おおかがみ〔おほかがみ〕【大鏡】
大鏡
主名称: | 大鏡 |
指定番号: | 1571 |
枝番: | 00 |
指定年月日: | 1953.03.31(昭和28.03.31) |
国宝重文区分: | 重要文化財 |
部門・種別: | 書跡・典籍 |
ト書: | |
員数: | 6巻 |
時代区分: | 平安 |
年代: | |
検索年代: | |
解説文: | 平安時代の作品。 |
大鏡〈中之上/建久三年孟秋書写奥書〉
主名称: | 大鏡〈中之上/建久三年孟秋書写奥書〉 |
指定番号: | 1785 |
枝番: | 00 |
指定年月日: | 1956.06.28(昭和31.06.28) |
国宝重文区分: | 重要文化財 |
部門・種別: | 書跡・典籍 |
ト書: | |
員数: | 1巻 |
時代区分: | 鎌倉 |
年代: | 1192 |
検索年代: | |
解説文: | 鎌倉時代の作品。 |
大鏡〈(道長、雑々物語)/〉
主名称: | 大鏡〈(道長、雑々物語)/〉 |
指定番号: | 2011 |
枝番: | 00 |
指定年月日: | 1960.06.09(昭和35.06.09) |
国宝重文区分: | 重要文化財 |
部門・種別: | 書跡・典籍 |
ト書: | |
員数: | 1帖 |
時代区分: | 鎌倉 |
年代: | |
検索年代: | |
解説文: | 鎌倉時代の作品。 |
大鏡〈巻第二、五、七/〉
書跡・典籍: | 大鏡 大鏡 大鏡 大鏡 大鏡残巻 天台山記 天徳四年三月内裏歌合 |
大鏡
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/28 14:04 UTC 版)
![]() | この記事には参考文献や外部リンクの一覧が含まれていますが、脚注による参照が不十分であるため、情報源が依然不明確です。 |
![]() | この記事の出典や参考文献は、一次資料や記事主題の関係者による情報源に頼っています。 |
『大鏡』(おおかがみ)は、平安時代後期の白河院政期[注釈 1]に成立したとみられる紀伝体の歴史物語である。
概要
![]() | この節は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。(2011年5月) |
『大鏡』はいわゆる「四鏡」の最初の作品であり、内容的には2番目に古い時代を扱っている。非凡な歴史観がうかがえる問答体の書で、三巻本・六巻本・八巻本がある[1]。
書名の『大鏡』とは、「歴史を明らかに映し出す優れた鏡」の意味である[要出典]。古くは世継物語(よつぎものがたり)・世継の翁が物語(よつぎのおみながものがたり)・世継のかがみの巻(よつぎのかがみのまき)・摩訶大円鏡(まかだいえんきょう)などとも呼ばれており、作者の付けた書名は無かったものと考えられている。
作者は不詳だが、摂関家やその縁戚の村上源氏に近い男性官人説が有力で、藤原為業・藤原能信・藤原資国・源道方・源経信・源俊明・源俊房・源顕房・源雅定らの名が挙げられているが、近年では村上源氏の源顕房とする説がやや有力とみなされている。
内容
![]() | この節は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。(2011年5月) |
文徳天皇が即位した嘉祥3年(850年)から後一条天皇の万寿2年(1025年)に至るまで14代176年間の宮廷の歴史を、藤原北家、ことに道長の栄華を軸にして、大宅世継(190歳)と夏山繁樹(180歳)という長命な二人の老人が雲林院の菩提講[注釈 2]で語り合い、それを若侍が批評するという対話形式で書かれている。
和語(大和言葉)に漢語・仏教用語を交えて書かれており、簡潔でありながら豊かな表現に富む。藤原兼通・兼家兄弟の権力争いや、藤原道兼が花山天皇を欺いて出家させる場面では、権力者の個性的な人物像が描写されている。そこには権力欲への皮肉も垣間見える。
結末の後に「二の舞の翁の物語」などと呼ばれる後日譚が加えられているが、この増補は「皇后宮大夫」が行ったものと記されていることから、これを行ったのは同時期に皇后宮大夫を務めていた源雅定、あるいはその前任者の藤原家忠であろうと推測されている。
作中で大宅世継は、自分が生まれたのは清和天皇が譲位した年の1月15日[注釈 3]だと言っている。
構成
- 序(三巻本天、五巻本一、六巻本一)
- 雲林院の菩提講で行き会った翁二人が昔物語を始める
- 帝紀(三巻本天、五巻本二、六巻本一)
- 列伝
- 左大臣 藤原冬嗣(三巻本天、五巻本三、六巻本二)
- 太政大臣 藤原良房(摂政)
- 右大臣 藤原良相
- 権中納言従二位左兵衛督 藤原長良
- 太政大臣 藤原基経(摂政・関白)
- 左大臣 藤原時平
- 左大臣 藤原仲平
- 太政大臣 藤原忠平(摂政・関白)
- 太政大臣 藤原実頼(摂政・関白)
- 太政大臣 藤原頼忠(関白)
- 左大臣 藤原師尹
- 右大臣 藤原師輔(三巻本地、五巻本三、六巻本三)
- 太政大臣 藤原伊尹(摂政)
- 太政大臣 藤原兼通(関白)
- 太政大臣 藤原為光
- 太政大臣 藤原公季
- 太政大臣 藤原兼家(摂政・関白)(古本地、五巻本三、六巻本四)
- 内大臣 藤原道隆(摂政・関白)
- 右大臣 藤原道兼(関白)
- 太政大臣 藤原道長上(摂政)(三巻本人、五巻本三、六巻本五)
- 藤氏物語(古本人、五巻本四、六巻本五)
- 太政大臣 藤原道長下(摂政)(三巻本人、五巻本三、六巻本六)
- 昔物語(三巻本人、五巻本五、六巻本六)
注解書
- 「古典全集」版
- 『日本古典文学大系 大鏡』松村博司校注、岩波書店 新装版、ISBN 4000044915
- 『新潮日本古典集成 大鏡』石川徹校注、新潮社、ISBN 4106203820
- 『新編 日本古典文学全集34 大鏡』橘健二[注釈 4]・加藤静子[注釈 5]校注・訳、小学館、ISBN 4096580341
- 文庫判
- 『大鏡』松村博司校注、岩波文庫、ISBN 4003010418
- 『大鏡』佐藤謙三校注・訳、角川文庫、ISBN 4044038015
- 『大鏡 全現代語訳』保坂弘司校注・訳、講談社学術文庫、ISBN 978-4061584914
- 『大鏡 ビギナーズ・クラシックス』武田友宏[注釈 6]編訳、角川ソフィア文庫、ISBN 404357424X
脚注
注釈
出典
- ^ 『広辞苑第6版』岩波書店、2011年。
関連項目
外部リンク
大鏡(おおかがみ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/07/26 05:28 UTC 版)
「鴉 (麻耶雄嵩)」の記事における「大鏡(おおかがみ)」の解説
村を造った神。現人神として崇められている。山人以外の村人たちの山への出入りを禁じている。村は四方を山に囲まれているため、山へ入らなければ外へは出られないので、実質上の鎖国状態にある。村の北の山にある宮に住まう。滅多なことでは会うことが出来ず、村長を通して謁見を申請し、認められた者しか会えない。
※この「大鏡(おおかがみ)」の解説は、「鴉 (麻耶雄嵩)」の解説の一部です。
「大鏡(おおかがみ)」を含む「鴉 (麻耶雄嵩)」の記事については、「鴉 (麻耶雄嵩)」の概要を参照ください。
「大鏡」の例文・使い方・用例・文例
大鏡と同じ種類の言葉
固有名詞の分類
- >> 「大鏡」を含む用語の索引
- 大鏡のページへのリンク