い‐ぐち〔ゐ‐〕【×猪口】
ちょく【×猪口】
読み方:ちょく
1 日本酒を飲むときに用いる陶製の小さな器。上が開き下のすぼまった小形のさかずき。江戸時代以降に用いられた陶製の杯についていう。ちょこ。
ちょこ【×猪▽口】
猪口
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/20 21:21 UTC 版)


猪口(ちょく、ちょこ)とは、小さな器のことで、一般的に酒を飲む為の小型の器(盃)、または、蕎麦をそばつゆ(汁)につけるための容器(蕎麦猪口)のことをいう。佳字を選んで「千代口」の字を当てることもある。また、お猪口(おちょこ)と表記される場合もある。
概要
猪口の形状は筒胴、丸胴、六角形、八角形など様々なものが存在する[1]。材質は、陶製が多いが、ガラス製の物も良く見られる。
元来、猪口は本膳料理において用いられ、和え物や酢の物など少量の料理を盛り付ける為に使われていた器である[1]。しかし、江戸時代中頃から酒器や蕎麦切り用の器として使用され始め、現在では、こちらの使われ方が主である。
利き酒に用いられるきき猪口は、内側の底に青い蛇目(じゃのめ)が描かれている。これは利き酒の際に、酒の色や透明度を見る為の工夫である。このことから蛇の目猪口とも呼ばれる。
なお、「ちょこ」の語源は福建音あるいは朝鮮音で水や酒の器を意味する「鍾甌(チョク/チョング)」に由来するとされる[1]。また非常に器量・視野が狭い、もしくは無い人を「お猪口」、「お猪口の裏」と揶揄する例えに使われる。「弱弱しい」という意味の「埴猪口(へなちょこ)」は粘土(埴、へな)で作った粗末な猪口という意味で明治時代の狂歌師野崎左文の造語である。 なお「生意気、こざかしい」という意味の「猪口才(ちょこざい)」は「小さく動く」という意味の「ちょこちょこ」「ちょこまか」に由来し「猪口」とは関係ない。
酒代のことを猪口ということがある。
脚注
関連項目
- 徳利
- 向付
猪口(いのくち)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/30 00:20 UTC 版)
〈帝国〉軍来寇時の階級は曹長で後に大隊特務曹長、聯隊特務曹長と歴任する。新城との付き合いは古く、特志幼年学校の生徒だった頃に助教として彼を鍛えた。新城の性格を熟知しており、新城と共に近衛に転任してからは最先任下士官として隊をまとめる。なお、〈陸軍独立捜索剣虎兵第11大隊〉の北領の生き残りは全て下士官に昇進して〈近衛衆兵独立鉄虎第501大隊〉に転属している。絶対的な距離感と方位があり、頭の中に測量器具一式があると言われる。
※この「猪口(いのくち)」の解説は、「皇国の守護者」の解説の一部です。
「猪口(いのくち)」を含む「皇国の守護者」の記事については、「皇国の守護者」の概要を参照ください。
「猪口」の例文・使い方・用例・文例
猪口と同じ種類の言葉
- >> 「猪口」を含む用語の索引
- 猪口のページへのリンク