測量器具
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 08:16 UTC 版)
アリダード、アリダード表 求心器と鍾球 - 平板が水平なとき、求心器の尖端を図上の測点に合わせれば、求心器の他端に吊された錘球によって図上の点を通る鉛直線がつくられる。錘球の先端を見ながら地上の点と一致させる作業を行うときに使用する 磁針箱 - 長さ10cm内外、磁針を納めた長方形の箱で、磁北の方向を知る。打撃を受けると急速に帯磁が劣化するので、不用のときは必ずネジを締めて磁針を固定しておくことが必要 平板、平面テーブル - 測板、または図板で、一般用として40cm×50cm、厚さ2cm程度の合板製が多い。表面は反ったり割れ目のない平滑なものであることが条件である。図紙を張って使用する ダンプレベル (Dumpy level) メジャー (測定機器)テープ(調査用) 巻き尺 - 布巻尺は、乾湿に弱く耐久性に欠けるので、現在はガラス繊維を芯にして塩化ビニルで被覆したものが用いられる。この巻尺は軽くて水中にも使用でき取扱いが簡単である 鋼尺(スチールテープ) - 薄い帯鋼(ステンレス)にmm単位の目盛をつけたもので、温度や張力によって、多少伸縮するが、計算で補正できるので精密を要する測量に用いられる。ただし、折損しやすく通電するので取扱いに注意を要する インバールテープ - ニッケル合金でつくられたテープまたはワイヤー形の巻尺であって、温度膨張係数が非常に小さく、また10~15kgの張力では、ほとんど伸びないので、特に三角測量の測定のような高い精度の距離測量に使用される ポール(調査) ガンター氏測鎖 エンジニアのチェーン レベル 水準儀 水平器 - 簡単な水平を出す器具で、これには結ばれた静水面の高さが等しいことを利用したゴム管、水平器や気泡管を埋め込んだ木製水平器などがある ハンドレベル - 長さ15cm、径3cmほどの金属製円筒の上部に小さな気泡管を取り付けたもので、使うときはこの円筒を片手で握り、ほぼ水平にして視準孔からのぞくと、水平器の気泡が眼にうつる。鏡筒を上下に傾けて気泡が中心にある横線で二等分されたとき、目的地に立てた箱尺の目盛を横線で読む レベルスタッフ (Level staff) 箱尺(スタッフ) 標尺 - 幅9cmの木箱(または軽合金製)の面上5mmごとに目盛りを付けたもので、普通は3段に引き伸ばすと5mとなる。望遠鏡の付いた水準儀で読むときは、箱尺の目盛の一部分が拡大されて視野にうつるので、5mm以下の端数目盛は目測で1mm刻みで読み取る。箱尺はすでに高さの与えられている測点や、これから高さを求めようとする地点に立てる測器である 量水標 測距棒 (Prism (surveying)) プリズム(コーナーキューブ・レトロリフレクター) 三脚 角柱コンパス (角度測定) 縄 - 古代から土地の測量に利用されていた。シュルバ・スートラは祭壇の寸法を縄で測ることから「縄の経典」とも呼ばれる。日本では所有権を示すために縄を張っていたことから「縄張り」という言葉が生まれた。
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