苗代とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 言葉 > 表現 > > 苗代の意味・解説 

なえ‐しろ〔なへ‐〕【苗代】

読み方:なえしろ

なわしろ


なわ‐しろ〔なは‐〕【苗代】

読み方:なわしろ

田植え前に、稲の種をまいて育てる田。苗代田なえしろ。《 春》「—に落ち一塊の畦の土/素十」


苗代

読み方:ナワシロ(nawashiro), ナエシロ(naeshiro)

稲の種をまいて育てる所


苗代

読み方:ナワシロ(nawashiro)

種籾をまき、育てる所。


なわしろ 【苗代】


苗代

読み方:ナワシロ(nawashiro)

稲の生育させるための田のこと

季節

分類 地理


苗代

読み方:ナエシロ(naeshiro)

所在 愛知県名古屋市守山区

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

苗代

読み方
苗代ないしろ
苗代なえしろ
苗代なわしろ
苗代のしろ

苗代

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/21 04:07 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

苗代(なわしろ、なえしろ)は灌漑によって育成するイネの苗床である。

もともとは種籾(イネの種子籾殻つきの米粒)を密に播いて発芽させ、田植えができる大きさまで育てるのに用いる狭いを指した。

苗代の利用法

苗代は、移植用の苗を育成する目的で利用される。

寒冷地や高地での栽培では生育期間の短い早生品種が一般に有利であるが、第二次世界大戦後に考案された保温折衷苗代の普及と共に、それ以降、寒冷地や高地での早植栽培で安定した収穫が見込めるようになった。暖地での早期栽培にも苗代を活用されるが、今日の比較的生産規模の大きな農家ではビニールハウスを利用する場合が多い。

保温折衷苗代

イネの冷害対策として、昭和初期に長野県軽井沢町の篤農家、荻原豊次が考案した苗代。折衷とは、陸苗代(畑苗代)と水苗代の折衷という意味。荻原は、イネを早植をすることで冷温による障害やイモチ病への抵抗力が高まることに気づき、タネを撒いた苗代の上に油紙を置いて発芽時期を早める手法を見い出した。昭和二十年代以降、寒冷地や高標高地の農地に普及する中で、油紙をビニールに置き換えるなどの農業資材の革新や品種改良も進み、1カ月近く早く田植えを行うことができた地域も現れた[1]。天候に極めて左右されやすい農家の経営基盤を安定化させたという点で革新的な農業技術であった。

苗代の作り方

手植えの場合

田植機を用いない旧来のやり方では、おおよそ次の手順に従う。

  • 種籾(たねもみ)を植える場所の土を、幅1m位の短冊状に盛り上げ、土を軽く耕す。
  • その上に1cm2辺り1粒程度の種籾(5日程度水につけて十分に水分を吸わせたもの)をまく。
  • 土や籾殻(もみがら)または燻炭(くんたん)を薄くかぶせ、軽く抑える。
  • 苗代の上が丁度浸かる程度に水を張り、発芽させる。
  • 苗が20~30cm(本葉が7~8枚)位のころに、苗を抜き取り、2~3本を1株として植える(田植え)。

機械植えの場合

植える場所のをならす段階までは、手植えの場合と同じ。以下はその一例。

  • 用意した育苗箱に土を敷き、そのうえに催芽させた籾をまき、籾が隠れる程度に土を軽くかぶせる。
  • 育苗箱をならした土のうえに並べ、十分潅水する。
  • ビニール(育苗シート)を被せ、発芽させる。
  • 苗が出揃ったらビニールを取り外す。
  • 苗が20cm(本葉が3~4枚)位のころに、田植機で移植する。

季語

季語としては「苗代(なわしろ)」は4月)とされる。

脚注

  1. ^ 図説:東北の稲作と冷害, 保温折衷苗代の発明 農研機構ホームページ 2017年7月21日閲覧

苗代

出典:『Wiktionary』 (2021/08/21 13:29 UTC 版)

和語の漢字表記

  1. なわしろ参照
  2. なえしろ参照

「苗代」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



苗代と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「苗代」の関連用語

苗代のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



苗代のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
中経出版中経出版
Copyright (C) 2025 Chukei Publishing Company. All Rights Reserved.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
EDRDGEDRDG
This page uses the JMnedict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの苗代 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryの苗代 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS