かんせい)」

てすり。「折檻


かん【欠】

《「欠」の字音「けん」の音変化目方分量などが減っていること。また、その減った量。

「目を懸けしに、思ひの外に—のたつこと」〈浮・永代蔵・二〉


かん【款】

常用漢字] [音]カン(クヮン)(呉)(漢)

打ち解けた心。真心。よしみ。「款待款談交款

取り決め条項。「条款定款約款

まとまった金額。「借款

金石にくぼませて彫った文字また、書画書きつけ文字。「款識(かんし)/落款

名のり]すけ・ただ・まさ・ゆく・よし

難読款冬(やまぶき)


かん〔クワン〕【款】

まごころまた、親し交わり

法律文規約などの条項箇条書き

予算決算費目区分の一。部・款・項・目・節の順となる。

金石などに文字をくぼめて刻むこと。また、の文字。→款識(かんし)


かん〔クワン〕【歓】


かん【歓〔歡〕】

常用漢字] [音]カン(クヮン)(呉)(漢) [訓]よろこぶ

打ち解けよろこぶ。楽しみよろこぶ。「歓喜歓迎歓声歓待歓楽哀歓交歓

名のり]よし

難読合歓木(ねむのき)


かん【汗】

常用漢字] [音]カン(漢) [訓]あせ

[一]カン

あせ。あせをかく。「汗顔汗牛充棟発汗流汗冷汗

中国北方民族首長の称。可汗。「成吉思汗(ジンギスかん)」

[補説] 2khan音訳字。

[二]〈あせ〉「汗水脂汗寝汗

難読汗疹(あせも)・汗衫(かざみ)・盗汗(ねあせ)


かん【汗】

khan音写》「ハン」に同じ。


かん【×浣】

[音]カン(クヮン)(漢) [訓]あらう

すすぐ。洗う。「浣衣浣腸

一か月十日ごとに三等分したもの。「上浣中浣下浣


かん【×渙】

[音]カン(クヮン)(呉)(漢)

広がり流れるさま。氷が溶けて広がるさま。「渙散渙然渙発


かん【漢】

[音]カン(呉)(漢)

学習漢字3年

中国の川の名。「漢水

古代中国王朝名。「後漢(ごかん)・後漢(こうかん)」

中国中国語中国人の称。「漢語漢詩漢字漢籍漢文漢方和漢和魂漢才

おとこ。「悪漢巨漢好漢痴漢暴漢熱血漢無頼漢門外漢

天の川。「河漢銀漢天漢

名のり]かみ・くに・なら

難読漢氏(あやうじ)・没分暁漢(わからずや)


かん【漢】


かん【×灌】

[音]カン(クヮン)(呉)(漢) [訓]そそぐ

をそそぐ。流し入れる。「灌漑(かんがい)・灌水灌腸灌仏会(かんぶつえ)/湯灌

こんもり群がり生える。「灌木


かん【×燗】

酒を器に入れて適度に温めること。また、その加減。「燗をつける」「燗をみる」「熱(あつ)燗」


かん【環】

常用漢字] [音]カン(クヮン)(漢) [訓]たまき わ めぐる

ドーナツ形の玉。また、輪の形をしたもの。「環状一環金環連環

周囲取り巻く。ぐるりと回る。「環海環境環視循環

名のり]たま

難読苧環(おだまき)


かん〔クワン〕【環】

円くめぐって終わりのない形。輪。

数学で、任意の元の間に二つ演算加法乗法)が定義され、加法について交換法則が、乗法について結合法則が、加法乗法について分配法則成り立つときの集合

原子環状結合した構造。この構造分子内にもつ化合物環式化合物という。


かん【甘】

常用漢字] [音]カン(呉)(漢) [訓]あまい あまえる あまやか うまい あまんずる

[一]カン

味があまい。「甘味

おいしい。うまい。「甘美甘露

満足する。気に入る。「甘言甘受甘心

[二]〈あま〉「甘辛甘酒甘茶大甘

名のり]かい・よし

難読甘藷(さつまいも)


かん【甲】

⇒こう


かん【甲】

邦楽で、高い音域の音。また、調子の高い音。⇔乙(おつ)。


かん【×疳】

疳の虫によって起こるとされる、小児神経症夜泣きひきつけなどの発作起こす病気

「癇(かん)2」に同じ。「疳が高ぶる


かん【×癇】


かん【×癇】

ひきつけなどを起こす病気

ちょっとしたことにも興奮し、いらいらする性質気持ち。疳(かん)。「癇が強い」


かん【監】

常用漢字] [音]カン(漢) ケン(呉)

[一]カン

見張る取り締まる。「監禁監査監察監視監修監督

取り締まる役目役人。「学監舎監総監統監

囚人を閉じこめておく所。「監獄監房収監未決監

[二]ケン[一]2に同じ。「監物(けんもつ)/将監(しょうげん)」

名のりあき・あきら・かね・ただ・てる・み

難読将監(じょう)・軍監(じょう)


かん【看】

[音]カン(呉)(漢) [訓]みる

学習漢字6年

対象をよく見る。「看過看取看破参看

見守る見張りをする。「看護看守看病

読む。「看経(かんきん)」

名のり]あきら・み・みつ

難読看做(みな)す


かん【×瞰】

[音]カン(呉)(漢)

高い所から下を眺める。見おろす。「瞰下鳥瞰俯瞰(ふかん)」


かん【神】

語素「かみ(神)」が名詞動詞の上に付いて、複合語作るときの語形古く、「かむ…」と表記されたものが、中世以降「かん…」と発音表記されたものと、「かみ…」が撥音化して「かん…」となったものとがあって、その区別はつけにくい。「神主」「神さびる」「神さる」


かん【×稈】

稲・竹などの、中空になっている


かん【×竿】

人名用漢字] [音]カン(呉)(漢) [訓]さお

[一]カン〉竹の幹でこしらえ細長い棒。さお。「竿灯竿頭竹竿(ちっかん)・灯竿

[二]〈さお(ざお)〉「竿竹竿秤(さおばかり)/竹竿旗竿


かん【×竿】

接尾助数詞。さおの数をかぞえるのに用いる。「一竿旗竿(はたざお)」


かん【×箝】

[音]カン(慣) ケン(漢) [訓]はさむ くびかせ

挟んで動き封じる。「箝口令(かんこうれい)」


かん【管】

[音]カン(クヮン)(呉)(漢) [訓]くだ

学習漢字4年

[一]カン

くだ。また、くだ状の容器。「気管血管信管土管導管配管試験管真空管

吹き鳴らす楽器。「管弦管楽器金管木管

筆の軸。筆。「彩管筆管

視野の狭いこと。「管見

担当範囲取り締まる。「管下管轄管掌管制管理移管主管所管保管

管理」の略。「管財食管選管入管

[二]〈くだ〉「手管

名のり]うち・すげ

難読煙管(キセル)・只管(ひたすら)


かん〔クワン〕【管】

【一】[名]内部がからで筒状のもの。くだ。「ガスの管」

【二】接尾助数詞。笛・筆など、くだ状の物を数えるのに用いる。「一管(いっかん)の笛」


かん【簡】

[音]カン(漢) ケン(呉) [訓]ふだ てがみ はぶく えらぶ

学習漢字6年

[一]カン

昔、文字を書くのに用いた竹や木のふだ。「錯簡残簡断簡竹簡木簡

手紙。「貴簡手簡書簡来簡

余計な部分をはぶいてある。手を抜いてある。「簡易簡潔簡素・簡単・簡便・簡明簡要簡略繁簡

よしあしより分ける。「簡閲簡抜

[二]ケンあれこれ思いはかる。「料簡了簡

名のり]あきら・ひろ・ふみ・やすし


かん【簡】

[名・形動

手軽なこと。また、そのさま。

中国で、紙の発明以前に、文字を記した竹や木の。転じて、書簡


かん【×緘】

[音]カン(呉)(漢) [訓]とじる

封をする。封じ目。「封緘

口を閉じる。「緘黙


かん【×緘】

とじること。特に、手紙書類などの封じ目また、そこに書く文字


かん【緩】

常用漢字] [音]カン(クヮン)(漢) [訓]ゆるい ゆるやか ゆるむ ゆるめる

ゆとりがある。ゆったりとしている。ゆるくする。「緩急緩衝緩怠緩慢緩和緩下剤弛緩(しかん)」

名のり]のぶ・ひろ・ふさ・やす


かん〔クワン〕【緩】

形動[文]ナリ物事進行がゆったりしているさま。

或いは急に、或いは—に遠慮なく駆け廻る」〈緑雨油地獄


かん〔クワン〕【缶/×罐/×鑵】

《(英)canまたは(オランダ)kanから。「缶」「罐」「鑵」は当て字

金属の薄い板で作った容器。特に、ブリキ製ものをいう。「石油—」

缶詰」の略。「(さけ)—」


かん【缶〔罐〕】

常用漢字] [音]カン(クヮン)(呉)(漢)

金属製の容器。「缶詰空き缶製缶

缶詰」の略。「牛缶

湯わかし器。「薬缶(やかん)」

蒸気機関のかま。「汽缶

[補説] 「罐」は本来「を汲むつるべ」をさしたが、今は「缶」によって代用する。「缶」は「フ」が本来の音で、「腹のふくれた水がめ、ほとぎ」の意。1は英語canまたはオランダ語kan音訳字。34は「鑵」と通用


かん【×羹】

唐音

肉や野菜を汁を多くして煮たもの。あつもの。〈文明本節用集

雑煮

正月の祝に、晴れなる座敷へ—を据ゆるに」〈咄・醒睡笑・六〉

餅菓子(もちがし)。

「『常に食べぬ物でござあった』『それならば—の類であらう』」〈虎明狂・文


かん【×翰】

[音]カン(漢)

羽毛でつくった筆。「翰墨

いたもの文章手紙。「貴翰書翰尊翰来翰

学問学者。「翰林

太い守りとなるもの。「藩翰

名のり]おと・たか・なか・は・ふみ・もと


かん【肝】

常用漢字] [音]カン(呉)(漢) [訓]きも

[一]カン

五臓の一。きも。「肝臓肝油肝硬変

精神働きの場としてのきも。「肝胆肝銘心肝肺肝

大切なところ。かなめ。「肝心肝腎肝要

[二]〈きも(ぎも)〉「度肝


かん【肝】

肝臓。きも。〈日葡

《昔、魂の宿るところとされたところから》心。まごころ

「—ヲクダク」〈日葡


かん【艦】

常用漢字] [音]カン(漢)

戦争用いる船。「艦船艦隊旗艦軍艦乗艦戦艦敵艦潜水艦


かん【艦】

戦闘用の船。


かん【×艱】

[音]カン(漢)

難しく動きがとれないこと。難儀。「艱苦艱難時艱


かん【×莞】

人名用漢字] [音]カン(クヮン)(呉)(漢) [訓]い

植物の名。フトイまた、イで織ったむしろ。「莞席」

にこやかに笑うさま。「莞爾(かんじ)・莞然


かん【×菅】

人名用漢字] [音]カン(クヮン)(漢) [訓]すげ すが

[一]カン

イネ科の名。カルカヤ。「菅(かんぼう)」

菅原氏、特に菅原道真のこと。「菅家菅公

[二]〈すげ〉カヤツリグサ科の名。「菅笠


かん〔クワン〕【観】

外から見たようすや感じ外見。「別人の観がある」

仏語真理観じること。物事細心分別して観察し、道理を悟ること。


かん【観〔觀〕】

[音]カン(クヮン)(呉)(漢) [訓]みる みせる

学習漢字4年

対象眺めて見る。見渡す。見物する。「観客観劇観光観梅観覧参観拝観傍観

物事念入りに見る。「観察観測

物事見て、意味や本質をとらえる。考える。「観照観念客観主観達観直観諦観(ていかん)・悲観

人に示す。見せる。「観兵式展観

目に見える様子眺め。「偉観外観奇観景観盛観壮観美観

物の見方考え方。「史観厭世観人生観先入観

物見台。「楼観

道教の寺。「寺観道観

名のり]あき・しめす・まろ・み


かん【×諫】

[音]カン(漢) [訓]いさめる

目上、特に君主に対して過ち改めるように直言する。「諫言諫止諫臣極諫切諫直諫諷諫(ふうかん)」

名のり]いさ・いさむ・ただ


かん【貫】

常用漢字] [音]カン(クヮン)(呉)(漢) [訓]つらぬく ぬく ぬき

物の中間つらぬき通す。「貫通貫流縦貫

最後まで筋を通してやりぬく。「貫徹一貫突貫

郷土本籍地。「貫籍郷貫本貫

重さの単位。千匁。「尺貫法

名のり]つら・とおる


かん〔クワン〕【貫】

【一】[名]

尺貫法重さの単位。1貫は1000匁(もんめ)、すなわち3.75キロで、明治24年(1891)から昭和33年(1958)まで商取引用いられた。

銭貨数え単位。1貫は銭1000文。江戸時代実際に960文が1貫とされ、明治時代には俗に10銭を1貫とも称した。貫文(かんもん)。

律令制で、戸籍記載されること。また、その土地本貫

中世土地面積表示用い単位一定の広さではなく租税となる米の収獲高を銭に換算して表したもの

【二】接尾⇒かん


かん【還】

常用漢字] [音]カン(クヮン)(漢) ゲン(呉) [訓]かえる かえす

元の場所・状態に戻る。かえる。「還元還流還暦往還帰還生還

元の持ち主に戻す。かえす。「還付召還償還送還奪還返還

難読還俗(げんぞく)


かん【×酣】

[音]カン(漢) [訓]たけなわ

酒を飲んで楽しむ。「酣酔

物事まっさかり。「酣戦


かん〔クワン〕【×鐶】

・たんすなどの引き出しにつける金属製の取っ手

切れ目の入ったの輪で、茶釜両耳差し入れて釜の上下ろし用いるもの。

紋所の名。1の形を図案化したもの。鐶(かんぎり)・鐶雀(かんすずめ)・四つ(かんびし)などがある。

鐶の画像
鐶の紋所一つ「外三つ鐶」

かん【鑑】

常用漢字] [音]カン(呉)(漢) [訓]かんがみる かがみ

反省の資となる前例手本。「殷鑑(いんかん)・亀鑑(きかん)」

資料並べて手本とする書物。「図鑑大鑑年鑑武鑑宝鑑名鑑

よしあし見分ける。よく点検する。「鑑査鑑識鑑賞鑑定鑑別清鑑

身分資格などを見分ける証拠。「鑑札印鑑門鑑

[補説] 「鑒」は異体字

名のりあき・あきら・かた・かね・しげ・のり・み・みる


かん【鑑】

古代中国青銅器の一。春秋時代盛行した。深鉢状をした大型のたらいの一種で、一対ないし二対の耳(じ)(取っ手)がつく。沐浴(もくよく)などに使用


かん【長官】

「かみ(長官)」の音変化

大将も—の君もみなおり給ひて」〈源・若菜上


かん【閑】

常用漢字] [音]カン(漢) [訓]ひま しずか

用事がないとき。ひま。「閑暇閑日月寸閑繁閑有閑農閑期

実用的でない。むだ。「閑事業閑文字

のんびりと落ち着く。ひっそりと静か。「閑居閑散閑寂閑静閑談安閑森閑清閑悠悠閑閑

どうでもよい。いいかげん。「閑却等閑

名のり]しず・のり・もり・やす・より

難読等閑(なおざり)・長閑(のどか)


かん【閑】

[名・形動暇なこと。また、落ち着いてのどかなさま。「忙中閑あり

「やさしき、—なる」〈露伴露団々


かん【間】

[音]カン(漢) ケン(呉) [訓]あいだ ま あい

学習漢字2年

[一]カン

二つ物のあいだ。ある範囲の中。「行間区間空間巷間(こうかん)・山間中間民間林間

二つ時点のあいだ。「期間・週間瞬間年間夜間

二つのあいだを隔てる。隔たり。すきま。「間隔間隙(かんげき)・間接・間断間一髪反間離間

ひそかにすきをうかがう。スパイ。「間者間諜(かんちょう)」

疑い非難さしはさむ。「間然

[二]ケン

[一]1に同じ。「世間人間(にんげん)・眉間(みけん)」

長さの単位。約1.8メートル。「間竿(けんざお)/九尺二間

[三]〈ま〉「間際間近合間居間雲間谷間手間仲間波間昼間

[四]〈あい〉「間狂言雨間谷間幕間山間

[補説] 「間着(あいぎ)・間服(あいふく)・間(あい)の手」などの「間」は「合(あい)」を代用することもある。

名のり]ちか・はし

難読狭間(はざま)


かん【間】

【一】[名]

物と物、場所と場所とを隔て空間的広がりまた、その距離。「天地の間」「その間約八キロ」「目睫(もくしょう)の間に迫る」

ある時点とある時点とのあいだ。あるひと続き時間。「その間事情わからない」「ボール外野転々とする間に」

すきま。間隙(かんげき)。「多忙の間を縫って出席する」「間に乗じる

心の隔たり。「間を生じる」

【二】接尾名詞に付いて、ある物事時間・場所と他の物事時間・場所とのあいだ、人と人との関係などの意を表す。「五日間」「東京大阪間」「学校間の連絡」「夫婦間もめごと


かん〔クワン〕【関】

出入り取り締まる所。関所(せきしょ)。せき。

経穴(けいけつ)の一。へその近くにある。関元(かんげん)。


かん【関〔關〕】

[音]カン(クヮン)(漢) [訓]せき かかわる かんぬき あずかる

学習漢字4年

[一]カン

門や扉を閉じる横木かんぬき。「関鍵(かんけん)」

国境などに設け通行人調べる所。せき。「関西関税税関通関

入り口。「関門玄関難関

有機的つながっている仕組み仕掛け。「関節機関

つながりを持つ。かかわる。「関係・関心関知関与関連相関連関

関白」の略。「摂関

[二]〈せき(ぜき)〉「関所(せきしょ)・関守大関

名のり]とおる・み・もり

難読機関(からくり)


かん【陥〔陷〕】

常用漢字] [音]カン(漢) [訓]おちいる おとしいれる

地面がへこむ。「陥没

攻め落とされる。「陥落

おとし穴。「陥穽(かんせい)」

不足する。「欠陥


かん【韓】

常用漢字] [音]カン(漢) [訓]から

古代朝鮮国名。から。「三韓

李氏朝鮮国名。「大韓

大韓民国。「韓国日韓


かん【韓】

[一]中国戦国時代の国。戦国七雄の一。晋(しん)に仕えていた韓氏が、魏氏趙氏とともに晋を滅ぼし、領土を3分。前403年諸侯に列せられて、現在の山西省南東部から河南省中部領有。都は、平陽から宜陽(ぎよう)、のち鄭(てい)。前230年、秦(しん)に滅ぼされた。

[二]三韓(さんかん)

[三]李氏朝鮮1897年から1910年まで用い国号大韓帝国」の略称。大韓

[四]大韓民国」の略。


かん【館】

[音]カン(クヮン)(漢)(呉) [訓]やかた たち

学習漢字3年

大きな建物屋敷。「館舎帰館公館商館洋館

宿屋。「旅館

役所。「大使館

公共建物施設。「映画館図書館博物館

学校道場などの名に添える語。「弘道館明倫館

[補説] 「舘」は俗字

名のり]たて


かん〔クワン〕【館】

大きな建物。「万博アメリカ館」

図書館博物館など、「館」と名のつく建物施設。「館の運営」「館の財産


かん【×骭】

すね。すねの骨。


かん

〔副〕 (多く「と」を伴って用いる。古くは「くゎん」とも表記) 鐘、鉦(かね)や堅いものを強く打ったりたたいたりしたときにたてる音を表わす語。

浄瑠璃曾我会稽山(1718)一「握拳握り飯、食らふて見よといふ空の落つ鐘の声、ごんと鳴ればくんと食らはせ、又ごんと鳴るくんと打(は)る〈略〉頭で数とる拍子取」


かん

〔接頭〕 動詞に付いて、その意味を強めたり語調整えたりする。「かんでる」「かんなめる」


かん【上】

〔名〕 (「かむ」と表記) =かみ(上)

書紀720神功摂政前(北野本訓)「其(そ)の国(くに)の女人(をむな)、四月(うつき)の上(カム)の旬(とをか)に」


かん クヮン 【冠】

1

かんむり。〔史記儒林伝〕

元服加冠。〔礼記冠義

③ (形動タリ) もっともすぐれていること。首位であること。また、その人、もの。

応永本論語抄(1420)顔淵顔淵孔子弟子文三千人冠たる者也」〔史記項羽本紀

2接尾競技大会で勝ちとった選手権優勝数、また個人記録などを数えるのに用いる。「三冠王


かん【刊】

〔名〕 書物発行すること。刊行すること。「平成一五年九月刊」


かん【勘】

〔名〕

直感物事判断すること。また、その能力第六感

慶長見聞集(1614)一「算をよくおくといへとも勘にうとき人有。勘有りて算に下手あり」

② よくしらべること。罪あるいは事の内容などをただすこと。

御湯殿上日記大永八年(1528)正月二九日「少なこんかきう申。御かんなる。昨日の事なり」〔蘇舜欽‐送韓三子還家詩〕

古文書で、書いてある文意了承した意を表わす文句の肩に加える点や線状符号


かん【坎】

〔名〕

① くぼみ。あな。

三教指帰797頃)中「昇壇、結誓、臨坎、請盟」〔晉書‐褚伝〕

穴を掘ること。

空華日用工夫略集嘉慶二年(1388)四月四日門人遺命龕于塔所、坎而焉、以土掩之、安浮図其上

③ 易の八卦(はっけ)の一つ算木かたどるまた、六四卦の一つあらわし方角では子(ね)、すなわち正北にあたる。

懐風藻751)序「至於神后征坎、品帝乗一レ乾」〔易経‐説卦〕


かん【奸・姦・姧】

〔名〕 (形動

心のねじけていること。よこしま悪いことまた、そのさまや、その人

続日本紀天平元年729二月丙子「尽慝窮姧、頓陥疎綱」〔書経‐堯典〕

② みだらなこと。また、そのさまや、その人

万葉(8C後)一八・四一〇六・序文「唯犯悪疾之」


かん クヮン 【完】

〔名〕 小説芝居映画などが終わること。完結すること。「第一部 完」


かん クヮン 【官】

〔名〕

国家政府朝廷など、「私」に対する「公」。

今昔1120頃か)九「官に汝を召す。速に可参し」

② 国の政務事務担当する機関役所官庁官衙(かんが)。また、そこにつとめる人。官吏

文華秀麗集818)中・奉和傷野女侍中〈藤原冬嗣〉「艷年従官陪層秘華髪栄返故郷

③ 特に太政官(だいじょうかん)の略。

延喜式(927)八「其臨時祭祝詞所司事脩撰、前祭進官経処分、然後行之」

④ 国の政務担当する職務官職役目

菅家後集903頃)叙意一百韻「爵我空品、官誰只備員」

(5) 国の政務担当する時の地位官位。位。

日葡辞書(1603‐04)「Icquan(イックヮン)」

(6) 人の耳、目、鼻、口などの働き五官

造化妙々奇談(1879‐80)〈宮崎柳条〉五「耳は司庁の官(クヮン)なり」


かん【寒】

〔名〕

① 寒いこと。寒さ

菅家文草900頃)一・奉和安秀才無名先生矜伐公子天時運寒為暖、世事期負且乗」

海道記(1223頃)序「身の上に衣無ければ寒を防ぐにすべなし」〔易経繋辞下〕

陰暦での季節の名。冬、立春までの約三〇日間をいう。一年中で最も寒い時期とされ、前半の一五日小寒後半の一五日大寒とする。寒中。《季・冬

名語記(1275)六「寒には人の足手までものびざる也」


かん クヮン 【寛】

〔名〕 (形動

① 他に対す態度がゆるやかなこと。きびしくないこと。また、そのさま。

別天地(1903)〈国木田独歩〉下「戦時ゆゑ艦内の規律は却て幾分か寛(クヮン)にして安らかに」〔易経‐乾卦〕

② ゆったりと広いさま。〔慶応再版英和対訳辞書(1867)〕


かん【巫】

〔名〕 (「かむ」と表記) =かんなぎ(巫)

東宮年中行事(12C後か)六月「くら人しそくをさして、御かむあひそひてこれをみちびく」


かん クヮン 【巻】

1 〔名〕

巻き物巻き軸巻子本(かんすぼん)。

今昔1120頃か)七「経巻を開て見奉るに〈略〉文字一も不在ず。此を見て恠て、亦、他の巻を開て見奉るに、只前の巻の如し」〔韓愈‐与陳給事書〕

② (古く書物巻き物になっていたところから) 書籍。本。また、書籍一冊まとまり。→巻を追う

ささめごと(1463‐64頃)下「手不巻、常読此経口無言声、遍誦衆典」〔宋書隠逸伝・陶潜

2接尾

書籍巻き物の数をかぞえるのに用いる。

凌雲集(814)序〈小野岑守〉「作者二十三人、詩惣九十首、合為一巻、名曰凌雲新集」〔法言学行

書籍冊数や一冊の内の区分を示すのに用いる。

テープ映画フィルムなどの数を数えるのに用いる。映画一巻は普通一〇〇フィート(約三〇五メートル)。

*夢声半代記(1929)〈徳川夢声幻滅! ザマア見ろ「映画伊太利物の人情劇で、極彩色全二巻(クヮン)」


かん【干】

〔名〕 横笛指穴の名。七つの穴のうち、一番下の穴をいう

徒然草1331頃)二一九「横笛〈略〉干の穴は平調


かん クヮン 【患】

〔名〕

苦しみ。うれい。また、病気わずらい

続日本紀天平宝字二年(758九月丁丑「凡職事官患経廿日愈者解官者」

② (転じて) 欠点

小説神髄(1885‐86)〈坪内逍遙〉上「ただいたづら理屈に偏して文章淡泊にすぐるの患(カン)あり」


かん【感】

〔名〕

深く心に感じること。感動感慨。感心。

文華秀麗集818上・春左将軍臨況勇山文継〉「微誠有感降恩顧、欲春醪心自寛」〔陸機‐愍思賦序〕

物事にふれて起こる心の動き感じ。きもち。

凌雲集(814)渤海入朝大伴氏上〉「占水上感、就日遙思眷我堯

源氏100114頃)乙女「琴のかむならねど、あやしく物あはれなる夕かな」

神仏霊気などに心が通じてあらわれ反応感応(かんのう)。

古事談121215頃)一「是若大刀御辛樻鎰歟云々天気感」〔淮南子天文訓〕


かん【旱】

〔名〕 日照り

御堂関白記寛仁二年(1018)六月四日左右獄犯者廿一被免、是依旱也」


かん【柑】

〔名〕 主としてミカン類をいう語。

蔭凉軒日録長享二年(1488)一一月一〇日「柑五十顆贈


かん クヮン 【棺】

〔名〕 死体納める箱、または(おけ)。ひつぎ。龕(がん)。

廬山寺文書天祿三年972五月三日天台座主良源遺告「棺存生作〈略〉、命終三日之内、必可之」〔礼記曲礼下〕


カン【槓】

〔名〕 「カンツ槓子)」の略。


かん【欠】

〔名〕 数量目方が、前に量ったときより減少すること。〔落葉集(1598)〕

歌舞伎傾城天の羽衣(1753)四幕「密夫お定三匁かんなしにおこすか」


かん クヮン 【款・欵】

〔名〕

まごころまこと。誠実。〔荀子‐脩身〕

交わり親しみ。よしみ。〔徐陵‐答顒之書〕

③ よろこぶこと。

三代実録貞観五年(863八月一七日「安岑等自欵云」〔宋孝武帝七夕詩〕

文字をくぼめて刻むこと。または、鏡や鼎(かなえ)などにくぼめて刻まれた文字。→款識(かんし)。

(5) 法令条文などの箇条書きひとつがき

(6) 予算書決算書などの分類用いる語。部の下、項の上のまとめの単位

大蔵省事務章程節録明治四年(1871)八月一九日(法規分類大全)「上欵」

(7) 罪人白状口供状。


かん クヮン 【歓】

〔名〕 よろこび。たのしみ。よしみ。親睦

文華秀麗集818上・春左将軍臨況勇山文継〉「灑荊扉風久、尊卑礼隔未歓」

想実論(1890)〈石橋忍月〉五「小詩人凡俗一時の歓を買はんと欲して」


かん【汗】

〔名〕 モンゴルトルコ諸族の統治者称号ハン可汗

新論(1825)守禦「鄂羅汗伯得勒者」〔新唐書太宗本紀


かん【漢】

1

[一] 中国の王朝の名。

(イ) 紀元前二〇二年、高祖劉邦長安即位してから一四代、二一年間続いた前漢西漢)。

(ロ) 新の王莽死後、二五年に光武帝によって再興された後漢東漢)一四代、一九年間洛陽に都する。

(ハ) 三国時代劉備起こした蜀。蜀漢

(ニ) 五胡十六国前趙および成漢

(ホ) 五代十国南漢および北漢また、王建前蜀

[二] (中国大統一国家の前後漢王朝古代中国の代表国家考えるところから) 中国本土のこと。また、中国別称。〔日葡辞書(1603‐04)〕

[三] 漢水のこと。〔詩経周南・漢広〕

[四] 「かんちゅう漢中)」の略。

[五] 「かんこう漢口)」の略。

[六] 天の河のこと。天漢

北条霞亭191720)〈森鴎外一三五「七月七日に亭が詩を賦した。〈略〉還苦渠儂妨睡。間星指漢挽吾鬚」〔詩経小雅大東

2 〔名〕

漢民族満州蒙古、回紇、西蔵と共に五族といわれる

② 男。

正法眼蔵123153現成公案「さらに悟上に得悟する漢あり、迷中又迷の漢あり」


かん【燗】

〔名〕 (「燗」は「爛(らん)」の俗字で、「かん」は和訓。「火」と「」の合字か) 酒、などを適度にあたためること。また、そのあたためかげん。現在では、もっぱら酒にいう。

今川大双紙(15C前)躾式法の事「若水を、いつもの御手水かんにわかして」


かん クヮン 【環】

〔名〕

① まるい輪。

代数系一つ二つ演算(これらを加法乗法と呼ぶことにする。通常の加法乗法とは限らない)をもつ集合Rが、(イ)加法について可換群である、(ロ)乗法について、結合法則がなりたつ、(ハ)乗法加法対す分配法則がなりたつ、の三条件を満たすときをいう。整数全体偶数全体通常の加法乗法に関して環である。

③ ⇒かん(鐶)


かん【甲】

〔名〕 (「甲(こう)」の日本での慣用音唐音とする説もある) 音楽で、音(ね)や声の高い調子。こう。

風曲集(1423頃)「甲はやる声の位、乙はもつこゑのくらゐなり」

[補注]邦楽用語としては、いろいろに使われる。(1)一般に調子が高い音。(2)基本音に対してオクターブ高い音。(3)高い音域で歌う部分(4)三味線勘所(かんどころ)の一つ(5)小鼓(こつづみ)の奏法一つ


かん【疳】

〔名〕

漢方医学病名。肝疳(風疳)、心疳(驚疳)、脾疳(食疳)、肺疳(気疳)、腎疳(急疳)の五疳の総称

咄本一のもり(1775)了簡「かんといふ病(やまひ)が出てそれで目がつぶれた」

② =かんしつ癇疾

わらんべ草(1660)四「むしけをやみ、かん、きゃうふうの病となる」

③ =かん(癇)③

銀の匙(1913‐15)〈中勘助〉前「唯さへ疳の強い私は夜どほしろくに眠らないのを」

皮膚粘膜にできる小さな腫物(はれもの)。軟性下疳など。


かん【癇】

〔名〕

発作的に、けいれん失神などの症状をあらわす疾患癲癇(てんかん)、ひきつけの類。

*有福田方(1362‐67頃)五「癇は発則は地に仆れ、舌をかみ沫をはき手足搐搦(ひくめか)し」

歌舞伎繰返開花婦見月三人片輪)(1874)三幕「おお二人に逢って疑ひが、晴れたと聞いて嬉しやと閉ぢた癇(カン)が開いたか、不断のやうに口が利けます」〔後漢書王符伝〕

神経病総称。〔一本堂行余医言(1788)〕

神経過敏で、ちょっとしたことでも興奮したり、いらいらしたりする性質気持。疳(かん)。

改正増補和英語林集成(1886)「Kan(カン)ノ ツヨイ


かん クヮン 【皖】

[一] 中国漢代に、安徽省潜山県の地に置かれていた県。

[二] 中国安徽省の別名。


かん【監】

〔名〕 監獄刑務所

雪中梅(1886)〈末広鉄腸〉上「この監には碌な奴は居ません」


かん【看】

〔名〕 見た目感じられるさま。観(かん)。

侏儒の言葉(1923‐27)〈芥川龍之介批評学「容易に公平の看を与へ得るのであります


かん【神】

〔名〕 (古くは「かむ」と表記) 神。特に、「かみ(神)」が名詞動詞などの上来て複合語作る場合多くこの形をとる。そのものや行為が、神にかかわるものであることを示す。「かんおや神祖)」「かんほ(神寿)ぐ」「かん(神)さぶ」「かんながら随神)」など。

書紀720景行四〇年是歳(北野本訓)「(ひる)を嚼(かみ)て人(ひと)及(をよ)び牛(うし)馬(むま)に塗(ぬ)る。自(をのつか)ら神(カム)の気(き)に中(あた)らず」

[補注]上代資料は「かむ」と読むべきであるが、のち「かん」と撥音化したので、便宜上この項に収めた。


かん【稈】

〔名〕 稲、竹などのイネ科植物主とする単子葉植物。節があり、節間部が中空をいう。


かん【竿】

接尾〕 さおの類を数えるのに用いる。

日葡辞書(1603‐04)「Iccan(イッカン)。ヒトツノ サヲ」


かん クヮン 【管】

1 〔名〕

① 中が空洞になった、細長い棒状のもの。くだ。つつ。「ガス管」「水道管」 〔荘子秋水

② 筆の軸。また、筆。〔詩経‐邶風・静女〕

③ くだで作った楽器金管楽器木管楽器区別がある。笛、笙(しょう)、篳篥(ひちりき)などの類。管楽器

栄花(1028‐92頃)音楽「管を吹き絃を弾き、鼓を打ち、功を歌ひ、徳を舞ふ」〔詩経‐商頌・那〕

④ 笛の一種。穴の六つあるもの。一説に、小さい笛で、二つあわせて吹くもの。

(5) 前装銃用い雷管小銃火門に、をつけて被らせたもの。銅製で、打金打って火を発す

(6) 権限によって支配すること。支配されること。また、その範囲

読本椿説弓張月(1807‐11)前「官に怕(おそ)れずして管に怕れよ」

2接尾管楽器、筆など、くだで作られたものの個数数えるのに用いる。

延喜式(927)一三兎毛筆七管。鹿毛筆二管」


かん【簡】

〔名〕

① (形動) 簡単なこと。繁雑でないこと。また、そのさま。

集義和書(1676頃)七「上世は人淳に事簡なりしかば」〔易経繋辞上〕

古く中国で、文字を記した竹のふだ。竹簡簡札また、書籍

蕉堅藁(1403)懐旧白頭華堂下、蘿月松風」〔礼記内則

手紙手紙を出すこと。

文華秀麗集818)中・侍中翁主挽歌詞〈嵯峨天皇〉「声伝女侍簡、別怨艷陽年」〔柳宗元‐答元公瑾論仕進書〕


かん【緘】

〔名〕 手紙封じめ。閉じめまた、手紙封じめに書きつけ文字。転じて、封筒封書また、封書数え単位

空華日用工夫略集康暦二年(1380)八月四日二条殿使秀長送一緘来」〔李白久別離詩〕


かん クヮン 【緩】

形動物事進み具合がゆるやかなさま。ゆっくりなさま。

史記抄(1477)一四「五臓本脉は、肝は弦也。心は洪也。脾は緩也。肺は毛也。腎は石也」


かん クヮン 【缶・罐・鑵】

〔名〕 (元来は、オランダ kan 英 can 「缶」「罐」「鑵」は当て字金属の薄板、特にブリキ製容器

改正増補和英語林集成(1886)「シャケヲ kwan(クヮン)ニ ツメル


かん【羹】

〔名〕

① 肉や野菜を煮た熱い料理あつもの。〔文明本節用集室町中)〕〔礼記礼器

雑煮地方によっては米・麦粉の団子汁をいう。

本福寺跡書(1560頃)「惣御門徒衆二種肴にて、豆腐のかんあり」

もち菓子

宗五大草紙(1528)かんの名の事「三宝膳、ろちょうかんべっかんうんせんかん、竹やうかん」


かん【肝】

〔名〕

五臓一つ肝臓。きも。肝の臓

史記抄(1477)四「蘇林は質如石似肝は、石の如なはさこそあるらう」

② (古く、魂の所在考えの出るところとされたところから) こころ。

日葡辞書(1603‐04)「Canuo(カンヲ) クダク〈訳〉あることに力を入れる」〔史記‐鄒陽伝〕


かん【艦】

〔名〕 戦争用いる船。いくさぶね軍艦

近世紀聞187581)〈条野有人〉初「便宜に依りて艦(カン)を需(もと)めんには縡(こと)は軽便ならざるに似たれど」〔陸機‐弁亡論下〕


かん クヮン 【観】

〔名〕

① 外から見えること。また、見えたもの。外見。または、見え時の感じ様子。状態。ありさまおもむき

米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉四「従来外国人移住を禁し、其他自由交易障礙を与へたる苛禁を蠲除してより、頓に其観を改めたりと云」

② (見る所であるところから) たかどの。ものみ。楼台

*十巻本和名抄(934頃)三「観 釈名云観〈音貫 嵯峨栖霞観〉於上観望也」

道士なかまのいる建物。道宮。

魚玄機(1915)〈森鴎外〉「道教に観(クヮン)があるのは、仏教に寺があるのと同じ事で」

仏語物事細心分別し、観察すること。また、心中深くみきわめて、ものの本質を悟ること。

栄花(1028‐92頃)玉のうてな観無量寿経十六の観思ひ出でられてよそへられ給」

(5) 易の六十四卦一つ

江戸繁昌記(1832‐36)初「二分四揲、観の否に之くに遇ふ」


かん クヮン 【貫】

1

[一] 令制で、戸籍記載されること。また、その土地本貫(ほんがん)。〔令義解718)〕

[二]

① 銭を数え単位一文銭〇〇一貫とする。江戸幕府は、寛永通宝一文銭)を鋳造するようになってから、銭と金比価を四貫文一両公定した。明治維新以降明治四年(一八七一)に銭貨一文新貨一毛通用定められ、一〇文が一厘、一〇〇文が一銭一貫文は一〇銭相当のところから、俗に一〇銭のことを一貫と呼んだこともある。

続日本紀和銅四年(711)一〇月甲子「其従六位以下蓄銭一十貫以上者、進一階叙」

中世土地所領規模負担能力などの表示用いられた単位土地所領貫高(かんだか)は、年貢軍役賦課基準となった。

太平記14C後)三五是は何事に三貫に及ぶ大庄給り候やらん」

尺貫法目方単位。一〇〇〇匁。三・七キログラム

書言字考節用集(1717)一〇「一貫イックンメ 千銭目也。其重猶一貫文之義

[三] 「三」をいう、陶器商の符丁。〔かくし言葉の字引(1929)〕

2接尾握り鮨数えるのに用いる。


かん クヮン 【鐶・環】

〔名〕

金属などでできた輪。円い形で中央部円い孔(あな)のあいているもの。

正倉院文書天平六年(734)尾張国正税帳「鐶并廻等料壱拾漆斤 直稲壱伯弐束」

② たんすなどの器具引き出しなどにつける、輪の形の引手(ひきて)、取手(とって)。

滑稽本浮世風呂(1809‐13)四「昼も箪笥(たんす)の環(クヮン)が鳴るという世界(せけへ)さ」

茶釜飯釜に、あげおろしに便利なようにつけられた、金属でできた取手

間話(1804)上「奈良鐶といふは、奈良鍛冶が鋳し鐶なり」

紋所の名。②をつなげて種々の形に擬し図案化したもの五つ鐶、唐鐶、鐶木瓜(かんもっこう)、鐶雀、鐶外向き三つ鐶、外向き六つ鐶、四つなどの種類がある。

五つ鐶@鐶木瓜@唐鐶菱@鐶雀の画像

かん【鑑】

〔名〕

① かがみ。金属製のすがたみまた、てほん。模範いましめ

西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉九「人倫の鑒ありて、善く材能の士を抜擢すと雖ども、重大の事に至りては、多く他人に委せずして」

鑑定


かん【長官】

〔名〕 (「かみ」の変化した語) 令制官司の長官をいう。「かんの君」「かんの殿」「かんの主(ぬし)」などの形で用いられる。


かん【閑】

〔名〕

① ひまな時間。いとま。また、心静かにすごす時間閑暇

太平記14C後)二〇「寂を釣り閑(カン)に耕(たがへ)して歌ふ歌をきけば」〔蘇軾病中遊祖塔院詩〕

② (形動) ゆったりと落ちついてしずかなさま。ゆったりとしてのどかなさま。

史記抄(1477)三「処士の閑なる者をば退て、姦雄かだましい者を進るぞ」〔許渾‐重遊鬱林寺道玄上人院詩〕

③ ひっそりとしずかなさま。

文華秀麗集818)上・夏日左大将藤原朝臣閑院納涼淳和天皇〉「比院由来人事少、況乎水竹毎成閑」

とどこおり。よどみ。

国歌八論(1742)準則語路逶迱としていささかも閑あらず」〔広雅‐釈詁二〕


かん【間】

1 〔名〕

① 物や人、または、場所などのそれぞれのあいだ。間隔また、その空間

俳諧奥の細道(1693‐94頃)松島「船をかりて松島にわたる。其間里余雄島の磯につく」〔礼記‐楽記〕

事と事と時間的へだたりまた、一続き時間

風姿花伝140002頃)一「舞・はたらきの間〈略〉風度し出ださんかかりを、うち任せ心のままに、せさすべし」

外科室(1895)〈泉鏡花〉上「医学士挙動脱兎の如く神速にして聊か間(カン)なく」〔孟子離婁・下〕

③ 人や物事のあいだの関係。仲(なか)。

今年竹191927)〈里見弴〉三人上戸「俺アその間(カン)の消息一向に不知案内だが」

④ よい機会。しお。〔後漢書寇恂伝〕

(5) 心のへだたり仲たがい

園太暦貞和五年(1349)閏六月二日「直義卿与師直間、就之可兵火都人士女騒動」〔春秋左伝哀公二七年〕

(6) まわしもの間諜(かんちょう)。

2接尾〕 ある時間、場所、人、物と、他の時間、場所、人、物とのあいだをいう。

東京日日新聞明治二五年(1892)一月五日東京青森間(九月一日)、続て門司佐賀汽車開通あり」


かん クヮン 【関】

〔名〕

① (門戸さしかためる横木貫木(かんのき)の意から) 出入り取りしまるための門。関所。せき。

唱歌箱根八里(1901)〈鳥居忱〉「一夫関(クヮン)に当る万夫も開くなし」〔易経‐復卦〕

漢方医学でいう人体一部手首の下の動脈が搏(う)つ箇所一つ

史記抄(1477)一四「三部を以て云へば、寸を為上焦ぞ。関を為中焦ぞ。尺を為下焦ぞ」

③ へそのまわり三寸ほどの部分呼吸する気息腹中におさまるところとされた。


かん【韓】

[一] 中国戦国時代現在の山西省南東部から河南省中部領有した国。晉に仕え韓氏が、趙氏魏氏とともに勢力増して紀元前四〇三年諸侯として認められ、晉を滅ぼしてその領土三分。さらに鄭国を滅ぼして国都を鄭に移しその後戦国七雄一つとして重きをなしたが、前二三〇年、秦によって滅ぼされた。

[二] ⇒さんかん三韓

[三] 李氏朝鮮一八九六年から一九一〇年の韓国併合の時まで用い国号大韓

[四] 大韓民国


かん クヮン 【館】

〔名〕 貴人豪族国司などの宿舎邸宅。やかた。たち。

続日本紀宝亀九年(778)一〇月乙未「属祿山乱、常館彫弊」〔詩経‐鄭風・緇衣


かん【駻】

〔名〕 馬の、勢い強くあらっぽい性質

仮名草子浮世物語(1665頃)一「かの大名件(くだん)の馬に召されしに、馬の漢(カン)も殊の外鈍く沛艾(はね)躍(をど)る勢も無し


かん【骭】

〔名〕 はぎ。すね。すねのほね。

山陽詩鈔(1833)四・前兵児謡「衣至骭袖至腕、腰間秋水断」〔淮南子‐俶真訓〕


かん クヮン 【鸛】

〔名〕 こうのとりこうづる

続日本紀天平一三年(741三月辛丑「有一百来集宮内殿上」〔詩経‐豳風・東山


かん 【棺】

埋葬または死体保存のための容器新石器時代から世界各地広く用いられているが、形・用材など国・民族によって異なる。形は箱形舟形形・家形・壺形・筒形長持形・車体形・人体形楕円形球形などで、死体の入れかたにより座棺寝棺大別できる。材料木・石陶器土器磁器紙・布ズック)・編み物乾漆その他がある。ギリシア・ローマでは火葬行われたが、木棺石棺を石(石室)に納める場合もあり、二世中頃から火葬衰えて立派な石棺が造られるようになった中国人は棺を重んじ、豪華装飾ほどこした。日本先史時代甕棺であった。各地に棺に関する俗信がある。→

【仮名】かん
原文duct

医療での、液体流れ体内の管またはチューブ

燗(かん)

嗜好(しこう)によって酒を適温45前後)に温めること。「延喜式」(905年)に「煖酒料炭一斛(こく)」とあり、酒を温める習慣奈良平安時代からあった。焼酎鹿児島県以北では燗をつけ、沖縄県では冷やで飲む習慣があり、同系統の酒器思われる薩摩のちょかは磁製で直接火にかけられるが、琉球酎家ちゅうかあ)は陶製で火にかけられないものが供されるのも、飲酒習慣異なるためであろう

かん

  1. 銭、寝ること。〔香具師不良
  2. 映画館省略語。〔盗〕 ②十銭又は単に銭。旧幕時代の銭一貫明治時代十銭に相当したところより。〔俗〕 ③犯人又はその顔を知つている、事物所を知つている、関係がある。鑑、感、関、勘の音。〔盗〕

分類 盗/俗/盗、香具師不良


かん

  1. 役人ノコトヲ云フ。〔第五類 官吏官舎之部・福島県

分類 福島県


かん

  1. 強盗犯。〔第三類 犯罪行為

かん

  1. 金銭。〔第七類 雑纂
  2. 銭。中津清水 博徒、不良虞犯闇屋仲間
  3. 通貨。〔一般犯罪
  4. 銭。〔闇屋

分類 博徒不良虞犯闇屋仲間犯罪香具師


かん

  1. 日影を云ふ。
  2. 日影

かん

  1. 下駄を云ふ。

かん

  1. 関係。前橋 犯罪用語。

分類 犯罪用語


かん


かん

  1. 寝ること。魚津中津 博徒不良虞犯仲間

分類 博徒不良虞犯仲間


カン

読み方:かん

  1. 人ニ物ヲ遺ス事ヲ云フ。〔第一類 言語及ヒ動作之部・東京府

分類 東京府


カン

読み方:かん

  1. 目ノコトヲ云フ。〔第六類 人身之部・福井県

分類 福井県


読み方:かん

  1. 〔支〕肛門のこと。

読み方:かん

  1. 陶器店の通り符牒にして三といふ数量を表す。通り符牒参照せよ。(※巻末通り符牒参照)〔符牒
  2. 三。〔陶器商〕

分類 符牒陶器


読み方:かん

  1. 十銭のことを云ふ。〔犯罪語〕
  2. 何「十銭」と云ふ単位十銭の意にして金額十銭の意に非ず故にやりかん」と云へば十銭、「ふりかん」と云へば二十銭と云ふ、但し五十銭は「てぶかん」と云はず単に「てぶ」と云ふ。

分類 犯罪

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/11/19 09:12 UTC 版)

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